JR秋の乗り放題パスを利用しての2泊3日の旅、2日目。
10月19日(土)
少しだけ朝寝坊して、6:15起床。めざまし時計に起こされた。
歯磨き・洗顔などを済ませ、7:00すぎにキャビンイン京都河原町三条をチェックアウトした。
金木犀が香る中を三条通からと寺町通のアーケード街を南下し、錦通を西へ。
まだほとんどが開店前の錦商店街を抜けた。
烏丸通を越えて、新町通まで到達。ここで左折してお目当てのお店へ向かうも、この日は営業していなかった。
仕方ないので、そのまま南下して高木珈琲店へ行った。
久しぶりに訪れたなぁ。少し値上がりした?トースト&珈琲で550円のセット。
朝食中、外を見ると傘をさすほどではないけれど、雨がぱらついてきた。
「ころもがかえ」の上から「新ころもがかえ」を包むようにセット。
要するに、布製バックをビニール製バックで丸ごとカバーした。
蒸し暑かったので、カーディガンもバックに入れ、ボーダーの長袖Tシャツの上からコートを羽織った。
8:00すぎ、五条通のゲストハウス錺屋さんへ向かった。
お店が見えた時、胸が痛くなった。
建設中のビルと既に建っているマンションに挟まれた大正時代の町家はまるで童話「ちいさいおうち」の一場面みたいで。
痛々しい。
ゲストハウス楽座は残念なことになったけど、こっちは頑張ってほしい。
荷物を預けて、京都駅へ向かった。
これまでの秋パスの旅は中日(なかび)は宿泊場所を離れてJRで移動していた。
だけど、せっかく京都にいるのに丸一日離れるのはもったいない。
かと言って、せっかく乗り放題パスの特典を使わないのももったいない。
なので、JR沿線にあって、是非ものの美術館へだけ足を延ばすことにした。
8:29の新快速で大阪方面へ。
ちょうど京都と大阪の県境あたりで北東を眺めたら、はるか遠く、宇治のあたりに霧がたっているのが見えた。
あの切が良質な茶をはぐくむのかぁ。。。とても納得した。
9:15頃に芦屋駅に到着。
駅構内のお手洗いを利用したら、お洒落な服装の女性たち数人がメイク直しをしていて、ギョッとした。
さすが芦屋! 気合が違う。
芦屋川に出て北上、阪急芦屋川駅からはいつものルートで滴翠美術館へ向かった。
陶芸教室用に門は開いていたけれど、美術館は鍵こそ開いていたが、受付にはまだカーテンがかかっていたので、
いったん外に出て周辺をブラブラ歩いた。
眺望がすばらしい。
そういえば、大阪で勤めていた時の同僚がこの辺りに住んでいたっけ。(もうとっくに結婚して、どこかへ引っ越したけど)
なぜか、当時の町名とマンション名の記憶が蘇り、スマホの電池を惜しみつつ検索したら、やっぱり近所だった。
そこまで行く時間はなかったし、行く気もなかったけれど、「へぇ~。こういうところに住んでいたんだ」と今更ながら思った。
(当時は朝ゴミを捨てに行ったらウリ坊がいて、あわててカメラを取りに戻って激写した~という話をしていたっけ)
そんな思い出に浸りながら、ぐるっと一周して美術館へ戻ると10:00前だけど、営業中になっていたので中に入った。
『遠州と不昧』展を鑑賞。
遠州も不昧も好きなので、どうしても観たかった。渋くて、きれいで、よかった。
特に仁清の茶入がオシャレ。
MOA美術館のチラシがあった。11月1日~12月10日に「仁清 金と銀」かぁ。
予定より45分早く芦屋駅に戻った。
やはり、芦屋駅に降り立つ女性のファッションは気合が入っているわん。
ちょうど新快速が出たばかりで少し待ったけど、30分早く京都駅に戻り嵯峨野線に乗り換えた。
結構、観光客が並んでいてビックリ。そっか、嵯峨・嵐山へ行くにはこの路線だもんね。
芦屋では雨に遭わずにすんだけど、京都は雨が降っていた。
二条駅で降り、コートを羽織り傘をさした。
さて、あと半日をどう過ごすことになるのか。
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