あかねの出来事

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「日本国民」が日本農業を育てる

2012-01-26 09:40:04 | Weblog
昨日は羽村市農業委員会研修に
経済委員会として参加させていただきました。

東京農業会議の原修吉事務局長を講師にお招きし、
「農地にかかる法・制度と農業を取り巻く情勢、並びに今後の課題」と題し、
農地法、生産緑地法、相続税納税猶予制度について、
そしてTPPにからめた農産物の輸入と地域農業について、
2時間ほど、講義を受けました。

平成21年に農地制度の見直しが行われました。
農地を最大限に有効利用するために
 ・農地法の目的などが見直し
 ・農地を利用する者の確保・拡大
 ・農地の面積集約の促進
 ・遊休農地対策の強化
がなされ、利用の促進が図られるようになりました。
されに、農地税制の見直しもされました。
これ以上、農地の減少を食い止め、農地を確保するために  
 ・農地転用規制の厳格化
 ・農用地区内農地の確保
によって転用期待の抑制も行われています。

生産緑地法と都市計画法の関係についても講義がありましたが、
これは悩ましい関係。
街づくりと農地の保全の関係は難しい!

最後にTPPについて、説明もあったのですが
「日本国民」が日本農業を育てる、という言葉に
惹かれました。

私たちが日本産の農産物を食べれば、輸入自由化も
怖くない。ということです。
自給率40%は生産量ではなく、消費量が左右する、ということ。
旬の野菜を食べる、日本の野菜を食べる、羽村の野菜を食べる、
これが「当たり前」に普通にできる消費者が
増えればいいのです。


「胡瓜が高騰!」と先日テレビで放送してましたが、
冬に夏野菜である胡瓜を食べることが
はたして、「普通」なのか?と思ったものです。


「日本国民が日本の農業を育てる」
つまりは「羽村市民が羽村の農業を育てる」という
ことなのだなあ・・・と想いを深くした研修会でした。