狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

神輿 御浜出(おはま いで) その5

2008-11-01 22:36:02 | お祭り
神輿を担ぐにはいくつかのポイントがあります。

①担ぎ棒と肩はくっつけて、絶対に離さない事。
 一旦離してしまうと棒が肩にどんどんとぶつかり、痛くて担げなくなる。
 また、他に負担がかかり支障をきたす。
②御仮りやを廻るとき、自然と重心は外側にいってしまうので
 左側が若干沈んで傾きかげんになる。なので、少し左側の担ぎ手は
 右側より背が高いほうがいい。
③方向をつかさどるのが脇(左右4名)の役目で、内外に押したり
 引いたりして進行の調整をおこなう。
 これがうまくゆかないと、前の神輿にぶつかったり、左右に振れたりして
 みっともないのです。
④足元はもちろん、わらじである!これ以外に考えられない!
 当然狩浜のお祭りは昔からわらじである。

というように、12人が心合わせることで、あの感動の走りを見ることが
できるのです。