本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

あなたも挑戦!愛宕百韻完全解読

2010年06月05日 | 427年目からの挑戦
 この企画は既に終了し、答を公開しております。
 まだ答をご覧になっていない方は2010年3月13日記載の記事を先にお読みになって、愛宕百韻の謎解きに挑戦してみてください。

 その後で読んでいただきたい答は次のページに記載されています。
   愛宕百韻の解読捜査:遂に完全解読
 次のページでは完全解読された意義を解説していますので、合わせてお読みください。
   愛宕百韻の解読捜査:完全解読の意義


【2010年3月13日記載】
 明智光秀が謀反の直前に詠んだ連歌(れんが)「愛宕百韻」(あたごひゃくいん)。
 ここに光秀の謀反の動機が詠み込まれているとされながら、その解釈に428年間迷走を続けてきました。誰も解読に成功しなかったのです。
 ところが、ようやく子孫である私の手で光秀の詠み込んだ祈願は解読されました。しかも極めて科学的な手法で。そのことは拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』に書きましたが、下記のブログにも解説しています。
 ★ 愛宕百韻の改竄を暴く(その1)
 ★ 愛宕百韻の改竄を暴く(その2)
 ★ 愛宕百韻の改竄を暴く(その3)

 ただし、解読したのは光秀の発句(ほっく;最初の句)と嫡男・光慶(みつよし)の詠んだ挙句(あげく;最後の百句目)だけでした。

 そこで、私の解釈を補強するために愛宕百韻の全文の完全解読に挑戦しました。
 そして、完全解読に成功したのです!!

 その解読結果はブログで順次説明してきました。
 ★ 愛宕百韻の解読捜査(捜査開始宣言)
 ★ 愛宕百韻の解読捜査(標的の確定)
 ★ 愛宕百韻の解読捜査(表の意味解釈)
 ★ 愛宕百韻の解読捜査(土岐氏の流れ)

 最後の答を書く段になって、少し時間を置くことにしました。2週間待つことにしたのです。なぜならば、428年目にして初めて解かれる歴史の謎を私一人で楽しんではいけないと思ったからです。
 是非、より多くの方にこの感激を一緒に味わっていただきたいのです。それが拙著や本ブログの読者の皆様にできる私の最大限の恩返しだと考えました。
 推理に必要な材料は前掲の4つの「愛宕百韻の解読捜査」記事に書きました。歴史に詳しくない方でもここに記した情報と論理的な思考とで私と同じ答を得ることができます。間違いなく!!どうせなら皆で同じ答を出してみませんでしょうか。市民マラソンの42.195キロの最後の一歩を皆で手をつないで一緒にゴールする感覚です。
 愛宕百韻を完全解読するということは428年前の光秀や百韻の参加者と時空を越えて対話できるということです。愛宕百韻を改竄した秀吉とも、です。彼らの姿が時空のもやもやした暗闇の向こうに揺らぎながら見えるような気がしませんでしょうか。
 この感激を是非皆さんと一緒に味わいたいと思います。
 この2週間、ご友人やご家族とワイワイ謎解きに挑戦してみませんか。その結果はコメント欄へお気軽に投稿してください。2010年3月23日(火)に私の完全解読結果を発表しますので、できればそれまでに。

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3 コメント

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恥ずかしながら (法丸)
2010-03-05 23:37:15
法丸です。思いついたらすぐ口にするタイプなので恥ずかしいのですが
第三の「花落つる池の流れをせきとめて」は土岐池田氏の没落をせきとめたいと解釈する。この花が桔梗だとすると流れを止める時期は秋と感じましたが如何でしょうか?
ところで、この分析結果はブログで披露しちゃうのですか!お得感いっぱいですね
返信する
仮説をいくつか… (フロイス・2)
2010-03-06 20:57:15
明智様

いつも楽しく拝読させていただいています。 和歌と川柳の区別もおぼつかない僕ではありますが、以下の3つを可能性として伺いたいと思います。

まず、通説どおり、光秀は「天が下なる」と詠み、天下簒奪の決意を示したと仮定します。 その場合、他の3人が気がつかなかったとは思えません。 気がついていたとすれば、支持か不支持を歌の裏の意味にこめて表明するはずです。 というわけで、

A. 支持

発句:今こそ土岐氏が天下を治める5月となった!
脇句:あの水音のように賛同の声が上がっている。
第3:(このままでは)花(桔梗、あるいは天皇家の菊?)をも押し流してしまう信長の構造改革を何としてもストップしよう。
挙句:それで日本も平和になる。

こんなところでしょうか? この場合、花は桔梗、菊、あるいは信長の改革で脅かされるであろう諸々の良きもの、流れは信長と彼の示す新しい日本となります。 ただなんとなく、特に最後の挙句とのつながりが悪いように感じますが…。

B. 不支持

発句:上に同じ
脇句:あの水音のように、なにやら物騒な話だ。
第3:(これは自殺行為だ!)花が落ちで流されてしまいかねないこの計画、どうぞご自重を。
挙句:とにかく平和が一番でしょう。

と、考えたのですが、ちょっと苦しいかもしれませんね。 この場合も、花は桔梗です。 流れは謀反の企て、「せき止めて」はそんな危ないことはやめてくれ、と言う訳ですが…。

次に、御著書にあるとおり「天が下なる」と詠んだ場合、他の3人にとって同意するほか無いでしょう。 土岐氏が没落した記憶は鮮明だったでしょうから。 そうすると、

発句:土岐氏は今、この五月雨に打たれているような状態だ。
脇句:(あの水音でわかるように)今このときは本当に苦しい。
第3:しかし花(土岐氏の桔梗)を押し流している水はせき止められよう。
挙句:そして平和な未来が待っている。

花は桔梗、流れは土岐氏衰退の流れで、これは法眼さんの御説と同じです。 その法眼さんのコメントを拝読して考えたのですが、桔梗が秋を示しているとすれば、この5月、すでに武田は滅び毛利も秀吉に攻められている、秋には信長による天下統一もより確かなものになり、勝ち組の明智家(土岐氏)も、次の春はのどかに過ごすことができるだろう、と言うような具体的且つ希望的観測の連歌のようにも思えてきました。 これだったら陰謀の証拠にはなりにくいですよね。 個人的にはこれが一番すっきりするように感じています。

いずれにしても、光秀の発句だけ裏の意味で、他の3人が漫然とお天気の話をしているとも思えません。 あまりのKYぶりに光秀がずっこけた…、ありえないでしょうね。 また、発句、脇句、第3、挙句、の機能が、4コマ漫画の「起・承・転・決」と同じというのも面白いですね。 では月末を楽しみにしています。
返信する
お楽しみに! (明智憲三郎)
2010-03-21 21:28:39
 明日、最終的な解読結果を公開しますので、お楽しみに!
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