狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

新年度、狩浜はお伊勢踊りから

2011-04-01 21:37:22 | お祭り

4月1日、公的機関は新年度、企業では入社式。あらゆる意味で今日はスタートの日です。狩浜では、お伊勢踊りから始まります。地区の安泰を願って、春日神社でその行事が行われました。

 

前日から新区長さんが境内、社殿を清掃。ここから区長さんの仕事が始まります。

10時より神事が開始され、お伊勢踊りの歌を本浦、枝浦が交互に歌い交わされます。その歌詞をちょっとご紹介します。

 「伊勢の洋田の神いくさ (くりかえし) もくりこくりを平らげて 神代(かみみよ)より国々に 千里が末も豊かにて 栄え栄えゆるめでたさや 天の岩戸の神神楽 (くりかえし) 月に六度のかぐらより ハァ~千供(せんく)より ハァ~萬供(まんく)より 代々かぐらより ソラ参るエ~ 参る下向(げこう)のめでたさや お伊勢踊りを おどりおどりて なぐさみ見れば 国も豊かに 代々(ちよ)も栄ゆる めでたさや」

これは一番歌詞。六番まであって、これを歌いきるのに約15分はかかります。またその歌詞のように、かなり古い時代のものをそのまま歌っていることもわかります。

途中でお酒、お菓子などが振舞われて、最後はお神楽で締めとなります。

 

今回わたしは初めて参加したのですが、とても興味深く、日本と言う国の奥深さ、文化の真髄、神社と言いう場所の存在的価値について思いを深くしました。

 また以下で動画でも見られます。

http://www.youtube.com/watch?v=pX7itM7pAac&feature=player_profilepage