星に縁がある神仏でまず思い浮かべたのは、虚空菩薩です。虚空菩薩は金星に縁がある菩薩様です。
まず、虚空ですが、何もない、あるがまま(真如)の世界で、抵抗のない世界の事のようです。あるがままを説いた老子の無為自然と繋がります。
抵抗がないというのは、ぶつかるものが無いという事だから、嫌な人や嫌な事がなくなったりすることにも繋がるかなと思います。比較心、差別心、嫉妬心なんかは、他者と自分の抵抗マックス、笑、ですから、そういうことが無くなる、存在すらしないことです。
減ってくる、というレベルではありません。存在しないんです!凄いレベルです。他人の悪口なんて、もっての外。
あるがままは真如ともいうようで、一般の人は有垢真如といって、仏は無垢真如というようですね。一般人は垢(あか)が有る!垢が有って悪かったワネ。←毎日お風呂入りまーす。笑
というか、
この垢は心の垢のことです。垢が無い、無垢な人は仏様のようです。歳が何歳になっても年齢を感じさせない異様にピュアな人、周りにいませんか?!
この虚空の名前がついた菩薩が虚空菩薩で、明けの明星、つまり金星に関係があります。
地球から見ると、金星は明け方と夕方にのみ観測でき、太陽、月に次いで明るく見える星です。明け方に見えるものを「明けの明星」といいいます。地球の姉妹惑星とも言われています。
この明けの明星が輝くのを見て菩提樹の下お釈迦様は真理を見つけましたし、空海さんは高知県の室戸の洞窟で、明けの明星が口に飛び込み悟りを開いたようです。イエスキリストも、聖書の中で「輝く明の明星」と呼ばれているみたいです。
空海さんの本なんかを読むと、修行が凄くて
「虚空蔵求聞持法」を一定の作法に則って真言を百日間かけて百万回唱えて、明けの明星が口に飛び込んできたのです。
さすが!
この金星は、誰もが知る超聖人(星人かも?)が悟りをひらくきっかけになるほどの星です。
虚空菩薩は、智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰されているようですね!覚えたことを忘れないとか、試験前にはすがりたくなりますね。
空海さんのように、悟りを求めて真言を百万回×100日唱えると、さすがに神仏の御心に、琴線に触れたのでしょう。
テストまえは最低100回繰り返すと功徳が有るかも?と私は子供達に伝えようと思います。なら、10回くらいはやってくれるかな?
つづく
【画像は空海画像検索より】