標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

秩父夜祭、前日の様子を探る街歩

2017-12-01 19:30:14 | 日記
祭前日の市内を歩いてみた。コースは、3日の夜(大祭)の巡行で屋台・笠鉾の出発場所の秩父神社から、集結場所のお山(御旅所)である市役所前の秩父公園まで歩いてみた。

街は準備でにぎわっているのかと思ったら、比較的静かだ。数か所で準備作業をしているところがあった。祭の最中では屋台・笠鉾の後を追い、身動きができないほど人で埋まるのに、作業をしている人しか外に出ていないのか? 殆ど人はいなかった。お店では、明日、明後日の販売品などを、室内に籠って準備しているのかもしれない。


秩父神社の境内も参拝客はまばらだった。秩父のライバル酒造がそれぞれ酒だるを奉納していた。


ここにも秩父の酒造所の樽が奉納されていた。


テントと椅子が準備されている。


設置されたゴミ捨て場。


巫女さんが神事を行っていた。


小さな庭園の紅葉がきれいだった。

神社を出てまもない交差点近くで、国道の道路標識の向きを変える作業に出くわした。屋台・笠鉾の巡行の妨げになるのだろう。通常は運転手に見えるように、道路に突き出ていた看板を、道路と平行になるように向きを変えていた。背高の屋台・笠鉾がスムースに巡行できる。


看板を移動する前。


クレーンで釣りながら、90度回転して、道路と平行に設置した。

 
中町の屋台は、この収蔵庫に格納されている。明日の出番を静かに待っているようだった。


八尾百貨店の駐車場に秩父歌舞伎の舞台を作っていた。


観覧席の入り口。ここは民間の立ち見観覧席だ。


御旅所の桟敷席。階段状になっていて、競技場の観覧席のようになっている。ここからだんご坂と、坂を登る屋台・笠鉾が見られる。10月ごろから予約で、一人7、8千円するそうだが、だいぶ前に売り切れているという。


だんご坂。見たことはないが、坂を上る屋台は圧巻だとのこと。写真では分かりにくいが、最後の数メートルは急坂だ。雪や雨で滑ることがある。この坂を屋台が登れない時もあったそうだ。今日も時雨模様で武甲山に雲がかかっていた。雪が降ってもおかしくない寒さだ。明日、明後日はどうだろうか?


だんご坂の手前と登った御旅所側にのぼりが1対ずつ、計4本立っていた。


簡単な飾りつけはされているが閑散とした通り(聖人通り)。宵宮の後半、屋台・笠鉾はここを通り、だんご坂を登り御旅所に向かう。正面は羊山。花火も見える。屋台と花火が重なるポジションとのこと。


川瀬まつり(夏)と夜祭り(冬)に使う市内の一部の道路は、電線が地下に埋設されるらしい。

今日の帰り道は御旅所から、馬場通りに出て秩父神社に戻った。


東町屋台の収蔵庫。この屋台は夏の川瀬まつりで活躍するという。


立派な旧家の門。祭りのためだろうか、しめ縄に垂れさがった紙飾り(紙垂 (しで)というそうだ)と提灯。

<今年は、宵宮(2日)と大祭(3日)が、土曜日、日曜日だ。来てみたいけれど、ちょっと躊躇する。寒いのは、この時期だから我慢しなければならないけれど、混雑が気にかかる。3回ほど夜祭りに来たが、その内一度は、自分の意思では身動きできない状態で、屋台の後をただ押されるままに見学した。まるで、200%近い満員電車の中で祭のモニターを見ているようだった覚えがある。

この思い出があったから、わざわざ前日の今日、来たのだと思う。しかし、あたりまえだが、祭の感はほとんどない。


このポスターを見ながら思った。やはり、祭だから勇気を出して明日か明後日に来るしかないかな?
コメント
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