ちょっと想像するだけで分かると思うけど、2025年の万博にターゲットを絞って、世界中から色んな空飛ぶ車がお目見えする。もう、一台、数百万円で手に入るように価格帯まで計画されている。それが1千万円しても、金持ちが気づけば、安い。
それが安全な乗り物になると、社会はどう変わるか? 山が変わる。不動産屋の感覚でいえば、山の不動産価値が急上昇する。都市部近郊の山林、比較的低い山々。見晴らしがよく、水の便が悪くなければ、目下、イノシシや猿、鹿の楽園であって、荒れ放題の二束三文の山林や農地が注目を集める。
数百坪から千坪程度を重機で切り開いて、一軒の住宅地にしてしまう金持ちが現れる。テレビでお馴染みの「ポツンと一軒家」が、各地で現れるのだ。我が家の背後の山など、格好のエリアになる。見晴らしは最高だ。
道路は不要。建築資材はヘリで運び込む。作業員も施主も空飛ぶ車で、現地を往復する。電力は水素や太陽光。Wi-Fiはそれこそ、スターリンク。水は自然を利用するか、様々な工夫で豊富に利用。
ストレスフリーの自然災害に強い場所に、広大な豪邸が出現する。レストランなどの店舗だって、可能になる。道路という重要なインフラが、不要になる社会。興味深いねえ。
写真は山椒の種。これから芽が出た苗を貰ってきた。私も鉢に種を植える。