標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

イシクラゲの駆除対策。でも、保存しておきたい苔もある。

2017-10-21 14:38:48 | 日記
今日は夕方は忙しくなるので、早めのアップです。

今年の秋は天候が不順だ。雨が多い。砂利を敷いた駐車場に、黒、茶や緑の混ざった海藻のようなものが、出てきたなと思っていた。それも日に日に多くなる。今朝、小雨で濡れている庭を見たら、なんと駐車場の真ん中あたり一面にはこびっていた。


砂利の上にはびこるイシクラゲ。まるで海辺のようだ。

前々から次男がこれ食べられるみたいと言っていたが、見た目が単にワカメのように見えるので冗談かと思っていた。しかし、調べてみると、なんとコケの一種で「イシクラゲ」というとのこと。昔は食用としていたらしい。


ワカメより透明感があっておいしそうに見えるが?

しかし、食べるのには大分勇気がいる。靴について車内も汚れる。コンクリートなどの上に生えると滑る。他のブログやホームページ等には、駆除方法も載っている。イシクラゲはアルカリ性の土壌を好むとのこと。苔専用の駆除剤もあるようだが、簡単にできそうなのは酢を散布するのもよさそうだ。

そして、更にイシクラゲより転倒リスクの高い苔やカビが生えている。家の周囲は、檜、杉やその他の実や葉が落ち、掃除に手間がかかる。従って、周囲はレンガやブロックを敷いて掃きやすくしている。ところが、それらが雨でぬれると滑りやすくなる。あまり歩かないところは、緑色の苔が育つとそれなりに趣があるのだが・・・。


庭石とレンガに生えた緑の苔。


庭にあるレンガ作りの小道。この辺はあまり歩かない所だ。

これらの緑の苔は残しておきたい。愛でるのは、人間の独りよがりかもしれない。苔もカビもひたすら自らの生命を営んでいるだけなのに・・・とチラリと思いがよぎる。


薄いベージュ色の30cm四方のブロックの周囲に生えてきた黒っぽい苔というかカビかな? かろうじて中心部分は生えていないが、やがて一面が黒っぽくなる。すると滑りやすくなる。


右下のレンガは一面に黒くなり、艶がある。軽く触れただけでも滑る。上方のレンガは次第に浸食されつつある。
特に玄関へのアプローチは、少々登り坂になっているので、滑りやすい。妻や私をはじめ遊びに来る孫たちも滑った。

イシクラゲの駆除と共に、黒いカビのようなものがついたレンガやブロックを磨いて汚れを除去しなければならない。デッキブラシかタワシでこすり取ろうと思っている。

イシクラゲは乾燥すると休眠状態になるので、駆除は雨上がり直後など、水分があるうちが効果的とのこと。
来週、台風が通り過ぎたら酢を散布してみよう。
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ハンブルクからの便り(「世界ふれあい街歩き」で見た風景のよう)

2017-10-20 19:15:35 | 日記
ドイツのハンブルクに住んでいる息子からの街の便りがきた。


観光名所の一つ、中庭から眺めたハンブルク市庁舎。


我が家のドイツに関する本。右側の「ドイツの実情」はドイツ大使館で頂いたもの。


ドイツ連邦共和国は16の州から構成されている。このうち3州は一市単独で連邦州を構成している。3州はベルリン、ブレーメンとハンブルクで、特別市と呼ばれる。その他の州は日本の県と同じく多数の市町村から成っているとのこと。

ハンブルクはベルリン特別市に次ぐドイツ第2の都市だ。エルベ川沿いの港湾商業都市として発展した。広大な倉庫やドックを持つ港など海運関連の施設や企業があり、ドイツ第一で、欧州連合第二の港湾規模とのこと。また、鉄道と高速道路網によって中央ヨーロッパの各都市と結ばれている。ドイツ最大の物流拠点となっているとのこと。

スマホにハンブルクの時刻と天気を登録しようとしたら、あるアプリは、「ハンブルグ」と表記していた。息子におやじたちもドイツ語を勉強したらというので、せめて簡単な単語くらいは分かるようにと本を買った。そこにはドイツ語では語尾の「g」は濁らないとのこと。「ハンブルク」の方が正しいということを知った。早速、ハンブルクと表示してくれるアプリに変えた。

ちなみに、ハンブルクのハン(Ham)は古ドイツ語で「湾」、ブルク(Burg)は「城」に由来してるという。


巨大な倉庫群が立ち並ぶ一帯は、政界遺産に登録されている。


19世紀末に建築された。そのころのハンブルクは栄えていたので豪華な宮殿様式の建物ができたとのこと。大きさは幅が111m,奥行きが70m,尖塔の高さが112m。市庁舎は現在もハンブルク州政府および州議会の議事堂として使用されている。有料だが市庁舎内ツアーができるとのこと。


