(「Au Soleil Levant SARL SATO」 15,rue Berthe Molly 68000 COLMAR
℡03 89 24 48 55 fax 03 89 23 57 68 )
オーなんてこと、本当にあった。
マルタ島で知り合ったフランス人の
お姉さんの言うとおりだ。
店先にその店のシェフが
店先にその店のシェフが
ゆっくりできるかな、
私は慎重に計算した。
時刻表をチェック!
私は慎重に計算した。
時刻表をチェック!
自分が乗る電車の時刻にマルを
つけてあるから、
ササッと見ればいいだけ!
さて、この時どうしてもう一度、
ササッと見ればいいだけ!
さて、この時どうしてもう一度、
自分の能力を疑わなかったのかと、
あとあとで思うことになるのだが、
まさか、時刻表を間違って見るほどのバカじゃない、と信じていた。
さて、ウエイトレスさんは
あとあとで思うことになるのだが、
まさか、時刻表を間違って見るほどのバカじゃない、と信じていた。
さて、ウエイトレスさんは
東洋人だったが、
日本人ではなく、
日本人ではなく、
英語もイマイチ通じなかった。
私の頭の中で寿司が踊っている。
ピーヒャラ、ピーヒャラ!
あんーんなに、寿司食べたい、
私の頭の中で寿司が踊っている。
ピーヒャラ、ピーヒャラ!
あんーんなに、寿司食べたい、
と主張したのだから
当然、娘もピーヒャラ、ピーヒャラと頭の中で寿司が踊っているはずだ。
ウエイトレスさんが来て、
「江戸前ずし」と私が頼むとすぐ、
当然、娘もピーヒャラ、ピーヒャラと頭の中で寿司が踊っているはずだ。
ウエイトレスさんが来て、
「江戸前ずし」と私が頼むとすぐ、
娘が言った。
「カレーうどん!」
え、そんなメニューあるの、
「カレーうどん!」
え、そんなメニューあるの、
と思ったと同時に、
「お寿司は食べないんだ」と聞くと、
「うん、ママのちょっとちょうだい」
「お寿司は食べないんだ」と聞くと、
「うん、ママのちょっとちょうだい」
ときた。
メニューを開くと同時に、
メニューを開くと同時に、
お寿司の写真に釘付けだった私は、
カレーうどん🍛の存在を
認知できなかった。
娘よ、割と冷静ではないか、
いや、私より、てことだけど💦😅
つくづく知った。
海外の和食レストランの柔軟な姿勢を。
表彰されるような寿司職人が
つくづく知った。
海外の和食レストランの柔軟な姿勢を。
表彰されるような寿司職人が
うどんまで出してくれる、
その柔軟な心意気?を。
7時を過ぎたあたりから、
7時を過ぎたあたりから、
店は満席になりその人気振りが伺えた。
日本人の男性が一人、店に入ってきて、
私たちの横を通るとき
「そうだよね、海外にいるとカレーうどん食べたくなるよねー」
と娘に声をかけていった。
娘が美味しそうに
日本人の男性が一人、店に入ってきて、
私たちの横を通るとき
「そうだよね、海外にいるとカレーうどん食べたくなるよねー」
と娘に声をかけていった。
娘が美味しそうに
ズルズルしていたからだろうか。
ちなみに、西欧ではうどんやそばですら
ちなみに、西欧ではうどんやそばですら
ズルズル食べるのはマナー違反なのだが。
お寿司は本格的なにぎり寿司だったが、
ネタが4種類ぐらいしかなかった。
お寿司は本格的なにぎり寿司だったが、
ネタが4種類ぐらいしかなかった。
でも、美味しいからよしとする。
さて、私たちにはもうひとつ
さて、私たちにはもうひとつ
難問が残っていた。
駅までどうやって戻っていけば
駅までどうやって戻っていけば
いいのか検討つかない。
駅からプチトレインに乗ったものの(そのまま乗っていれば駅にまた戻れた)、
途中から降りてうろうろしている内に
駅と現在位置の関係が
駅からプチトレインに乗ったものの(そのまま乗っていれば駅にまた戻れた)、
