送信from Y.Yoshizmi
午後6時近く、一日が終わりかけた時、ワイフからの緊急電話。95歳の高齢宇宙人の危篤ではない。激しい腹痛と発熱で、今にも死にそうな声で「帰って来て!」と告げたのは、私より10歳ほども「お若い」、我が家の占い師ではないか!
取りあえず、事務所の鍵だけかけて、自宅へと車を走らせる。どこの病院も営業を終えたばかりの時間だ。友人の医者に電話すると、救急外来が一番早く診てくれるというので、救急車を自宅に呼ぼうとしたが、うまい具合にスマホから119にはかからなかった。
で、とりあえず、身体が震えるワイフを車に乗せて、事務所近くの医院へ行くと、ちょうど自宅玄関口が開いていて、小柄な先生がいたが、理由を告げると、看護婦もいないし、検査機器も動かせないから、日赤の外来に行った方がいいといわれ、「やはり」という思いで、日赤にやってきた。
救急外来受付で受付の2名の女子事務員に「頼む」と告げて、外の車を駐車場に移動して戻って来ると、ワイフが独りで長椅子にうずくまったまま、つらそうに何やら書類に書き込んでいる。初めてだから、問診票に書き込めと言われたとか。
すぐに、2名のねーちゃんがいる受付で、「あんたらなあ、救急車を呼ぶ代わりに運び込んできたのに、苦しがっている本人に問診票を書けってか?どういうことや、あん?」と少々大声で言いながら、かつ、にらんだら、相手はよほど怖かったのか、二人とも恐縮してしまって「すみません」と謝りながら、すぐにワイフのそばに来て、聞き取りを始めると同時に、診察室に連れて行った。
見るからにむさ苦しい格好も、たまには役に立つのお(ほほほ)
それから2時間(その間、一度事務所に戻って事務所のシャッターを閉め、なぜかサンドイッチやおやつがあったので、それとポットの珈琲などを持参し、日赤の駐車場の車の中で、グルナインの「ゴチバトル」を全部見ながら飲み食いして)、ようやく9時に検査が終わったけれど、結果は、これといった病名もなく、症状の解説もなく、胃散の薬と痛み止めを処方して、血液検査結果の数値表をくれただけで、本人は腹を抱えながら、弱々しく帰りの車に乗って、2、3日様子を見ましょう、という話で終わったのである。
本人を寝かしつけて、私はお昼に合同庁舎内の臨時売店で買った、まるまると太った椎茸に切れ目を入れてマヨネーズをかけ、オーブンで焼く。娘は、独りで晩ご飯を食べおえて、「お母さん大丈夫?」などと言いながら、能天気にテレビを見ながら笑っている。
おお、焼き椎茸の旨い事といったらないぞ!販売所のおばさんの言った通りだ。これはうまい!と舌鼓を打っていたら、友人の医者から電話が入って、「どーやった?」と聞いてくれる。症状と原因不明というか(時間外当直の若手未熟医師では原因がつかめないだけのこと、明らかな症状があるのだから、原因は必ずあるのだ。)という話をすると、「うーん、そりゃ、胆石だな。」と電話の向こうから診断を下す。「(死にゃしないから)心配ない、あんたとはいえ、この年で女房に死なれりゃ、やはり、困るだろうからなあ、ははは」「ははは、まあ、何とも言えんけども、まあな。」
うーん、正直な返答に困るじゃないか、ははは。
それにしても、まさに彼は名医だな。血液検査表に3つの肝臓の数字だけが、正常値をいささか大きく外れていたのだ。多分、正解に違いない。胃の辺りの鈍痛を抱えて患者は、胃薬を飲んで寝ている。痛み止めの方が効きそうだが、胃が荒れそうなので、まあ、一晩経過してからのことにしよう。苦しい目にあうのも人生勉強だ。
お陰さまで、わたしゃ、なぜかピンピンしているのです。はい!
午後6時近く、一日が終わりかけた時、ワイフからの緊急電話。95歳の高齢宇宙人の危篤ではない。激しい腹痛と発熱で、今にも死にそうな声で「帰って来て!」と告げたのは、私より10歳ほども「お若い」、我が家の占い師ではないか!
取りあえず、事務所の鍵だけかけて、自宅へと車を走らせる。どこの病院も営業を終えたばかりの時間だ。友人の医者に電話すると、救急外来が一番早く診てくれるというので、救急車を自宅に呼ぼうとしたが、うまい具合にスマホから119にはかからなかった。
で、とりあえず、身体が震えるワイフを車に乗せて、事務所近くの医院へ行くと、ちょうど自宅玄関口が開いていて、小柄な先生がいたが、理由を告げると、看護婦もいないし、検査機器も動かせないから、日赤の外来に行った方がいいといわれ、「やはり」という思いで、日赤にやってきた。
救急外来受付で受付の2名の女子事務員に「頼む」と告げて、外の車を駐車場に移動して戻って来ると、ワイフが独りで長椅子にうずくまったまま、つらそうに何やら書類に書き込んでいる。初めてだから、問診票に書き込めと言われたとか。
すぐに、2名のねーちゃんがいる受付で、「あんたらなあ、救急車を呼ぶ代わりに運び込んできたのに、苦しがっている本人に問診票を書けってか?どういうことや、あん?」と少々大声で言いながら、かつ、にらんだら、相手はよほど怖かったのか、二人とも恐縮してしまって「すみません」と謝りながら、すぐにワイフのそばに来て、聞き取りを始めると同時に、診察室に連れて行った。
見るからにむさ苦しい格好も、たまには役に立つのお(ほほほ)
それから2時間(その間、一度事務所に戻って事務所のシャッターを閉め、なぜかサンドイッチやおやつがあったので、それとポットの珈琲などを持参し、日赤の駐車場の車の中で、グルナインの「ゴチバトル」を全部見ながら飲み食いして)、ようやく9時に検査が終わったけれど、結果は、これといった病名もなく、症状の解説もなく、胃散の薬と痛み止めを処方して、血液検査結果の数値表をくれただけで、本人は腹を抱えながら、弱々しく帰りの車に乗って、2、3日様子を見ましょう、という話で終わったのである。
本人を寝かしつけて、私はお昼に合同庁舎内の臨時売店で買った、まるまると太った椎茸に切れ目を入れてマヨネーズをかけ、オーブンで焼く。娘は、独りで晩ご飯を食べおえて、「お母さん大丈夫?」などと言いながら、能天気にテレビを見ながら笑っている。
おお、焼き椎茸の旨い事といったらないぞ!販売所のおばさんの言った通りだ。これはうまい!と舌鼓を打っていたら、友人の医者から電話が入って、「どーやった?」と聞いてくれる。症状と原因不明というか(時間外当直の若手未熟医師では原因がつかめないだけのこと、明らかな症状があるのだから、原因は必ずあるのだ。)という話をすると、「うーん、そりゃ、胆石だな。」と電話の向こうから診断を下す。「(死にゃしないから)心配ない、あんたとはいえ、この年で女房に死なれりゃ、やはり、困るだろうからなあ、ははは」「ははは、まあ、何とも言えんけども、まあな。」
うーん、正直な返答に困るじゃないか、ははは。
それにしても、まさに彼は名医だな。血液検査表に3つの肝臓の数字だけが、正常値をいささか大きく外れていたのだ。多分、正解に違いない。胃の辺りの鈍痛を抱えて患者は、胃薬を飲んで寝ている。痛み止めの方が効きそうだが、胃が荒れそうなので、まあ、一晩経過してからのことにしよう。苦しい目にあうのも人生勉強だ。
お陰さまで、わたしゃ、なぜかピンピンしているのです。はい!