市庁舎中庭の噴水は,1892年にハンブルクでコレラが大流行し約8600人の犠牲者を出したという出来事の追憶のために作られたとのこと。


アルスター川をせき止めてつくられた人造湖二つのうちの一つ、内アルスター湖だ。湖畔には公園がある。


広場で行われていたサーカスに出演のラクダの群れ。


広場で彫刻の実演販売をしている。


露天市場で大きなキャベツが売られていた。


岸に上がりくつろぐ雁(ガン)達。


夜間も開いていた花屋さん。

以上がハンブルクのほんの一角の紹介だ。息子とその妻は勉強のために留学していているので、なかなか観光はできない。買い物など日常生活の合間に町の中を歩いているようだ。彼らが触れた日常のハンブルク。それはNHK番組の「世界ふれあい街歩き」で流れるヨーロッパ各地の風景の一コマと重なる。彼らのお蔭で「ドイツふれあい街歩き」ができる。機会があれば、今後も彼らが訪れたドイツを、このブログで紹介しよう。

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種から育ったサラシナショウマ(準絶滅危惧だそうだ)

2017-10-19 19:07:14 | 日記

昨日整備した小道の入口あたりに咲いているサラシナショウマだ。


これは、妻と息子が標高800mの高原から種を取ってきたものを、鉢に蒔いておいた。その時はどのような花が咲くか分からなかった。特に水やりなど世話をしなかったが、環境が合っていたのか、数株出てきた。名も分からぬ花だったので、植物図鑑で探した。

漢字では「晒菜升麻」と書く。「升麻(ショウマ)」とは、生薬として秋に根茎(こんけい)を採取して水洗いをする。ひげ根を取り天日で乾燥して作るそうだ。ちなみに、生薬とは必ずしも漢方薬を言うのではない。世界各地にはその地域の医学に基づいた生薬がある。

升麻の効能は、発汗(はっかん)、解熱(げねつ)、解毒(げどく)などだ。升麻単独で用いるより、他の生薬に配合されて用いられるとのこと。

「晒菜(さらしな)」とは、春先に若葉を、1~2日間清流などで晒してアク抜きする。それを茹でて、おひたしなどの山菜料理にするところから「晒(さら)し菜」と呼称するようになったという。


今、盛りの花は、コップの中を洗うブラシのように、白い小花を多数つけていて、かわいらしい優しさがある。さらに、フワフワした穂の中の、一つひとつの小花を見ていると、繊細さの中にも力強さも感じる。

サラシナショウマは、我が家では何ら困難なく花が咲いてくれたが、 埼玉県、千葉県、東京都では準絶滅危惧とされてるとのこと。

準絶滅危惧とは、生物種の生息状況を評価した結果、すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断されたものとのこと。準絶滅危惧と評価された種の保全状況については、頻繁に、あるいは定期的に再評価を行うことが重要であるとしている。

我が家の庭とその周辺では、特定(要注意)外来生物(増やさないようにする生物)に該当する、オオキンケイギク、ホテイアオイ、背高泡立ち草なども生息する。一方でサラシナショウマのように準絶滅危惧に当てはまるものもあるので、大切にしたい。

このブログを開始してから、4か月余りが過ぎた。これまで幾つかの植物を紹介してきた。これから、秋、冬、春が訪れてくる。まだまだ、私にとっては多くの植物が発見できそうである。一年経てば、私の植物音痴も多少は改善されているだろうか?
さらに、注意深く自然を見つめて行こう!
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久しぶりに雨が上がった。畑への通路の補修。オクラを抜く。

2017-10-18 18:51:49 | 日記
我が家の畑は、家が建っているところから5mほど高いところにある。畑に行くのには二通りの方法がある。一方は家の東側に隣接する大きな石積みの擁壁を登るか、他方は北側の林の手作りの通路(長さ20m弱、幅は30~40cm)を登るかだ。



石積みの擁壁は、岩の間に生えた雑草取りやゴミ(枯れ葉や枯れ枝)の掃除の時に登る。部分的だが岩登りが味わえる。ちょっぴりスリルがある。


通常は北側の道を使う。仰角25度前後で距離は20m弱の道のりだ。そのままでも登り降りできないことはないが、物を持っての上り下りは負担が大きい。土を削り石を入れるなどして、不規則だが、階段状にしている。


下の方は余ったレンガや石をモルタルで固定してあるが、ほんの数段ほどで、他は土を削り踏み場を作っただけだ。
雨が続くと土が流れ階段が消えていく。登り降りしにくくなる。今日は久しぶりに雨が上がったので、簡単に階段の補修を行った。


