あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

厚生委員会

2010-09-16 16:18:26 | Weblog
今日は一週間前の猛暑が信じられないほどの涼しさ。
こういう時に「秋バテ」が起きるらしいです。
注意、注意!

午後から厚生委員会でした。

「保育所の給食外部搬入はせず、自園調理方式の維持を
求める陳情」の審議。

現状の穂的な枠組みの中で、保育所における食事提供がどのように
位置付けられているか、というと厚生労働省が定める児童福祉施設の
最低基準の第11条の食事に、外部搬入は認められない、とあります。
しかし一部の地域では特区申請をして、認めているところもあるのが
今の現状。
それに対して、昨年の12月15日の閣議決定で、
「地方分権推進計画」の中に児童福祉施設の設備、および、運営に
関する基準を条例で委任することがあり、このことが基準を
緩和させているのが実態だと考えました。

そこで、条例の制定主体は都道府県、指定都市、中核市および、
児童相談所設置市に委任することとなっているので、
羽村市の場合は東京都となることから、東京都がこの閣議決定を
受けてどうなっているか?を確認。

東京都はとくに動きはない、ということ。

また、仮に、将来、「外部搬入をしたい」という保育園があった場合、
東京都に羽村市の意見書を添付い、東京都に提出することに
なるのですが、認められる場合には5つの要件(それも相当に
細かく規定されている)を満たしていなければならない。

事実上、外部搬入を可能とする道はまずなかなかに困難なことで
あることなのです。

外部搬入については、先日の私立保育園の園長先生との懇談会でも
「自園調理方式を守っていく」ということを
確認できていましたし、今日の委員会で、市の「自園調理方式を
維持していく」という姿勢も確認できました。

国が外部搬入を自治体の判断で、可能とする方針を出したことに
ついては、全国レベルで考えた場合には地域の様々な事情によって
外部搬入をしなければ、保育所を維持できないケースも
あることは想像できるところ。
なので、妥当なこと、と考えました。

しかし、羽村市は現在、外部搬入を行っていませんし、
先日の私立保育園の園長先生との懇談でも
「自園調理方式を守っていく」ということを確認できていましたし
今日の委員会では市の「自園調理方式を維持していく」ということは
確認できました。
なので、この陳情の出していただかなくとも、羽村市としては
現状では、まず、外部搬入ということがあり得ないので
この陳情自体、出していただくことの必要性を
認めることもないと、考えました。

ただ、羽村市として、しっかりと自園調理方式を基本として
子どもの食を守っていく立場を貫いてほしい!ということで、
私は趣旨採択としました。

結果、「趣旨採択」となりました。

本当にこの陳情、悩んだ結論でした。私は・・・