標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

平昌オリンピックの開会式に見た南北融和の姿、ずっと続いて欲しい

2018-02-10 19:13:33 | 日記
昨夜の平昌オリンピックの開会式は大規模で、光とコンピュータ技術を駆使した音と映像の世界であった。旗手と数人の選手だけの国もあれば100人規模の選手団を動員した国もあった。入場する国名がアナウンスされるたびに、妻と共に世界地図と地球儀を手にしながら、国を探した。東ヨーロッパ、アフリカの国々はその場所が分からない場合が多い。我々が地理を学習した時とはだいぶ変わっている。世界大戦後70年も経つと、変わるものだ。悲しいかな世界大戦には至っていないが、数多くの地域紛争が起こっている証拠だ。



朝鮮半島も南北の戦争は休戦状態のままだ。しかし、今回のオリンピックによって南北合同チームが結成された。南北が合同で「コリア」として統一旗を掲げて入場した。

オリンピックの開会式を見て、不思議な気持ちが湧いてきた。ここ数日、そして、昨日の昼でも国内の報道では、スポーツとしてのオリンピックより、北朝鮮の言いなりになっているのではないかという危惧する政治的な報道の方が目立っていたように思う。そして、視聴者の一人として、私も不安や危機感を抱いていた。しかし、開会式の中継映像で、当該選手団が入場すると、ペンス副大統領、安倍首相、文韓国大統領や北朝鮮の金与正氏、金永南氏らのアップ画面が映し出された。昼間までコメンテーターが憂いをもって政治的な議論をしていたとは思われない。「融和」という言葉が最もふさわしい雰囲気を感じた。私自身の気持ちの中から対峙という概念が消えた。ひたすらこのように共に手を結び生きればいいんだという肯定的な気持ちが湧いてきた。

一方、テレビアナウンサーが、「コリア」を紹介するくだりで、「・・・外国からの侵略を受けた・・・」とい内容の発言をしていた。この瞬間、「ハッ」と感動から離れて我に返った。罪悪感を感じた。「外国」とは日本ではないかと。アナウンスはその後侵略について触れることはなかった。私の心中でしばらく「外国」、「侵略」ということばが消えなかった。秀吉による朝鮮出兵、1910年(明治43年)に大日本帝国が大韓帝国を併合し、1945年(昭和20年)まで統治が続いた。日本の統治地域であったがゆえに、大戦後南北に分かれてしまった。ベトナムやドイツは分断されていたが統一された。しかし、朝鮮半島はいまだに分断されたままだ。かつては一緒に生活していた親族も、南北に離散されてしまった。南北の人が、日本に対して抱く複雑な心情が分かるような気がする。

今日のテレビニュースでは、文韓国大統領、金与正氏、金永南氏ら南北の要人が一堂に会した映像が流れ、お互いに柔和な顔でお互いを気遣い合う会話が交わされていた。一人ひとりは同胞なのだから当たり前なのだが、通訳なしの韓国語で。私は、このまま時間が止まってほしいと思った。私以上に同席していた人々は、そう思ったに違いない・・・と信じたい。

北朝鮮の要人の参加は、「微笑み外交」と揶揄される。そのような捉え方は捨てて、オリンピックは平和の祭典ということを貫いてほしい。オリンピック期間は2月25日までの17日間だが、少なくとも17日間は、平穏であって欲しい。そして、願わくは、その後も「平和」、「融和」、「友好」を保ってほしいと願う。
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瀬戸内寂聴さんの自由で何事にも肯定的な生き方

2018-02-09 19:18:24 | 日記
95歳の瀬戸内寂聴さんが、あさイチのプレミアムトークに出演されていた。寂聴さんは4年前、腰椎の圧迫骨折や胆のうガンで長期入院し、うつ状態のときもあり、また、去年も足と心臓のカテーテル手術を経験されたとのことだったが、お元気そうで終始笑顔の寂聴さんだった。