途中から降りてうろうろしている内に
駅と現在位置の関係が
全く分からなくなっていた。
お支払いと共に
お支払いと共に
英語の通じるお兄さんの方に
道順を聞いてみた。
「15分くらいで着くよ、まっすぐ行って・・・・・・」と
教えてくれたが、覚えられない。
結構何回も角を曲がる、あり得ない、
「15分くらいで着くよ、まっすぐ行って・・・・・・」と
教えてくれたが、覚えられない。
結構何回も角を曲がる、あり得ない、
最初の角でまた人に聞こう、
と安易に思って店を出た。
これを甘い! と言う無かれ。
自分で地図を見て進むより、
と安易に思って店を出た。
これを甘い! と言う無かれ。
自分で地図を見て進むより、
人に聞いた方が急ぎの場合は
早いのだから。
すると、本当に偶然、駅の方へ向かっているご夫婦とはち会った。
フランス人らしいが、英語が通じた。
「あとはここをまっすぐ行けば駅だよ」
という地点まで、偶然向かう方面が一緒だったのだから、
運がいい!
本当に駅に着いたときは予定していた列車の発車まで
既に5分を切っていた。
ギリギリセーフ、と思って掲示板を見ると、
あれ、ない、ない、ない!
バーゼル行きの列車が・・・・。
うん、もう、フランスの時刻表って、いい加減なんだから!
とこの時はまだ、
すると、本当に偶然、駅の方へ向かっているご夫婦とはち会った。
フランス人らしいが、英語が通じた。
「あとはここをまっすぐ行けば駅だよ」
という地点まで、偶然向かう方面が一緒だったのだから、
運がいい!
本当に駅に着いたときは予定していた列車の発車まで
既に5分を切っていた。
ギリギリセーフ、と思って掲示板を見ると、
あれ、ない、ない、ない!
バーゼル行きの列車が・・・・。
うん、もう、フランスの時刻表って、いい加減なんだから!
とこの時はまだ、
真実を知らなかったのだ。
そう、真実。
実は私が時刻表を読み間違えていた、
そう、真実。
実は私が時刻表を読み間違えていた、
という恐い真実。
【コルマール発は20:24が正しかったのだが、私は次の駅から発車する時刻20:45をコルマール発の時刻と思いこんでいた。つまり、一段間違えて時刻表に印をつけてしまっていた。トホホ・・・】
それからの親子2人の苦労をここで書くのは気が重い。
まず、駅員に聞く。
「今度のバーゼルまでの列車は何時?」と、聞かなくても
【コルマール発は20:24が正しかったのだが、私は次の駅から発車する時刻20:45をコルマール発の時刻と思いこんでいた。つまり、一段間違えて時刻表に印をつけてしまっていた。トホホ・・・】
それからの親子2人の苦労をここで書くのは気が重い。
まず、駅員に聞く。
「今度のバーゼルまでの列車は何時?」と、聞かなくても
時刻表でわかったんだけどね。
「23時49分だよ、次の列車は」
ときっぱり。
やっぱり時刻表通りだ。
3時間弱も待たねばならない。
「駅で待っているの、て危険かしら?」
「23時49分だよ、次の列車は」
ときっぱり。
やっぱり時刻表通りだ。
3時間弱も待たねばならない。
「駅で待っているの、て危険かしら?」
と聞くと、
「僕たちがいるし、危険なんてないよ」
「僕たちがいるし、危険なんてないよ」
と駅員。
ちなみにその駅員さん、
ちなみにその駅員さん、
長い黒髪をうしろで束ね、
スラッとして、
スラッとして、
とってもすてきな男性だった。
若くてね。
「あるいは、次の駅まで行ってしまうか、君が自分で決めろよ、
どっちにしても、バーゼルに帰れるよ」
「あるいは、次の駅まで行ってしまうか、君が自分で決めろよ、
どっちにしても、バーゼルに帰れるよ」
と付け加えられた。
いい男から”君がチョイスするんだ”と言われると
いっぱしの大人の女(というか私、おばさん、なんだけど)
