あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

節分・・そして「雪!」

2008-02-03 16:38:44 | Weblog
今日は節分ですね。
我が家も「一夜飾りはよくない」ということで昨夜から
ひいらぎ&目刺を玄関に。。

今日は豆まきをこれから行い、恵方巻きをいただきます。
めざしもいただきます、もちろん。
しかし、関東の方にとり「恵方巻き」は90年代に
「そういう行事があるの!?」と知ったのではないでしょうか?
楽しいですよね、太巻きをその年の恵方に向いて
いただく、というのは。
ワイルドな感じだし。

これだけあっさりと全国的に広まった理由は「楽しい」
「イベント感」だけではない、という指摘があります。
なぜなら、「それだけで夕食がすむから」
私はこのことを知ったときに「は?」と思ったのですが
「確かにねえ・・」とも思いました。
楽です。太巻きだけだすことが許せる人だったら。

食卓に恵方巻きだけ!さみしいなあ・・・と私は感じますが。
ご自分で作るならまだしも、買ってきた太巻きだけというのは
なんだか・・・
ま、それぞれの家庭のやり方ですから、ね♪

さて、注文していた「煎り酒」が届きました。
お酒ではありません。調味料です。
お酒と鰹節、梅干しを煮詰めてつくられる、お醤油変わりになる
調味料です。江戸時代からあったんですよ。
白身(ヒラメやカレイ、イカやタコ)にのお刺身にぴったりです。
タラチリにも!湯豆腐や冷奴は言うまでもありません。
卵かけごはんにもよさそうです。
お浸しやサラダにも。
私は銀座の三河屋さんのを注文したのですが、
一ビン600円。
手間がかかっているわりに手頃です。

外は雪。
青梅マラソンも中止ですね。
明日の朝、道は凍っているでしょう。

先ほど、町内を見てまわってきました。
細い道は雪がつもり、出ることが大変そう。
我が家の近所も細い道なので、雪かきでひと汗かきました。

塀の中の現実からみた日本の福祉

2008-02-03 09:51:54 | Weblog
昨日、西多摩社会福祉会主催で行われた山本譲司さんの
講演のテーマです。
山本譲司さんは衆議院議員2期目のときに秘書給与詐取事件で
懲役1年6か月の判決を受け、受刑したのでした。
(実際には模範囚で1年2か月ほどで出所したでそうです)

日本の受刑者の高齢者率、知的障がいや、精神障がいをもつ
受刑者の多いことのデータがだされました。
知能指数も99以下が圧倒的に多いのです。

刑法39条には「心身喪失者・心神耗弱者は罰せられない」と
ありますが、「刑法39条を適用することは滅多にない」そうです。
30円盗んだ、120円のおにぎりを万引きした、ということで
「窃盗罪」で服役する受刑者。(実際の話です)
精神鑑定などで多額の費用や時間を30円、120円のおにぎりの
ために「かけてられない」からです。

「こういう人を世間においておいたら危ない」
「何をするかわからない」という気持ち、ありませんか?
いまの司法の世界はそういった「体感的判断」で
刑務所に送られるケースが多いそうです。
措置から「契約」になったことでますます増えているそうです。
なので、受刑者が増えている。

山本さんが服役していた黒羽刑務所の「寮内工場」の
ビデオが紹介されました。
山本さんはここで受刑者の「お世話係」をつとめたそうです。
日常的に失禁者があとを絶たず、のべつ奇声が飛び交っています。
また、自分が今どこにいるのかわからないし、何をしているのかも
理解できない受刑者もいます。
「工場」というより「福祉作業事務所」、でも
作業をしているのではなく「時間つぶし」です。

こういった受刑者が出所した後が問題だといいます。
「受け入れ先」「生きていく術」がいまの日本には
ありません。
現在の民間ボランティア的な保護司制度では間に合わないのです。
保護観察行政の機能強化が求められるし、受け入れるための
更生保護施設的位置づけのシェルターも必要ではないでしょうか。

今後、新設される法務省・社会復帰センター(半官半民の刑務所)に
おける特化ユニットの動向に注目です。