もうひとつの新調（牛鬼かしら）

写真は裏側。向こう側に現役のかしら。

もうひとつの新調（牛鬼かしら）

今年はもうひとつ、牛鬼のかしらの新調がおこなわれております。
原形の型を作り、それに和紙をていねいに根気良く張り合わせ、形を整えてゆきます。
その和紙によってできた（かなり固いです！）ものが写真のかしらの原形。
以上は牛鬼組の仕事です。その後
この裏側に木で補強したり、シュモク（首を出す為にかしらにつける長い棒）などを
つけたりする作業をおこなっています。仕事人は佐藤大工さん。

「お舟」新造作業、ただいま進行中 経過報告

ところで作業の進行ですが、聞きますと、写真のように板に原寸大の寸法をとり
それを忠実にパーツごとに再現してゆく工法だそうです。
設計図はなく、すべて現行のお舟を参考に作っているそうです。

「お舟」新造作業、ただいま進行中 経過報告

この夏、日本中どこもかしこも猛暑だらけ！でしたね～。
まだまだ暑さは続く・・・・とのこと。西予市宇和町で３８度をこえたあたりでは
もう毎日を普段どうりに生活するのもやっとの状態でした。

さてそんななかでも、お舟の新造を請け負っている三好大工さんのところでは
着々とお舟が仕上がっております。
８月末現在、後部分の仕上げにかかっていて、最後のヤマを迎えております。
この部分は細かい部分が多くて大変であるとのこと。
工房内は大変な暑さとなっていますが、がんばって下さい！