扱いされた感じで、
いい男から”君がチョイスするんだ”と言われると
いっぱしの大人の女(というか私、おばさん、なんだけど)
扱いされた感じで、
キリっと身が引き締まった。
で、私たちは次の駅にとりあえず
で、私たちは次の駅にとりあえず
行くことにした。
そのままコルマールで待っているより
そのままコルマールで待っているより
1時間は早く
バーゼルに着く列車に乗ることができた。
次の駅(Mulhouse)の方が
バーゼルに着く列車に乗ることができた。
次の駅(Mulhouse)の方が
バーゼル行きの列車の種類が多い
ということなのだろう。
びっくりすることに、
びっくりすることに、
バーゼルにはドイツ、フランス、スイスと3国の列車と3国の駅があったのだ。
こんなこと予想してはいなかったが、
(トホホ、時刻表を読み間違えるなんて)
ユーレイルパスだったので、
こんなこと予想してはいなかったが、
(トホホ、時刻表を読み間違えるなんて)
ユーレイルパスだったので、
その都度切符を買う必要もなく、
ただ、列車を待つだけでよかったのは
ただ、列車を待つだけでよかったのは
不幸中の幸いだった。
バーゼルの駅に着いたのは
バーゼルの駅に着いたのは
夜中の12時少し前。
トラムもまだ動いていて、助かった。
ま、途中、まったく違う方向に向かっていくのに気が付いて、
降りて引き戻したけどね。
ホテルまで5分もないところで
トラムもまだ動いていて、助かった。
ま、途中、まったく違う方向に向かっていくのに気が付いて、
降りて引き戻したけどね。
ホテルまで5分もないところで
起こったことだけど、
夜中に暗い町を歩くのは冷や汗もん。
こういうとき妙に昔とったキネズカ(というかどうか?だけど)
が力量を発揮する。
マンハッタンで培ったんだけどね。
とにかく車道を歩く。歩道の隅は避け、
夜中に暗い町を歩くのは冷や汗もん。
こういうとき妙に昔とったキネズカ(というかどうか?だけど)
が力量を発揮する。
マンハッタンで培ったんだけどね。
とにかく車道を歩く。歩道の隅は避け、
人目につく所を歩くのだ。
まだ、1,2件開いていた店もあり、
通りにぽつぽつ人が出ていた。
いい人とは限らないので、
まだ、1,2件開いていた店もあり、
通りにぽつぽつ人が出ていた。
いい人とは限らないので、
本当に警戒しながら、
娘と早足で歩いた。
ただ、女の人が1人で歩いていて、
この町はそんなに危険じゃなさそうだ、
娘と早足で歩いた。
ただ、女の人が1人で歩いていて、
この町はそんなに危険じゃなさそうだ、
と思えたのは救いだった。
ホテルに着くと、
ホテルに着くと、
到着の日にお世話になった
女性からFAXが入っていた。
電話を夜の11時まで下さい、
女性からFAXが入っていた。
電話を夜の11時まで下さい、
という内容だったので、
あらま、と恐縮してしまった。
あらま、と恐縮してしまった。
とっくに11時は過ぎている。
私からの電話がないので、
私からの電話がないので、
がっかりさせてしまったかもしれないし、
何より心配をかけてしまった
何より心配をかけてしまった
のかもしれなかった。
自分のミスだけに、情けない。情けない。
娘はというとあっという間に眠りについてしまった。
その寝顔を見て、
自分のミスだけに、情けない。情けない。
娘はというとあっという間に眠りについてしまった。
その寝顔を見て、
何だか親なのに
子どもに癒されているような気すらした。
何事もなくホテルに着けたことを
心から神に感謝したのはいうまでもない。
何事もなくホテルに着けたことを
心から神に感謝したのはいうまでもない。
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