駅前も駅中もガラガラ。列車もガラガラの土曜日。ワイフは仕事で、私一人だったが、下の娘が仕事の合間を見て、時間に合わせて孫たちを見送りにきたので、入場券でホームに上がる。土日の大阪東京、名古屋に向かう列車は、いつも満席だというのに、不要不急の東京、大阪など行かないように、とお達しが出ているので、ホームも実に空いている。
まあ、普段は、いかに不要不急でない、お出かけか、わかるというものだ。そんな皮肉は別にして、あっという間に帰って行った孫たちがいない、シーンとした自宅に戻って少し横になっていると、午後3時。村人が集まって、目の前の田んぼに隣が息子の家を建てるので、土地の立ち合いをしていたら、目の前の公園が、今日から基本的に閉鎖だと、知人の隣集落の土地改良区の責任者がいう。
そして、別の情報では、地区から出た二人の感染者に広がりがアリそうだとか。何とも深刻な話だ。感染者は、まだ増えそうだ。福井はどんどん増える。もう、今日明日にも人口比では日本一かもしれない。いや、東京も増えている！
暖かくていいお天気も、風が出てきて、どうやら下り坂のようだ。
呆れてものが言えなくなるから、「国会中継」など、ほとんど見ないけれど、いや、野党などの議員の質問、与党も同じだが、口先だけのお題目は総理大臣並みに立派なのだ。こうしなきゃ、いかんとか、国家として決断し、行動しなきゃとか。で、それは一体、誰が、どうやってするんだ？
となると、そんなことは知らん！行政に指示して、国の命令でやればいい、という雰囲気だ。まるで、国が命令すると、N567でも身をすくめると言わんばかり。医療現場でも、国の指示待ち。医者は限界で、医療機器にマスクや消毒液まで不足して、国が運んできてくれるのを待っている姿勢。
長い間、平和ボケしているから、誰かがやってくれるのを待っている。そんなことは、厚生省のお役人も同じなんだぞ。みんな、誰かが細かく、責任持って指示するのを待っているばかり。で、上を辿れば、掛け声だけで、細かな指示など、降りてくるわけがない。
さあ、どうすっべ？ 板挟みになる立場には、現場知らずの新前が配置されている。事なかれ主義の行政組織で、長く平和ボケしてくれば、そんなものだ。さあ、どうなるの？
どんな組織も、自己防衛、自力判断で動くしかない。N567戦争が始まっている。現場経験をいろんなところで、初体験しているのだから。手遅れ事態など、当たり前だと思った方がいい。
できうる限り、自前で考え、行動しろってわけだよ。
2020年4月4日（土曜日）：By Yahoo [ 7c/20c/60% ]{ 68K80F } Gut0500 晴れのち雨
穏やかな夜明け。ガレージに燕夫婦が盛んに出入りして、既存の巣を修繕している。巣は二つあるから、二組が出入りしているのかもしれない。盛んに車にフンを落とすので、ビニール傘を逆さにぶら下げて、防衛している。その傘を利用して、卵を狙う蛇がやってこないよう、要注意。
人口比で全国2位となった福井のN567感染者数の増加は、実は繁華街の、ある小さな飲み屋を中心に広がったクラスター感染で、その経路はほぼ確実に判明している。したがって、経路不明な感染者数の増加ではないから、意外に行政は落ち着いて対応し（店は3件で、大変な作業だが）、今のところ、爆発的な感染拡大は防いでいる、と私は読んでいる。県民や市民がニュースに驚くほど、より注意するから、ある程度増えて、全国1位になった後、結果的に日本で一番早く、落ち着くかもしれない。
さあ、いつもの散歩タイムがやってくる。ロックダウン、都市封鎖状態のロンドンで生活している日本人が書いているネット記事を読むと、散歩や買い物、少し時間はかかるが宅配も普段通り。バーやカフェなど、人の集まるところは軒並み閉鎖だが、基本的に自宅で過ごして、人には会わず、電話などで済ませる。平穏な日常は、ほぼ、私の日常に近い。
今日は、孫たちと娘が新幹線で東京に戻る。土曜日だが、列車は空いていると読んだ。サラリーマンの仕事の利用はないだろうし、平常なら、大阪や名古屋、東京に遊びに出かける若者や元気な老人で土日は混み合うのだが、さすがに、不要不急の行楽には出かけないだろう。
もっとも、入学式や始業式の後、連休明けまで学校は休みだが、ジジババは体も懐も持たない。
