山頂にようやく着きました。鳥居の半分以上が埋もるこんな雪深いなか、参拝者も少ないし、1人なら不安どころではなかったです。
幸い抜けるような青空だったことと、彼女と一緒だったので、気持ちが晴れて本当に清々しく嬉しかったです。山頂の左手には九頭龍社、右手は奥社。奥社の御祭神は天手力雄命でした。天の岩戸を抱え放り投げた岩戸がこの地に隠されているから、戸隠というそうです。
九頭龍社
やっと山頂にある九頭龍社、奥社への参拝が終わりました。社殿は雪で閉まっていましたが、山頂の光と空気の清浄さに神様を感じました。
雪でない場合はすごく長い階段の先がここなんですよと教えてくれました。
移ろいゆく季節のなかで、雪に埋もれながらも、大地や木々の生命が芽生えるのをゆっくり息吹きをかけながら待っている感じがしました。陽光の暖かさがそう感じさせたのかもしれません。
帰りは、何回もツルツル雪の坂道に滑りました。ダンボールを持ってくれば、まさにソリにして滑って帰れるほどでした!
ちなみに、奥社からの帰り道に中社であったマスコミの方にまた会いました。彼女がお笑いで手相占いをする島田さんだと教えてくれました。
帰り道、これから残りの社をまわるから時間がゆるすなら一緒に行きませんかって彼女から誘ってくれました。
残りの社?知りませんでした。5社巡りが戸隠神社の醍醐味だと実は知らなかった私は、バスの時間があと1時間先だったため、お言葉に甘えて残りの宝光社と、火乃御子社に車で一緒に連れて行ってもらいました。
もともと予定は、奥社だけだったし、車でないと難しい5社全部を予定外に回ることになりました。凄い出会いでした。長野では、何より出会い(出愛)を感謝しないといけないと思いました。
彼女のお言葉に甘えて、残りの2社にもご一緒させて貰えることとなりました。
まずは、火乃御子社に行きました。御祭神は天岩戸の立役者、踊りのすごいアマノウズメ様でした。境内はとても趣きがありました。参拝後、ふと見ると大きな木が裏手にそびえ立っていました。私がそこへ行くと、それは素敵な夫婦木でした。猿田彦様とご一緒なのかな?と想像しました。
次の宝光社では長い真っ直ぐな階段があるんですが、凍っていて途中からツルツル滑ってしまいます。なかなか怖かったです!手すりを頼りに最後は手の力を頼りに上りました。戸隠だけにタヂカラ!?
お陰様で、若くない私の腕は2日ほど筋肉痛でした。
つづく
【画像は手相島田さんで検索】