インペリアル・ポースレン・オブ・清朝
-華麗なる宮廷磁器-
2006年9月30日~11月26日
静嘉堂文庫美術館
中国陶磁史上、清時代(1644~1911)は、その装飾技術や焼成技術において頂点を迎えました。ことに景徳鎮官窯で制作された宮廷使用のやきものの美しさは格別です。すでに元~明時代に制作されていた青花(染付)、上絵付技法の五彩や豆彩、単色釉磁器はさらなる発展をみせ、清初・康煕から雍正帝の時代には、ヨーロッパの無線七宝の技術を採用した粉彩技法を開発し、絵画に遜色ない華麗な磁器を世界に先駆けて焼成しました。日本で随一と賞される静嘉堂の清朝陶磁コレクションが、この秋一堂に会します。どうぞご期待ください。
清朝の陶磁器が約90点もが展示されている。数が多いので圧巻。
入り口に
49 重美《青花臙脂紅龍鳳文瓶》一対 「大清乾隆年製」銘
が一対で展示されている。青花と臙脂紅のピンクで華やかな大瓶。
冒頭に技法などの説明がある。
-暗花:線刻による装飾技法の一
-臙脂(えんじ)紅:粉彩の絵具の一。金を呈色材として高価な絵具で失透性の華やかなピンクが特徴。「金紅」ともいう。康熙年間に官窯で開発された。
-火焔紅:銅紅釉の一
-貫入
-五彩:famille vert;
-青花:Blue and white
-青磁
-素三彩:磁胎の三彩。雑彩もその一種。Yellow Hathrow, Black Harthrow
-茶葉末:鉄を呈色材とする。日本では蕎麦釉ともいう
-銅紅釉:
-豆彩:
-堂斎銘
-粉彩:famille rose
-抹紅:
-琺瑯彩:宮廷内工房の内務府造辧処の琺瑯作において粉彩技法により絵付けをした陶磁器
-釉裏紅:釉下に施す下絵技法の一つ、日本では辰砂ともよぶ
-陽刻:浮き彫り
技法の差は判別することは無意味なくらい官窯の優品が並ぶ。その中でも目に付いたものをピックアップして、いくつかはメモを付けた。
18*《豆彩八仙文杯》8口 康煕年間; 白地の小さな文杯。
19《五彩花卉文杯》12口 「大清康煕年製」銘;白地の小さな文杯。
24《五彩万寿桃文盤》「大清康煕年製」銘;桃のピンクが絶妙。
30*《粉彩菊蝶図盤》 「大清雍正年製」銘
34《青花雲龍文盤》2枚「致遠堂製」銘;あまり図は凝っていないので民窯でしょうか
35《青花釉裏紅八仙文瓢型温酒器》「養和堂製」銘;造形が楽しい。
36《粉彩梅花喜鵲図碗》「大清乾隆年製」銘 (白地の琺瑯彩);白地に梅花喜鵲図が描かれる。優品。
37《粉彩瑞果文碗》一対「大清乾隆年製」銘
45《青花紅彩龍濤文盤》一対のうち「大清乾隆年製」銘;青花の波濤文の上に、紅彩龍で中央に一匹、回りに龍4匹を描く。中央の龍は、S字の胴体から左右にまっすぐ曲げずに手足4つを伸ばしている。なんとも可愛らしいポーズ。
46*, **《青花黄彩雲龍文盤》「大清乾隆年製」銘;
47《臙脂紅吉祥唐草文香炉》「大清乾隆年製」銘
49* 重美《青花臙脂紅龍鳳文瓶》一対 「大清乾隆年製」銘
51**《粉彩百鹿図壺》「大清乾隆年製」銘;山水を背景に躍動的に描かれた鹿が見事。
52《豆彩八吉祥唐草文龍耳瓶》「大清乾隆年製」銘
53*《粉彩梅花喜鵲図象耳瓶》「大清乾隆年製」銘;瓶の首はpale blue、胴は白地。見事に装飾的に描かれた梅花喜鵲図。象耳が可愛らしい。
62《粉彩柘榴文双耳瓶》「慎徳堂製」銘
63《粉彩歳寒三友図盤》一対 「慎徳堂製」銘
64《粉彩蓮池鴛鴦文碗》「慎徳堂製」銘;
78*《黒釉輪花盤》2枚「大清雍正年製」銘;菊花形。
84*《青磁象耳瓶》「大清雍正年製」銘
85*《青磁象耳瓶》「大清雍正年製」銘
*ちらしに写真有り
