のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

小学生とお母様

2007-01-12 | 日記
 できたら日本にいる間に美容院に行きたいと思っていました。もしかしたら今日行けるかなと、約3年前の日本出発前に行った美容院をインターネットで調べてみました。その時にふと行きついたカット専門店、待ち時間が出ています。48分。そんなに待てないけれど、今から普通の美容院に行く時間もなさそうですし、とりあえず出かけるときに駅前なので寄ってみることにしました。
 お店に入ると画面があり、待ち人数0人、待ち時間0分と出ているではありませんか。これはカットしてもらいなさいということね。
 あまり髪型にこだわりがないので、微妙なことを日本語で言えることは大変に嬉しいことです。結果的に「お姉さんちょっとすき過ぎかしら。」と心の中で思ったものの、作業をひとつ終えられて嬉しく体育館に向かいました。
 そんなことをしていたので東京までの体育館には少し遅刻。二日後に本番を迎える選手達は黙々とストレッチをしているところでした。横浜で教えていた小学生4人も来ていました。ニコニコと嬉しそうに挨拶に来てくれて、4人の成長を感じました。
 私は彼女たちがバトンを習い始めたときから彼女たちのことを知っています。4人のうちの3人が東京でのお姉さんチームに入れてもらえることになり、1人はお姉さんに毎回ついて来て一人で練習していると聞いたときは本当にビックリし、頑張っていることをとても嬉しく思いました。と同時にお母様方も大変だろうな、頑張っていらっしゃるな、と思いました。
 私の母も行事や講習会があるたびに遠さを厭わずいろいろなところへ連れて行ってくれました。近所の小学校の体育館で練習するときは父や兄達に夕食を作ってから一緒に出かけてくれました。私が大人になり、ひとりでどこへでも行けるようになったころ、母の目もだいぶ悪くなり、暗い中では5センチずつしか進めないような本人の方が危ないと思われる状態になっても、近くのバス停までは迎えに来てくれていました。そんな母のことを思い出し、4人のお母様方のことを本当にありがたく思いました。
 体育館のすみを少し使わせていただいて、身体を動かしながら、みなの練習を見ていました。一人ずつがしっかり練習できるし、みなで合わせられるし、ミスもほとんどないし…自分が舞台に立つときに時々その日のテーマが浮かぶときがあります。“響き”。私は勝手にみんなの大会でのテーマを“響き”と決めました。お互いが響き合い、響きの良い和音が会場中に響きますように…