このところ、日曜日はヒマしている。
昨年度はいつも通りの時間に起きて、すぐにテレビのスイッチを入れる。
昔の大河ドラマ『太平記』を視るのが週課だった。
本放送の時もほぼ欠かさず視ていたんだけど、今思うと惰性だったかも。
たしか、視聴率もよかったらしい。
話の筋にはどうにかついていけものの、如何せん馴染みが薄い時代の話だったので、
面白いとは感じていなかったような。
(なので、のちのちまで記憶に残るということはなかった)
30年近く経って、改めて視たら面白かった。
まず、鎌倉時代末期のあんなこんながね。
時間が経って、私も関西から関東に移り住んで、鎌倉およびその周辺へもちょいちょい行くようになったし、
茶道の勉強が進んで、鎌倉時代末期の喫茶文化の理解も深めたこともある。
(金沢貞顕が登場していて感動した)
で、そのまま南北朝の動乱までなだれ込んで。
今回は毎回愉しみにして、不在の時は録画予約をして視ていた。
そして、今年度。
なんと、『黄金の日々』。
松本白鸚がまだ市川染五郎を名乗っていた頃だ。
覚えてはいるけど、毎週は視ていなかった。
両親が欠かさず視ているのを横でたまーに視る程度。
最初の3ヶ月がテレビを視る時間なかったので、
途中からじゃ、ついていけないなと。
ただ、千利休の存在を知ったのはたぶんこのドラマじゃなかったかなぁ。
(今ひとつハッキリした記憶がないけれど、茶道を習おう!と思った時に千利休という人がいることは把握していたから)
放送時間も前回のシリーズまでは朝6時だったのが、今回のシリーズから6時45分となったので、
最近は早朝散歩に出て、この時間までに戻るようにして、それから視ている。
たしか、父親が城山三郎の原作小説を買ってきたので、それは読んだなぁ。(←かなり前に)
「城山三郎にしては、えらく平易な文章だこと」と意外に感じた。
大河ドラマの脚本とタイアップした書き下ろしだったからなのねぇ。
市川森一の脚本なので、たしかに明快な展開だったような。
呂宋助左右衛門って、架空の人物かと思いきや実在の人だったらしい。
杉谷善住坊や石川五右衛門と友達だったとか、既にエンターテイメント満載。
(市川染五郎もテレビドラマ初出演だったんじゃなかったかしら)
あんなに古いドラマが全回分、残っているとは思わなかった。
安土桃山時代の堺ということで、これから茶道や茶道具のあれこれも出てきそうだしね。
今のところ、6回まで放送されて、今井宗久と津田宗及はちょいちょい出てくるけど、千宗易は初回のみ登場。
茶道具は茶壺「松花」が出てきた。(たしか、徳川美術館が所蔵していたかと。何度か拝見したことある)
あの茶壺が交渉ごとで使われていたとは、ありそうでなさそうな、いや、なさそうでありそうな。
茶道具がどれだけ出てくるかも愉しみ。
そいうことで、当面は日曜朝は退屈せずにすみそうだ。
何週間か前、日曜日黄金の日々を見て、すぐに本棚に
城山三郎さんの本を見つけて読みました。
お茶道具が、堺の事が・・・これは必見、昨日の新聞を見ると6時45分にあったんですね。見ます、嬉しいです。
はじめまして。
私のところには原作本?はもうないですねぇ。
小説本より、ドラマの方がたくさん膨れませた内容なのでしょうね。
私はちゃんと視ていなかったので、向こう10か月間が楽しみです。