インタビューの冒頭から、「私も不倫しましたから」といって、不倫の話が話題になっていた。有働さんと、イノッチなのでそつなく対応していたが、インタビュアとしては内心ひやひやしていたかも知れない。寂聴さんは、「最近の週刊誌を見ると、不倫の話が多いし、大げさに扱っている。大げさに騒ぐことではない」という意見を言っていた。不倫ができる程、魅力ある人だと思えばいいのではないかということを話していた。
寂聴さんのことばどおりに受け止めると、世の中大変なことになるが、寂聴さんの自由人としての生きざまを感じた。

また、番組には、寂聴さんに最も影響ある女性秘書の瀬尾さんが出演していた。瀬尾さんは採用面接時には、寂聴さんが作家であることは知らなかったという。寂聴さんは、秘書を希望してくる人には、文学少女的な人が多い。しかし、瀬尾さんはそうではないので、その場で採用になったとのこと。寂聴さんは瀬尾さんと肩を並べ、スマホでおどけた姿で写真を撮る。全く年を感じさせない。寂聴さんと瀬尾さんは8年間、共に過ごしているという。
瀬尾さんは29歳とのこと。寂聴さんと生活している瀬尾さんも、将来は独立して自由人として生きていく人になるような気がした。

老いも若きも、隔たりなく自由に受け入れている。また、痛み、苦しみなども受け入れることが寂聴さんの生きる糧となっている。もう一度この世に生まれることができたら、また女性として登場したいという。95歳で腫瘍が見つかった。通常ならこの年では、手術を選択しないとのこと。しかし、その場で手術をしてほしいと即答したとのこと。様々な労苦を経験されて、それをすべて受け入れている。
寂聴さんの肯定的な生き方を少しでも取り入れたいが、果たして私にできるだろうか?
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格差社会は銀座や霞が関から生ずるのか? 公立小の制服、高すぎる?

2018-02-08 19:52:07 | 日記
東京・中央区の公立小学校がことし春から、高級ブランドが手がけた最大8万円余りの制服を導入する方針を示したのに対し、保護者などから困惑や批判の声が上がってる。区の教育委員会は、着用は強制ではないとしたうえで、「校長には保護者にしっかり説明するよう指導し、不安を取り除くよう対応したい」と話したとのこと。



8日の衆院予算委員会でもこの件で論戦が交わされた、「(価格の)ある程度の幅は国も考えないといけない」と指摘したとのこと。林文科大臣は「あまり過剰な負担にならないようしっかり考えたい」と応じたという。

制服の価格格差については昨年も話題になっていた。にもかかわらず、この学校の校長は、昨年11月に保護者に文書で、「銀座にある学校らしさも生まれるのではないかと考え、アルマーニ社のデザインによる標準服への移行を決めた」と説明。具体的な価格は明示されていなかったという。

NHKニュースで、ネット上の意見を紹介していた。
「銀座の真ん中だからお金持ちなイメージがある」、「学校のブランド戦略だろう」、「小学生の制服にアルマーニはないわ。親のスーツより高いだろ」、「子どもはすぐに成長して着られなくなる」、「親の経済力や家庭環境を選別する可能性があるならそれは公教育ではない」とか「制服で帰属意識を期待だなんて愛校心を強要している」などと否定的な受け止めが目立っているとのこと。

このニュースを聞いたとき最初は、てっきり私立の学校のことかと思ったが、なんと公立小学校だった。

昨年、私は東京メトロのある駅ホームで次のような光景を見た。お揃いの白い帽子、白いシャツ、紺のスカート、白い靴の女児(小学校低学年)がワイワイ言いながら、4~5人で下りエスカレータを下から駆け上がる遊びをしていた。私は思わず大声で、「危ないよ。エスカレーターで転んで、死んだ人もいるんだよ。止めなさい」と叫んだ。子供たちは悪びれずにやにやしながら、止めてホームの中央までかけていった。なんと、そこには引率らしき大人(多分誰かの親?)がいた。大人は私の顔は見ず、何事もなかったように振る舞っていた。
制服云々(うんぬん)というより、学校や親は子どもが社会の中でどのように生活していくかを教育していくのが使命ではないかと思う。

