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7日の午後、特別支援教育講演会に参加しました。
午前中は経済委員会、その後は調査活動を行い、会場には滑り込みセーフ!
「子どもの発達について~困っている子の学校・家庭での関わり方~」と題し
中央大学文学部人文社会学科心理学専攻教授 山科満先生が
発達障害を持つ、学童期から思春期のこどもへの
関わりについて、お話しをなさいました。
先生ご自身、精神科のドクターでもあるので
実際の事例を交えながら、子どもへの関わりについて
具体的なお話しを伺うことができました。
私が「はっ」としたことは、
「社会に障害(障壁)がある」ということ。
先生は熊谷喜一郎氏の
「障害とは多数の特徴に合わせたデザインされた制度・道具・規範などの
人為的環境と固有のインペアメント(不具合)との間に齟齬が
生じることにより、依存先が減少し、さまざまなことが
できなくなること」という言葉にであってから
「障がい」と平仮名表示をすることはやめたそうです。
障害は本人の側にあるのではなく、社会の側にある!
私も脚の怪我をして、脚が腫れてしまい、足首も痛くなり、
歩くことがかなり辛いときがあったのです。
階段は上り降りすることが困難で、
電車のホームでエレベーターやエスカレーターを利用せざるを得なくなったのです。
ところが、エスカレーターやエレベーターがホームの遥か彼方に設置されていると
そこまで歩くことが本当に辛かったですし、階段でしか行けないお店は
入ることをあきらめました。
脚の不自由な方の辛さ、不便さを身に染みて感じました。
まさしく「社会の壁」。
(いまも怪我は完治していませんが、元気に歩くことができています)
発達障害を持つお子さんが生きやすい環境、社会を
つくる、支援していくことの必要性を学んだ講演会でした。
社会の壁を取り払うこと!
私たちに求められていると思います。