15日の「あさイチ」のプレミアムトークのゲストは、歌舞伎役者、俳優など多方面で活躍されている、九代目松本幸四郎さんだった。淡々と話される内容は、俳優など多くのいままでのゲストとは趣が異なっていると感じた。歌舞伎調でもなく、ドラマのセリフでもなく、重く流れるように話す内容には含蓄の深みがあった。
タイトルにあげた「人生これからがおもしろいよ」というのは、松本さんのことばではなく、40代の時に父が亡くなるなどつらいことがあった時、ある人から言われたことばだ。「夢というのは、ただ夢見ることでもなければ、夢を語り合うことでもない。夢をかなえようとするその人の心意気だよ」という。その後「ラマンチャの男」の1,000回講演が終わった後、ことばを求められ、自ら「夢のための夢でなく、男60歳すぎてから見る夢が本当の夢だ」と発言した。それを発した松本さん自身も「俺も捨てたもんじゃない」と思ったそうだ。
インタビューはこの後も続き、暫くして司会者のイノッチさんが「先ほど、これからの人生が楽しいよとおっしゃいましたね」とフィードバックした時に、松本さんは間髪入れずに「人生これからがおもしろいよ」と訂正した。そして、「おもしろいというのは深い意味がある。いろんな意味がある。もちろんおもしろくないこともある」と言う。
さらに「イノッチさんのおもしろいも意味もいろんな意味があるから...」という。イノッチさんが「深い意味があるんですね」と応えると、松本さんは左側にいるイノッチさんの方を流し目がちに見ながら、「それが分からないようじゃだめだよ」と発言した。松本さんはこれ以上、「おもしろいこと」の言葉の説明はされなかった。画面は松本さんのアップしか映してなく、イノッチさんの「なるほど」という応答があった。
この発言の前から、松本さんは、何回か、「イノッチさんも(わかると思うけど...)」というようなニュアンスの発言をされていた。イノッチさんを同じ俳優として、仲間として見ている松本さんの心遣い、心の広さを示していた。それでいて、流し目でイノッチさんに言った言葉は、重みがあった。きっとイノッチさんも松本さんのメッセージを感じとったに違いない。
タイトルにあげた「人生これからがおもしろいよ」というのは、松本さんのことばではなく、40代の時に父が亡くなるなどつらいことがあった時、ある人から言われたことばだ。「夢というのは、ただ夢見ることでもなければ、夢を語り合うことでもない。夢をかなえようとするその人の心意気だよ」という。その後「ラマンチャの男」の1,000回講演が終わった後、ことばを求められ、自ら「夢のための夢でなく、男60歳すぎてから見る夢が本当の夢だ」と発言した。それを発した松本さん自身も「俺も捨てたもんじゃない」と思ったそうだ。
インタビューはこの後も続き、暫くして司会者のイノッチさんが「先ほど、これからの人生が楽しいよとおっしゃいましたね」とフィードバックした時に、松本さんは間髪入れずに「人生これからがおもしろいよ」と訂正した。そして、「おもしろいというのは深い意味がある。いろんな意味がある。もちろんおもしろくないこともある」と言う。
さらに「イノッチさんのおもしろいも意味もいろんな意味があるから...」という。イノッチさんが「深い意味があるんですね」と応えると、松本さんは左側にいるイノッチさんの方を流し目がちに見ながら、「それが分からないようじゃだめだよ」と発言した。松本さんはこれ以上、「おもしろいこと」の言葉の説明はされなかった。画面は松本さんのアップしか映してなく、イノッチさんの「なるほど」という応答があった。
この発言の前から、松本さんは、何回か、「イノッチさんも(わかると思うけど...)」というようなニュアンスの発言をされていた。イノッチさんを同じ俳優として、仲間として見ている松本さんの心遣い、心の広さを示していた。それでいて、流し目でイノッチさんに言った言葉は、重みがあった。きっとイノッチさんも松本さんのメッセージを感じとったに違いない。