日常にバカンスを!

お台場に住むakkiitaner(アッキーターナー)のまったりな日常とぼやきっぷり、っぷり。

渡辺 謙の「王様と私」を見て①in NY

2015年04月14日 | 健康 美容 旅行 エンターティメント 語学勉強
どうしてもニューヨークに
娘を連れて行きたかった。

世界1の大都会をみせておきたかった。
正確には彼女が2歳の時、3歳の時と
ニューヨークには連れて行ったことがある。

が、覚えているわけもなく、
「記憶になーい」と
言われてしまうわけ。

おバカというか、
親バカで、
「うちの子なら、幼くても、
ミュージカルを
楽しんでくれるわ」
などと思ってしまい
3歳の子にミュージカル
「LION KING」を
見せようと劇場に連れていったっけ。
が、「こわ~い」と
ライオン(のお面を)見た瞬間に
泣かれてしまう。

動物が主役の舞台なら、
楽しんでくれると思ったのに~

泣きじゃくる娘の口を押さえて
劇場から逃げるように娘と去った。
チケット代高かったのに~と
泣く娘を恨めしく思いつつ、
自分の見込み違いは棚に上げ、
子供ばかりを責めるという
苦い思い出がある。

さて、その娘はもう18才。
成長したんだからと
娘をリンカーセンターシアターで
やっているミュージカル
「The King and I」(王様と私)
連れて行った。


泣かれはしなかったが、
最初の一声
「謙さんだあ」
を発した後・・
眠りこけられてしまった。

ミュージカルが始まり、
謙さんの登場を見た瞬間、
眠りについた娘。
一目見たら、精魂尽きたのか。

謙さん登場までよくも寝ないで頑張ったー!
泣かれるよりはずっとマシね、
と我が娘の成長を喜んだ⁉️

っな、わけないっちゅうの。

この娘、高いチケット代を
無駄にするつもりか!
と腹が立つことこの上ない。

渡辺謙がブロードウェイ デビュー!
というその記念すべき時に、
その素晴らしい瞬間に、
幸運にも立ち会えた、というのに!

怒りはこみ上げてきたものの、

劇が終わりにさしかかり、
王様役の謙さんが
舞台上で息を引き取るシーンで、
ツツツーと涙がこぼれ落ちた。

娘への怒りも清められたと言うべきか。

幕が下り、
出演者が全員舞台に揃うと

会場のスタンディング オベーションに
生気が戻った娘が参加しだした。

勢いよく、出演者に向かって拍手している。

よくやるよ、寝ていて見てなかったくせに。

••と思いつつも•••、
最後に起きて、
立ってくれてよかった。

皆が立って拍手している中、
娘だけが寝入っている絵を
思い描いただけでぞっとした。

それよりはマシかあ~
と安堵している自分がいた。

3歳 から18歳の成長が
この程度でいいものかどうかは別として
確かに成長はしたんだと
実感したのであった。


(謙さんの王様振りはなかなか堂にいったものでしたよ。歌は?というと最高ではないものの、良かったよ~)

コメント
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