さらば、ハイデルベルグ!
行けたのは「カール・テオドール橋」(アルテ・ブリュッケ)と
「聖霊教会」だけだったが・・・。
実はハイデルベルク大学(ドイツ最古の大学)の学生寮らしき場所で
トイレを借りたので、まあ、どさくさに紛れて
学生気分も味わえました。
学生さんたち、明らかに変な東洋人の侵入にも
見て見ぬふりをしてくれたね、ありがとう。
きっと、私の顔は微妙にひきつっていたに違いない。
腰なんかおれていたかも。
学生食堂には必ずトイレがある、と読んで、
ズンズンと敷地に入っていってしまいました。
誰かに止められたら、「お願い、トイレ」と
叫ぼうと思ってました。
それにしても、こんなきれいな町で大学生活を送れるなんて、
本当の意味での特権階級よね、学生さんたち。
そうそう、娘からお留守番のご褒美として
「絶対、チョコ買ってきてね」と言われていたので
カフェ・クネーゼルへチョコをゲットするために立ち寄ったっけ。
クネーゼルは1863年創業で、女子学生が愛の告白に使えるチョコレート菓子を
作ったことで有名なんだとか。
お土産によさそうなパッケージを7個買ってあった。
ところが、娘の食い気でとうとう日本に帰る前に
すべてのチョコはハズ・ゴーン(has gone)となってしまうのだが。
まあ、娘が食べたいというので開けちゃって、
食べたのは2人で食べたんだけどね。(注:バッケージといっても
メダルサイズのチョコが3個入っただけのささやかなもの)
美味しかった!
さてICEに乗るのも随分慣れてきて、
ちゃんと食堂車に近い車両を選んで乗れるようにまでなった。
(実はたいしたことではないが、私にとっては大進歩)
次の列車の情報を知らせる電光掲示板に
どの位置がどの車両のドアなのかをはっきりと
示してあるので、ドイツの列車は本当にありがたい。
もちろん、フランスでもあったが、ドイツのがずっと見やすい。
さて、私たちのユーレイルパスは一等車のものだったので、
本当に快適だった。
(ICEは車種によっては個人モニター付きのものもあった)
何よりも通路が広く、座席と座席の感覚が広いので
私の大きなスーツケースもゆうゆう引きずれ、
テーブルの下や座席の足場に収納できた。
間違って2等車の車両に乗り込んでしまうと、
1等車まで車内を移動するとき通路が狭く
スーツケースを引きずるにも幅が足りなくて、
持って移動するはめになる。
それは避けねば!
え、なんでそんなこと知ってるか、て
体験者だもん。
TGVでは一等車でも通路幅が足りなくて苦労したが、
ドイツの列車の車両はゆったりとしていた。
お昼をまたぐ列車での移動だったので、
食堂車にさっそく向かった。
ちなみに私は旅行中、貴重品を必ず持ち歩く。
ポーチにお金、パスポート、航空券、カードとすべて入れてあり、
そのポーチをあるときは腰につけ、ある時はバックに忍ばせておく。
ホテルの金庫も基本的に信じていない。
ポーチの入ったショルダーだけ持ち、
スーツケースは座席に置いたまま、で。
こんな大きなスーツケース盗もうとするバカいないしね。
それに一等車は落ち着いたビジネスマンか品のいいお年寄りか
やはり家族づれのツーリストか、といった面々でいかにも
安全な感じだった。
まあ、それでも、15分に1回はチェックをしに
戻ったけどね。
駐車禁止の車道に車を止めちゃった時のような、
チェック振り。
通路をはさんで隣の席に座っていたビジネスマンに
帰ってきたかと思うとまた食堂車に戻っていく私の姿見られちゃったかなあ。
実はこっそり見てこっそり食堂車に戻っていったんだけど。
私の行動、怪しすぎる?
とにかく
もし、安全面を重視したいなら、断然、一等車がお勧めだ。
写真は食堂車の様子。
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