各段差に溜まった泥をツルハシで削り、平らにした。作業中は平らにしたつもりでも、作業後登り降りしてみると、踏み場はすべて少し下りになっている。毎回、作業の度に、同じように下り気味になる。水平を取ったりするのも面倒なので、今回もこの程度の補修で納得することにした。

ところで、この道から30mくらい林を下ったところにけもの道がある。そこは人が入るところではないので、人以外の動物が作ったものだと思える。今はまだ雑草が茂っているので入れないが、冬になれば林の中に入ることができる。チャンスが来たら探索してみよう。


さて、補修が終わり、畑に登り作物の状況を見た。先週は花をつけていたオクラの花が腐っていた。残念ながら、まったく実をつけていなかった。今期のオクラは終わりと判断し、根から抜いた。抜いて知ったが、高いものは2m近く伸びていたのに、根はあまり張っていなかった。すべて手で引っ張っただけで抜けた。


引き抜いたオクラ

ナスやピーマンは枝が横に伸びて垂れ下がるので、添え木を立て、地面に垂れさがらないようにする。しかし、オクラは、幹は垂直に伸び、枝も幹に沿ってバランスよく出ているので、添え木がなくとも雨風により倒れないのだと改めて知った。

今年は、十分オクラを収穫できたので、無言だが感謝の言葉を述べながらオクラを抜いた。でも、先週初めには、何本か花が咲いていたので期待していた。少々、心残りのする寂しい気持ちで坂を下った。
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投票がしやすくなった期日前投票制度で投票完了!

2017-10-17 19:02:07 | 日記
今日は、妻と共に役所に行き期日前投票を行ってきた。あらかじめ送付された入場券の裏に記載されている宣誓書に署名し、投票所に行き投票を行った。事務員により選挙人名簿の確認を行った後、小選挙区の投票、次いで比例区と最高裁判所裁判官国民審査の投票を行った。通常の投票と同じでとても簡単だった。


役所から送られていた選挙案内・入場券


入場券(内容が記載されていないもの)


宣誓書。文字が小さくて読みにくいのが難点。

期日前投票の制度が施行されたのは、平成15年12月1日からだ。この直前、平成15年11月9日に衆議院選挙が行われた。その時は単身赴任していた時だった。居住地で、不在者投票を行ったことがある。市役所の支所に行き、窓口で不在者投票を行いたい旨申請し、選挙日に投票できない理由を細かく申告した。許可され、別に用意された投票所で投票を行った。細かいことは忘れたが、ずいぶん手間取った覚えがある。

新たな制度の期日前投票制度では、投票日、当日に投票できない理由は外出等の等の「見込み」で良いことになった。旧不在者投票では「確実に選挙期日の投票が困難」であることが必要条件であった。投票区の区域外に行くことや市町村の区域外に行くことも条件であった。これらの要件は極めて限定的であり、不在者投票の窓口で行き先や理由をしつこく尋ねられたりするなど、有権者にはプライバシーの侵害だと感じられることもあったとのこと。

妻と私は、土日は孫の世話で忙しい。ここ数年はすべて期日前投票を行っている。旧不在者投票は条件も厳しそうなので、投票日当日に行かなければならないと思っていた時期は、投票しなかった時もあった。しかし、期日前投票制度になってからは、公示日の次の日から投票日までの10日間ほどのうち、都合のつく日に行けばよいので、投票が気楽にできるようになった。負担なく選挙投票に参加できるようになり、政治への関心も高まった。

なお、公職選挙法によると、期日前投票のほか「投票」への参加について、条件により郵送による不在者投票、病院・施設等の利用者の投票、代理投票、点字投票、海外在住者など(特殊な例では南極地域調査組織に属する人)の様々な状況の人でも投票できる仕組の条文がある。海外に住む息子に確認したところ、所定の手続きを行えば、国外でも投票することができる案内通知があったとのこと。

世界には、武力により統治しようとしている国や、独裁により統治している国もある。一見民主化されているような国でも、監視により体制に反するSNSを削除する大国もある。しかし、わが国は、選挙により国会議員を選んでいる。投票は、職業、身分、男女など基本的人権が保障され、分け隔てなく何人も1票の権利を持っている。

一票、一票の積み重ねで政治・行政が成り立つ。理想的には投票率が100%に限りなく近づくことである。しかし、50%台の投票率では、たとえ国会で半数を超える政党・与党(連立)が成ったとしても、実際の予党への支持率は選挙権のある国民の20~30%となる。しかし、与党は選挙で国民の信任を得たという、詭弁がまかり通ることになる。

現在の政治・行政の評価は別にして、とにかく国民の多数が投票することが、民主主義を推進していくことになると思っている。
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