<全体の印象>
『スカイキャプテン』の全体の印象は、
監督 K.コンラン、映画の歴史の中で育った少年の夢の世界、
一人でコツコツとつくっていた映画を原点に、
ブルースクリーンを活用し、
個人的な思いの深い映像がピュアに編成された、
手触り感のある映像でした。
飛行機、ロボット、秘密の基地、空の要塞、ロケット・・・少年のオモチャ
『海底二万マイル』、『カリガリ博士・・・・』、
近くではサンダーバ . . . 本文を読む
TVで公開が差し止められ、ネットだけで流されているCFです。
spicyparis Paris Hilton の CF
刺激
必要を満たし、
欲望を重ね、
永遠のオアズケを楽しんで、
もう、欲望に欲望する、出口は、
ネット上のBUZZに漏れだして・・・
<バカボンの叔父>
ps) このサイトは、Ad Innovator 広告の未来を参照しました。
映像のイメージは、映画『Lost I . . . 本文を読む
自家用車は、シェルターに覆われた私的な空間である。
囲われた内部は親密で、その外観が社会的な価値の仮面であり、
公共空間にいる人は、匿名者である。
<バカボンの叔父>
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行動者は、その空間に現れるネットワークへの接点(RFID で表現)から、
他の情報集積へと繫がり続けている。
時差は、なくなり、個別ネットワークを介して、接したい時刻と繫がる。
他方、社会的な時間は、マスメディア(アンテナ状のもの)の社会概念により
歴史へと編纂されている。その時差もまた、差異の源泉である。
<バカボンの叔父>
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ユビキタス社会となると、線的な未来への時間ではなく、
行動者にアフォードされる空間に関わる時間が対象になる。
また、行動者は他の空間にいる関係者と、
メディアで繫がってコミュニケートできる。
ということは、行動者は、その居る空間から一部離脱するし、
関係者は、行動者の空間に介入してくることとなる。 . . . 本文を読む
『広告の誕生』 北田暁大 著の 序章、
住処(すみか)を離れると投げ出される孤独の空間の記述から読み始めて、
行動空間図を残しておく気になった。
シリーズものですが、
古典的社会、近代的社会、ユビキタス的社会 の
行動的空間イメージを描いてみた。
これは、確かに 「コト的な空間」概念であるが、
微分的な状態を表現するには、行動主義的なイメージは使える。
それをまだ、積分的に「モノ的な空間」として . . . 本文を読む
のしかかるような重さもなく、
蔽うほどに多すぎることもなく、
あっさりしすぎでもなく、
にぎやかで、
輪郭もないほどにはボケてもいず、
締まりすぎでもない、
今朝の雲
解ってしまいたい症候群の私としては、
まだまだ、整理してゆきたいことが沢山残っているけれど、
多少、滲んでいるぐらいが、いいかもしれない。
. . . 本文を読む
中島みゆきの歌に「あした」というのがあって、
「語れば語るほど、相手から遠くなる」と歌われる。
”ことば は、身わけ、コト分け”といわれているように、
自分を切り出したときに発話され、
あいまいさを区別し、対象を切り離すことで増え続ける。
語り続けられれば物語となり、
記述されれば論理化される。
言説が実証されると科学となり、
世界の一部を写しながら、変えてきた。
しかし印刷文化時代の果てに言 . . . 本文を読む
映画『パッション』
『THE PASSION OF CHRIST』
福音書に文字で記された物語が、メル・ギブソン監督のpassion(熱情)により映像となった。
passion自体の意味、岩波英和辞典では、
受難の他に熱情・愛欲・怒りなどの語義があり
英国のConcise Oxford Dictionary 8Edition では、
次のように記されている。
Passion :
1.Stor . . . 本文を読む
石井克人のCFプロットのような”オモシロさ”の映像をみていて、
北野武を思い出した。
コントでの動きとコトバが、
映像での暴力と台詞となり、
会話、映像、音などの切れ味とズレ、
その隙間から垣間見る、おぞましさの海に浮かんでいる
人の”いとおしさ”
『HANABI』、『菊次郎の夏』、『ドール』と、
そのスピード感は異なっても、
生と死、身障者と健常者、狂気と正気の境界を、
正視しながら、いとも . . . 本文を読む
石井克人の短編集 Grasshoppa!の 『HAL & BONS』をまとめたDVDがあって、渋谷TSUTAYAで借りて観た。
参照: 石井克人 フィルモグラフィー
CGとクレイでのアニメーションで、HALの声を石井克人、BONSは、轟木一騎。
そのメーキングに、『HAL&BONS ROOM』というシーンがあって、
主役の「おもち君」が、うたた寝をしているんだけど、
夢を見たり、寝返りしたり・ . . . 本文を読む
是枝裕和監督は、ドキュメンタリーを重ねてきた人とのこと。
『誰も知らない』も、現実の事件を題材に、
シナリオは目に焼きついた写像で組み立てられている感じ。
ロケ地も現実の引用だし、配役は映画に生きているようだ。
柳楽優弥がクランクアップで涙を流し続ける。
12歳、頼る人が誰もいない映画の子供達の長男を生き、
初めての映画の主役を生き、その耐えてきた重さを感じてしまう。
同監督の『幻の光』のDVD . . . 本文を読む
映画 「茶の味」 石井克人監督
一つ一つの出来事が可笑しく、
「こういう感じってあるよね・・・」と積み重なり、
”おじん”が描き残したパラパラ・アニメが繰られると、
全体を貫く眼差しの位置にいる自身に気がつく。
自然も人も幽霊も不安も、コトもモノも同じような重みがあって、
山を見つめ、空を仰ぐ。
茶の味は、心とコトの置き処
家族が縁側に並ぶ映画では、
是枝監督の「幻の光」を思い出す。
むこう . . . 本文を読む
情報が自立するに従って、記録され、流通し、選別され、権威付けられる。
宗教・政治・商業・工業、そして情報自体の流通へ、多層化されてゆく。
例えば、最も抽象化される情報は、通貨為替。
象徴貨幣から、貴金属通貨へ、そして信用情報・期待情報へと純化した。
並行して、モノの交易が進み、為替相場が、地域の価値の基準として適用され、
WTOが地域の流通を国際化する。
地方の個人価値ですら、お宝探偵団により . . . 本文を読む