** webに写真あり
(16日)
-華麗なる宮廷磁器-
2006年9月30日~11月26日
静嘉堂文庫美術館
中国陶磁史上、清時代(1644~1911)は、その装飾技術や焼成技術において頂点を迎えました。ことに景徳鎮官窯で制作された宮廷使用のやきものの美しさは格別です。すでに元~明時代に制作されていた青花(染付)、上絵付技法の五彩や豆彩、単色釉磁器はさらなる発展をみせ、清初・康煕から雍正帝の時代には、ヨーロッパの無線七宝の技術を採用した粉彩技法を開発し、絵画に遜色ない華麗な磁器を世界に先駆けて焼成しました。日本で随一と賞される静嘉堂の清朝陶磁コレクションが、この秋一堂に会します。どうぞご期待ください。
清朝の陶磁器が約90点もが展示されている。数が多いので圧巻。
入り口に
49 重美《青花臙脂紅龍鳳文瓶》一対 「大清乾隆年製」銘
が一対で展示されている。青花と臙脂紅のピンクで華やかな大瓶。
冒頭に技法などの説明がある。
-暗花:線刻による装飾技法の一
-臙脂(えんじ)紅:粉彩の絵具の一。金を呈色材として高価な絵具で失透性の華やかなピンクが特徴。「金紅」ともいう。康熙年間に官窯で開発された。
-火焔紅:銅紅釉の一
-貫入
-五彩:famille vert;
-青花:Blue and white
-青磁
-素三彩:磁胎の三彩。雑彩もその一種。Yellow Hathrow, Black Harthrow
-茶葉末:鉄を呈色材とする。日本では蕎麦釉ともいう
-銅紅釉:
-豆彩:
-堂斎銘
-粉彩:famille rose
-抹紅:
-琺瑯彩:宮廷内工房の内務府造辧処の琺瑯作において粉彩技法により絵付けをした陶磁器
-釉裏紅:釉下に施す下絵技法の一つ、日本では辰砂ともよぶ
-陽刻:浮き彫り
技法の差は判別することは無意味なくらい官窯の優品が並ぶ。その中でも目に付いたものをピックアップして、いくつかはメモを付けた。
18*《豆彩八仙文杯》8口 康煕年間; 白地の小さな文杯。
19《五彩花卉文杯》12口 「大清康煕年製」銘;白地の小さな文杯。
24《五彩万寿桃文盤》「大清康煕年製」銘;桃のピンクが絶妙。
30*《粉彩菊蝶図盤》 「大清雍正年製」銘
34《青花雲龍文盤》2枚「致遠堂製」銘;あまり図は凝っていないので民窯でしょうか
35《青花釉裏紅八仙文瓢型温酒器》「養和堂製」銘;造形が楽しい。
36《粉彩梅花喜鵲図碗》「大清乾隆年製」銘 (白地の琺瑯彩);白地に梅花喜鵲図が描かれる。優品。
37《粉彩瑞果文碗》一対「大清乾隆年製」銘
45《青花紅彩龍濤文盤》一対のうち「大清乾隆年製」銘;青花の波濤文の上に、紅彩龍で中央に一匹、回りに龍4匹を描く。中央の龍は、S字の胴体から左右にまっすぐ曲げずに手足4つを伸ばしている。なんとも可愛らしいポーズ。
46*, **《青花黄彩雲龍文盤》「大清乾隆年製」銘;
47《臙脂紅吉祥唐草文香炉》「大清乾隆年製」銘
49* 重美《青花臙脂紅龍鳳文瓶》一対 「大清乾隆年製」銘
51**《粉彩百鹿図壺》「大清乾隆年製」銘;山水を背景に躍動的に描かれた鹿が見事。
52《豆彩八吉祥唐草文龍耳瓶》「大清乾隆年製」銘
53*《粉彩梅花喜鵲図象耳瓶》「大清乾隆年製」銘;瓶の首はpale blue、胴は白地。見事に装飾的に描かれた梅花喜鵲図。象耳が可愛らしい。
62《粉彩柘榴文双耳瓶》「慎徳堂製」銘
63《粉彩歳寒三友図盤》一対 「慎徳堂製」銘
64《粉彩蓮池鴛鴦文碗》「慎徳堂製」銘;
78*《黒釉輪花盤》2枚「大清雍正年製」銘;菊花形。
84*《青磁象耳瓶》「大清雍正年製」銘
85*《青磁象耳瓶》「大清雍正年製」銘
*ちらしに写真有り
** webに写真あり
(16日)