マルクス・ガブリエル著『欲望の時代を哲学する』
〈欲望のパラドックス〉とは、自らの自由とは、他者への認識と創造力まで含んだ意志が「自由意志」として、自らの欲望を他者の欲望と調整せざるを得ない、自制となること。
〈社会とはコミュニケーションのやり取りであり「関係」である〉はずが、関係を交換価値に、通貨数値の差異に置き換えてしまえば、人と人:社会も通貨差異に還元される(GDP)。通貨市場は、人 . . . 本文を読む
佐々木俊尚著『時間とテクノロジー』メディア研究者の佐々木俊尚氏は、「因果の物語」から「共時の物語」としての人間の意識・意図された表現としての、’新しい哲学’の必要性を説く。それは、環境の中での変化を自己組織化し続ける生命が、刺激を二次化して肥大させた身体・神経組織と外部環境の関わりを、電子自体への還元・再編として、ゴールも終末もない状態のときの哲学を求めてい . . . 本文を読む