大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

戸隠神社追記 1 御祭神

2021-03-17 06:58:00 | 神社仏閣

戸隠神社の御祭神を忘れないために書いておきます。マニアックです。帰宅後復習しました!戸隠神社は次の5社からなります。参拝した順番に、


中社・九頭龍社・奥社・火之御子社・宝光社です。


創建はなんと、二千年余りに遡ります。その起こりは遠い神世の昔、「天の岩戸」が戸隠山に飛来し現在の姿になったといわれた山を中心に発達し、ご祭神は、「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々をお祀りしています。


それでは中社から


天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)

素戔嗚尊の度重なる狼藉に天照大神が天岩におれになった時、岩戸神楽を創案し、岩戸を開くきっかけを作られた神です。思いが全方向(八方)に行き渡る神様だと漢字から思えます。頭に智恵の詰まった福々しい翁ですね。




思兼命画像検索より

次に山頂に鎮座されています二柱の神様

九頭龍社 くずりゅうしゃ

ご祭神 九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)です。

中社の天井に描かれていた龍神様かなと思いました。天手力雄命が奉斎される以前に地主神として奉斎されていたようです。龍神様は奥社の傍で祀られていました。どちらのお社も雪で覆われていましたが。


奥社


ご祭神  天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)


天照大神が天の岩屋にお隠れになった時、無双の神力をもって、天の岩戸を開き、天照大神をお導きになった神様です。両手で重そうな岩を持ち上げ放り投げた力持ちの神様です。


その後、少し離れて


火之御子社(ひのみこしゃ)

ご祭神

天鈿女命(あめのうずめのみこと)

高皇産御霊命(たかみむすびのみこと)

栲幡千々姫命(たくはたちちひめのみこと)

天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)


岩戸の前で舞われた天鈿女命が主祭神です。踊り上手で人々を笑顔にする神様です。


天鈿女命検索画面より

御配神の三柱は、


高皇産御霊命    中社の御祭神思兼命の父であ

                         り、創造を神格化した神。将軍

                           や皇孫を、を葦原中国に降ろす神

栲幡千々姫命  織物の神様で、高皇産御霊命の

                       お子様

天忍穂耳命    栲幡千々姫命の夫で、天孫降臨   

                       瓊瓊杵命の父


戸隠山の神様が神仏習合の当時も、このお社だけは神社だったようです。境内の裏手のあの巨大な夫婦木は、調べると樹齢500年を超える『夫婦の杉(二本杉)』だそうです。






最後に

宝光社 ほうこうしゃ

ご祭神  天表春命(あめのうわはるのみこと)

この神社は、私を救ってくれた可愛い女神様が、一番社殿が古いと教えてくれました。


杉の古木の中、真っ直ぐな石の(氷の)階段をのぼりました。なんと270余段の石段だったようで、登りきると荘厳な彫刻の施された社殿がありました。






御祭神は思兼命(中社祭神)の御子神様だそうです。天孫降臨の際の守護神のおひとりのようです。


次に、御祭神では無いのですが、


比丘尼意思(びくにいし)について書いておきます。私が迷い込んだ女人結界の石碑に関係があります。家に帰ってから調べました。苦笑。


なんと、こんな逸話が!!!


かつて女人禁制であった頃の戸隠でのお話です。女性は女人堂というお堂より奥は入れなかった時代、一人の比丘尼が供を連れて参詣に来ました。これ以上は入れないといった地点まで行き、お供の女性が引き返そうと言っても比丘尼はかまわずズンズン歩いていきます。


慌てたお供の女性達が比丘尼を止めるために追いかけたその時、比丘尼はその場で見る見る石になってしまいました。それはちょうどこの先は女人禁制という場所であったといわれています。


現在、その場所にはそのまま石となった比丘尼の岩があり、比丘尼石と呼ばれています。


以上


ということで、やはり山神様への不敬はただではすまないのだと思い、石にされなくて良かったです。方向音痴も病的だし、神社は1人ではなく誰かと行こうと深く反省したのでした。





尼ピえ〜ん。
コロナ退散願う前に石にされなくて
良かったピエン。

【石の像検索画面より】


つづく