昨日は議会最終日。
午前中に、閉会、その後の全員協議会、委員会も
ことなく終了。
午後から打ち合わせでした。
その席で、「税金、高すぎるよ!あかねさん!」と。
市民税・都民税の納付書が送付されてきて
「高いなあ!!」とおののいたそうでした。
先日、税金について議論していたときに
「僕のように、独身で、30代である程度、
収入がある人からは、税金をとってもかまわないと
思う。消費税だって、日本は低すぎる。
政府は、収入を増やさなくてはだめだよ。
一番の問題は国債を発行し、借金を増やしてしまうことだ!」と
発言したので
「まあ、こういう若手がそういうことを考えていたとは!」と
驚いたのでした。
しかし、実際に納付書に記載されている額(88万円くらいらしい)を
見ると「たかいなあ!こんなに収めるの?」と
思ってしまったらしいです。。
「無駄を削減しなければダメだ!」と
先日の理論から、逆行してしまうことを私にこぼすので
これも「あらら・・・」と思ってしまった私でした。
細野真宏さんの著書を読めばわかるけれども、昨日の
話の中でも、同様な意見が交わされました。
「無駄の削減」というけれども、
日本の支出、社会保障費をのぞく、「教育費」「防衛費」
「公共事業費」「警察・消防費」はOECDの国際比較(対GDP比2007年)
を調べると、最下位。お金を使っていないのです。
日本の高齢化率は現在では世界一で、「高齢化率が世界一」という
ことはいまや常識となりつつあります。
なので、社会保障費の支出は圧倒的に多いだろう!と
「社会保障費」を含めたすべての支出をみても、高齢化率が
日本は圧倒的に支出が低い。
世界的にみても支出が低いのに、800兆円を超える
(先進諸国の中でも、一番多い!)ダントツワースト1に
日本がなってしまったのは「国の収入が低い」ことに
ほかなりません。
(OECD諸国の中でも国民の税負担率は最下位から2番目。
低負担なのです。)
「公務員の人件費の削減」もよく言われる
ことですが、OECD諸国の中では最下位で低い水準。
「無駄の削減」で捻出できる金額は、それほどでもないから
事業仕分けでの財源確保が、難航した、
期待以上のものでなかった、ことも
言われますが、さらなる事業の見直し、洗い直しによって
削減できるものもあるのでは?と考えています。
また、税金の使われ方、天下りへのあり得ない報酬など
私たちがいままで知らなかった、見えなかったことが
明らかとなったことも事実!
昨日は、「消費税の増税」には「ある条件」が
きちんと示されて、実行されるならば賛成!という意見がありました。
「消費税の増税分が社会保障に充てる」ことがしっかりと約束、補償
されているならば・・・・ということ。
この条件なら「増税」は「社会保障を受けるための代金」と
イコールだから。
(自民党さんはこのことをマニフェストに掲げています。
しかし!!
前政権時代、利権やら、天下り、等など私たちが知りえない
税金の使い方、見えない使われ方・・・の構造をつくりあげた
ことを考えると、本当にそうなの??と疑ってしまう)
消費税があがると、値上げとなるので、生活は厳しく
なりますし、
「低所得者の生活がさらに苦しくなる!」という意見も
ありました。
でも、基本的に所得の多い人は消費傾向も高いので、消費税も
多く払うことになると考えています。
「消費税の増税分をすべて社会保障にあてる」という状態だと
高所得者から集めた消費税と、低所得者からの消費税を
使って、全ての国民に平等に社会保障の充実が行われるのですから、
低所得者の方は収めた分より、多くのサービスを
受けることができる、と考えれば、
低所得者の方は結果的にはメリットが多くなる、ということに
なる、という意見は大変、理解できるところ。
なので、今回、菅首相は「10%アップ」を表明しましたが、
税制の抜本改革を超党派で実現してほしい。
将来の不安を払しょくする政策を示し、実現してほしい。と
一人の国民として強く願わざるを得ないのです。
「強いリーダーシップ」に期待し、地域で参議院選挙に向けて
地域の議員として頑張ります。