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戦えぬ中国軍の実態――人民軍のNo.3が暴露 :240413情報
中国共産党の人民軍にNo.3の可衛東という人がいます、彼が全人代で演説した話が伝わってきました。今の人民解放軍は戦えない軍隊になって駄目だと言っており、極めて装備も訓練もいい加減であるため、No.3が怒って喝を入れているということです。これは我々にとって良いニュースであると言えます。国際政治学者の解説です。
中国人民軍のNo.3である可衛東が、今の人民軍では戦争ができないと暴露した話です。これは我々にとっては良い話ですが、安心して枕を高くして寝ていいというわけにもいきません。
中華人民共和国の軍のNo.3である中央軍事委員会副主席の可衛東が全人代の内部会議で、軍の腐敗や士気の低下を露骨に話しました。今の軍は実戦の役に立たないと言って喝を入れたのです。3月11日に全人代は閉幕しましたけど、その中でどのような話をしたかということが漏れ伝わってきています。
そこで可衛東は「欠陥のある兵器や装備ではまともに戦えない。訓練不足も大きな問題である。軍内部の腐敗もあるし、士気の低下を鋭く指摘した」と報じられていました。
これを香港のサウス中国・モーニングポストが報道しています。その他にも軍隊内部での偽の戦闘力を厳しく取り締まらないといけないと言った上で、腐敗幹部の取り締まり強化についても指摘していました。中国では李尚福国防大臣が昨年10月に理由を明確にしないまま失脚し、更迭・解任される事件もあったくらいです。しかも、ロケット軍の幹部は次から次へと更迭されました。
この可衛東は「軍隊内部の訓練がおざなりになっていて指揮が緩んでいる。夜間訓練の筈なのに昼間のうちにやって、夜間訓練をしたことにしてごまかしているという実例もあげた。訓練が形骸化していて実戦の役に立たない」と喝を入れたのです。
人民軍の戦闘能力が低下しているということは、我々にとっては良いニュースでしょう。軍が腐敗していて、習近平がお気に入りの人間を大事なポジションに全部つけたのですが、その人たちが腐敗をしていて汚職を一生懸命やって、軍人としての能力を全く発揮していないのでクビにせざるを得なかったのだと思います。
これは軍ではありませんけど、外務大臣の方も王毅前外務大臣が兼任しているのです。
彼は党の方の仕事もしているので、王毅は非常に忙しいでしょう。今度の全人代で代わりの人間が指名されるのではないかと言われていたけど指名されませんでした。秦剛外務大臣も理由がはっきりしないまま首を切られているわけです。
そうすると、誰にしようかと言っても「帯に短し、襷に長し」ということで、どの人間をどの程度信用して良いのかわからなくなって、外交も軍の方も大混乱しています。中国は今も威勢のいいことを言って、日本に対する軍事的圧力は相変わらずあるので甘く見てはいけません。
内部が相当大混乱していて、今すぐ戦えるような軍ではないということです。戦闘能力が非常に落ちていることは事実だと思います。我々にとっては大変良いニュースと言って良いでしょう。
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