教育だけでなく、霞が関の面々も、口頭では「未来を担う子供のため」とか「国民のため」というが、庶民目線でなく、上から目線だ。教育も政治も行政ももっと一般庶民を念頭に対応して欲しいものだ
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妻も発熱。終日、湯たんぽこたつでテレビ視聴で過ごす。

2018-02-07 19:17:47 | 日記
私に続き、今朝から妻が微熱ながら発熱。頭痛と体がだるいという。私の症状は、リビングから廊下に出た時など寒暖差でせき込む。気管支拡張剤を飲み、薬の効果がある間は楽だ。しかし、効果が薄れるとむせてくる。

こんな状況なので、一日中、二人でこたつに入りながら、過ごした。わが家のこたつは練炭であったが、着火に手間がかかる、空気が汚れるというデメリット。そこで、最近は櫓の中に、湯たんぽを二つ入れて暖を取ることにしている。


このように袋に入れた二つの湯たんぽ。ときどき、寝床に入れる。一晩経ってもほんのり暖かさが残っている。

このこたつが、何とも言えない暖かさだ。強いて言えば、まろやかな暖かさか?お湯は、石油ストーブで沸かせば、エネルギーの節約になる。湯たんぽ一つでは、部分的な暖かさとなるが、二つ入れると、こたつ内部全体にほのかな暖かさが伝わる。

足を湯たんぽこたつの中に入れ、朝からテレビを見ながらすごした。NHKの朝ドラから始まった。朝ドラが終わると、「あさイチ」だ。いつものように朝ドラについて語った後、有働アナ、イノッチ、柳沢さんの3名が並び、3月で3人が退任するという報告だった。「8年前の打ち合わせ時に、3人で初めて出会った時にサンドイッチを食べながら、以前から知り合いのような感じで、話し合ったことを思い出す」と柳沢さんが語っていた。有働アナとイノッチのお互いをフォローしながらの絶妙なやり取りは、楽しかった。このメンバーでの「あさイチ」は3月末まで、続く。決して終わりではないし、4月以降は新しいメンバーにパトンタッチする。マラソンのリレーでタスキを渡すのと同じだ。このように語り、今回は明るく振る舞う3人であった。

その後、テレビチャンネルを変えながら、各局のワイドショー番組を渡り歩き、西日本・北陸での豪雪、台湾の地震、眞子さま結婚延期などのニュースを見た。妻と二人で交互に居眠りしながら、見たり聞いたりしていた。

妻の体のだるさが続くので、夕食は急遽コンビニのインスタント食品で賄うこととした。咳が収まっている頃を見計らって、私がコンビニまで買い物に行った。あんまんと肉まん、冷凍のピラフを買って来た。あんまんと肉まんは先に食べ、ピラフはいつもより遅い夕食としよう。何故なら、薬を飲むのを遅くし、なるべく夜中まで薬が効いていてほしいからだ。

明日は、もう少し楽になることを願い、今日も早めの就寝としよう。
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なかなか抜けない風邪を吹き飛ばすためのメニュー:うどんと甘酒

2018-02-06 19:06:56 | 日記
昨夜からむせっぽい咳が続いていた。
今回の風邪は症状を変えながら長く続く。つらい咳だったので、耳鼻咽喉科受診。診察によると、鼻とのどの炎症は治まっているとの説明。花粉症の症状かもしれない。抗アレルギー薬と咳止めの薬をもらってきた。しかし、夕方、妻も寒気がするという。微熱が出たようだ。


今晩の温まる夕食メニュー。野菜、卵、肉の入ったきつねうどん。そして、甘酒。

妻はだるさを抑えて、体を温めようと、野菜と卵入りのきつねうどんと酒粕で作った甘酒を夕食とした。微熱のなか、作ってくれた妻に感謝しながら食べた。そのお陰で体が温まり、少しはブログを書く力が出てきた。でも、今日は、風呂に入り、早めに寝ることにする。

昨夜、ドイツからの便りがあったが、ドイツでも1か月ほど長引く風邪が流行っているとのことだった。
私と同じ症状で長引いているとのこと。もしかしたら、寒波に載って、風邪ウイルスが世界中に運ばれているのかもしれない等とうわごとを交わした。

今日はこの辺で筆を置きます。
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