ユーラシア大陸東沿海の南北に長い山岳地70%、川で削られた谷とささやかな平地が散在する日本列島。亜寒帯・温帯・亜熱帯にまたがるモンスーン気候で、花鳥風月、季節と伴に移り変わり、地震・火事・水害・疫病の災害離島が、平家・藤原の戦い、戦国時代関ヶ原以来は、大きな内戦はなく、大東亜戦争は、無差別な空からの空爆・原爆での敗戦、日米安保条約での兵站拠点であることの自覚はない。
西欧は、文字・記号から自己改 . . . 本文を読む
レマルク著の『西部戦線異状なし』は、国民戦争を描いたが、戦線にいたのは徴兵に応じた兵士だった。そこはアルザス・ロレーヌ、鉄鉱石などの資源地帯だった。朝鮮半島38度線は、イデオロギーではなく、北部の資源戦だった?中東は、オイル資源戦、持続中。アフリカの局地戦は、プランテーション農業での単一作物栽培で荒廃した商品作物市場戦ではなく、レアメタルなどの資源戦。
では、ウクライナ。戦争資源が枯渇して自 . . . 本文を読む
防災・被災対応と日常地域福祉生活とは、表裏一体だとすると、戦争を放棄することは、日常の弱者・生まれ育ち明日を担う子どもたちとその揺り籠である家庭や地域の被災対応と生活福祉を維持しないことになる。
国家という生命体の外圧に対する内圧を否定し、教育も介護も、そして保健も、国際市場サービスに放任することになった。
主要都市の通常兵器による爆撃・消滅を経て、敗戦は確定していたうえでの二発の核兵器使用は . . . 本文を読む
豊穣な土壌と資源に恵まれたウクライナの戦闘状態が続くと、想い起すは資源戦争。
極東の日本列島が今一度狙われるとしたら、浅海メタンハイドレードやレアメタルなどの海底資源。
電気は、媒体として、水力・地熱・など地産地消エネルギー資源を運ぶと同時に、デジタル・データ社会を支えるもの。
国境のない成層圏とデジタルネットワークが戦場に化さないように。 . . . 本文を読む
コロナ・ワクチン二回目に対応する体調変化の山は、越えたようです。 接種前は、36.4℃。接種後すぐに、 腕の付け根からの熱さを感じ、半身にも広がってだるさを覚えたぐらいが当日。 翌朝食後から、体温を測りだし、 36.8、37.1、37.5 昼食後は、横になり、 37.8、37.5 で起き上がったら38.0 また横になり、37.5でほっとしたら37.9になったので、 いよいよ、お医者さんから処方して . . . 本文を読む
もしかしたら、来日オリンピック関係者が街で飲酒して、感染拡大させないために、
都民の外出を自粛させ、生活の場でもある飲食店を禁酒にした?
オリンピック無観客で、飲食店での禁酒。
ネット放映・通販・宅配促進施策で、都内宿泊の来日関係者も外出制限・禁酒、、、。
スポーツで世界の安全・安心(平和のこと)を、、、、。
「何言っているか、分からない」(サンドイッチマン代理)どころか「何やっているの . . . 本文を読む
民主主義とは、民が納得する形式。絶対主義とは、民を強制する形式。国際通貨力も、物理強制力を背景として、生命の拡張本能、支配領域を広げて持続を図る。しかし、国際通貨資本自体の自律運動を起こす、欲望と恐怖の意識下を、人自身は制御できない。
図象・記号・文字・言語を記す自意識、実験・検証を意図する自意識の果てに、新たな音・像・・・物理・化学センシングとデジタル・ネットワークによる再帰的なデータ蓄積 . . . 本文を読む
今まで、近代の階段を下り、鉄筋の橋で川を超え、向こうの側の山に登ったりしていた人も、近世の、坂を下り谷川に降り、沢の木橋を渡って、又けものみちをたどって向こうの山に登れた。
しかし今、センシング・5G・デジタル化の急流がえぐる崖、向こう側への吊り橋の綱は、
新型コロナ・ウィスルに朽ちかけている。
落ちかけた吊り橋を渡るのか?助走をつけ、手を拡げ、肌で感じた風に乗って、パラセール頼りに、向こう . . . 本文を読む
本と文字で語る最後は、書家『井上有一 1955-1985』 (金沢21世紀美術館「生誕100年記念井上有一」公式カタログ
銀座のJINMOさんの書活動取材時に、日本橋本町の「かみ屋」で出会った書家の作品集です。
心身の動きが、筆、墨、和紙に出会った痕跡。
図であり字であり、形であり意味であるモノに、向き合い感応する歓び。
「愛」いう字が1 . . . 本文を読む
マリリンモンローの水着姿をを切り抜いた雲形定規をつかいながら、北九州市図書館の模型づくりのアルバイトをしていたころのことが書かれている本です。
ギリシャ以来の建築のオーダー:秩序は、世界観を示していました。西欧の各時代はそれぞれの様式と気風を伴にし、ゴシック・バロック・ロココと近世をへて様式を好みで選ぶ時代へ。工業化とともに、機能と装飾が分けて意識され、デザインという作家の恣意性も、言葉と表面の . . . 本文を読む
近代住宅史を卒業論文の仮のテーマにしていた終盤に、ふと手に取って、大学生活を一変させた本です。
これを機に、言語論理から離れ、視覚による「近代美術と建築史の比較」という入口から、後年、未完の「ダダ・シュールレアリスムノート」という中継点へ向かいました。
衝動から方法へ、身体が感じる不思議を表するために、ノートの纏めは散文に。
「表参道駅からケヤキ並木を降り、明治通りを超え、坂を上り、山手線を . . . 本文を読む
読んでいた文庫本は納戸の奥、写真は、復刻版で『感情装飾』、初期の35編が入っています。有名な『雪国』の出だし「トンネルを抜けると、そこは雪だった」のように、近代個人意識の主語はなく、情況の中のたまゆらの光景を感性の小片で、集めたものです。
『日本のコード』小林修一著は、この主語無しを、日本の風土で、日本語を母国語に育った日本人のレトリックと証します。
奈良時代の漢文・漢字、明治以後の欧州語、敗 . . . 本文を読む
『異邦人』、『ペスト』などの著者、カミュは、’不条理の哲学’と云われていますが、私は、素直に読みました。山の頂上に巨石を押し上げきれず、転がり落ちる巨石を、また麓に降りて繰り返すシジフォス(当時はそう読んでいた)。最後の審判の日、楽園を目指すキリスト教にとっては不条理でも、自然/四季豊かな半面、災害が誰にでも降りかかる日本列島、大正生まれの両親と戦争前後に生まれた姉との . . . 本文を読む
コロナ感染対策で外出自粛期間に廻りだしたBook Cover ChaneMail 。一つの本が別の本に繋がって、知ったり・考えたりすることは、比較することから、始まるのでしょう。
まず、1っ冊目《BCC①》『いのちの輝きにふれていたい 特養「せんねん村」魂のきづな』は、著者、中澤明子さんとの想い出を裏付ける本です。
介護保険制度導入が決まったころ、医療情報と介護情報を医療・介護担当者が連携 . . . 本文を読む
(写真:JINMO Live at GINZA JINMO Gallery)
データ駆動型社会は、人間的か、人間不在のAI・シンギュラリティか? という問いがあります。この’人間的’という言葉を、近代合理的個人(自分の意識で賢く生きようとする)から、感情的とか直感的とかへ流れ . . . 本文を読む