のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

9階

2006-11-22 | KA
 ヨガの前に少し時間があったので、バックステージを散歩しながら身体を温めていました。ふと、フォーレストのシーンのスウィングポールは何階にあるのだろうと疑問が浮かび確かめに行きました。
 トレーニングルームがあるのが3階。こちら側の階段は4階までしかありません。反対側の階段を上ります。6階はプロップスの仕事をするときバケツを準備する階なので行ったことはありました。そして、スイングポールはこの階にありました。
 階段はまだ上まであります。7階、8階はキャットウォークがあり、リガーの人がメンテナンスをしていました。ここでスウィングポールの時に命綱を操っています。アーティストがフォーレストの準備をするのもこの階。一度ショーのときにここに来てその姿をみせていただいたことがあります。そのときは4階からステージ横の螺旋階段に移動して上がったのでその階が何階であるかわかりませんでしたし、気にもしていませんでした。
 そして9階。この劇場は9階まであるのはエレベーターのボタンを見て知っていました。でもここから足を踏み入れたことはありません。少しドキドキしました。 
 この階は7,8階と違い、9階という“床”がありました。床といっても下が見える網状のもの。「うわーっ。」と興味深げに見ていると、ちょうどそこにいたリガーのダンが珍しく親切に「初めてなの?」と案内してくれました。
 中に入っていくうちに、クリエーション中ようやく舞台が完成したとき、みなで劇場内を見学したことを思い出しました。きっとそのときここにも来ているはずなのですが、あの時はショーがどう繋がるのもわからないときで、劇場も広すぎて自分がどこにいるかも把握できず、何がなんだかわからずに見学していました。
 下を覗くと舞台が小さく見えます。水平の舞台が一番上まで上がったところから上が30メートルあるといわれていますから、小さく見えるわけです。いつもは上のほうに待機しているのが見られる山のシーンのテントもここから見ると下にあることになります。
 もっと見ていたかったのですが時間なので帰ることにしました。そして階段のドアを開けて「あれ、まだ上がある。」と気付き急いで上ってみました。そして10階が…「へー、10階まであるんだ!」恐る恐るドアを開けると…鍵が閉まっていました。
 もう2年以上もいるのにまだまだ未知の地が私にはあります。探検好きにもかかわらず…まだまだ楽しめます。