狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

牛鬼の”なごり”について

2006-10-16 23:28:00 | お祭り
牛鬼は朝、お宮から本浦地区に降りてゆく時、写真の鳥居の前を通ります。そこで
なごりという習わしを行い、お宮とお別れをします。なごりとは、なごり惜しむと言うようなニュアンスでいいかもしれません。牛鬼はそこで、3回行ったり来たりを繰り返し、お宮とひとまずお別れして市中へと下ります。2回目のなごりは、本浦地区から枝浦地区へと移動する渡御の前に、ひとつの橋を渡る時。ここでは行ったり来たりの回数は関係なく、牛鬼の我慢比べのようなもので、渡る気持ちともっと居たいという気持ちが何回も行き戻りを繰り返すのです。一旦渡れば決して戻れません。そして最後のなごりはおかえりの前の、大狩浜の橋。ここも何回も繰り返し、最後は全速で走り抜けます。これも見どころのひとつ。このように、練りの中でもこだわりがいくつもあって、人々は大切にそれを守り伝えています。by めろんぱん


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2 コメント

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「ギーコギーコ」が聞こえる (ケイゾウ)
2006-10-17 12:20:56
お祭りのわくわく感で寝られないところに浜に建てられたのぼりが秋風に煽られ、夜中に「ギーコギーコ」と鳴く。

いくつになっても、この時期になると心がそわそわ、ついでに牛鬼におわいつけられる夢を見る。

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ケイゾウさんへ (ぶん)
2006-10-18 22:42:46
毎晩でも夢を見て下さい。
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