今回の西日本豪雨で、甚大な被害が出た地域での避難指示が堤防の決壊後に出たという。水位が決壊レベルまで行かなかったからだという。
危険な河川であるということで、改修計画があった地域だ。残念ながら、対策がなされる前のかつてない自然の驚異に襲われたことになる。
自然は人間の叡智を超える。長期間の宇宙の旅を行い、小惑星の微粒子を持ち帰ることができる時代、車の自動運転が可能になりつつある時代にありながら、人類は未だに、地球上の自然を知ることも、コントロールすることができていない。
しかし、だからといって諦めてはならない。今回の豪雨災害から学び、これからの対応を見出さなければならない。
私が中学時代だったと思う。NHK第2放送の気象通報で、各地の天気、気温、風力、気圧等の情報で、私だけの天気づくりに凝っていた時があった。予めガリ版刷りの日本地図を作っておいて、夏休みなどは、毎日の天気図を作っては、翌日、新聞の天気図と見比べる。特に気圧の等高線作りに力をいれた記憶がある。
こんな経験から、未だにテレビ番組の中で、天気予報番組は好きでよく見る。予報の報道もビジュアル化され、的中率も昔から比べると格段に素晴らしく良くなっていると思う。元のデータは気象庁が発表する気象データだ。
今回も、気象予報では、大雨の予報が為されていて、洪水や土砂災害の危険性は警戒されていた。しかし、自治体レベルの避難指示にまで活かされなかった。これは、「警報」を出すのは気象庁、「避難勧告・指示」を出すのは、自治体ということで、組織の違いから、一貫性が低下し、情報のとらえ方に差異が出てきてしまった。自治体も大雨警報は知っていただろうが、自治体の「避難指示を出すレベルまでの水位でない」というところに、誤謬があった。
この過ちを繰り返さないためには、気象庁の広範囲な「警報」レベルで、自治体も避難勧告や指示を出すようなシステムにすべきだと思う。自然は自治体単位で動いてはくれない。
次の内容を、私自身の教訓としたい。
「避難して、後に災害がなかったからといって、『避難指示』を非難しない。土地や家屋が、なによりも命が守れたということに意義を感じるという捉え方が肝心だ」と。
危険な河川であるということで、改修計画があった地域だ。残念ながら、対策がなされる前のかつてない自然の驚異に襲われたことになる。
自然は人間の叡智を超える。長期間の宇宙の旅を行い、小惑星の微粒子を持ち帰ることができる時代、車の自動運転が可能になりつつある時代にありながら、人類は未だに、地球上の自然を知ることも、コントロールすることができていない。
しかし、だからといって諦めてはならない。今回の豪雨災害から学び、これからの対応を見出さなければならない。
私が中学時代だったと思う。NHK第2放送の気象通報で、各地の天気、気温、風力、気圧等の情報で、私だけの天気づくりに凝っていた時があった。予めガリ版刷りの日本地図を作っておいて、夏休みなどは、毎日の天気図を作っては、翌日、新聞の天気図と見比べる。特に気圧の等高線作りに力をいれた記憶がある。
こんな経験から、未だにテレビ番組の中で、天気予報番組は好きでよく見る。予報の報道もビジュアル化され、的中率も昔から比べると格段に素晴らしく良くなっていると思う。元のデータは気象庁が発表する気象データだ。
今回も、気象予報では、大雨の予報が為されていて、洪水や土砂災害の危険性は警戒されていた。しかし、自治体レベルの避難指示にまで活かされなかった。これは、「警報」を出すのは気象庁、「避難勧告・指示」を出すのは、自治体ということで、組織の違いから、一貫性が低下し、情報のとらえ方に差異が出てきてしまった。自治体も大雨警報は知っていただろうが、自治体の「避難指示を出すレベルまでの水位でない」というところに、誤謬があった。
この過ちを繰り返さないためには、気象庁の広範囲な「警報」レベルで、自治体も避難勧告や指示を出すようなシステムにすべきだと思う。自然は自治体単位で動いてはくれない。
次の内容を、私自身の教訓としたい。
「避難して、後に災害がなかったからといって、『避難指示』を非難しない。土地や家屋が、なによりも命が守れたということに意義を感じるという捉え方が肝心だ」と。