のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

武道館

2007-01-14 | 日記
 2時間半の睡眠、外は真っ暗。トライアスロンの大会の日を思い出させます。「今日も長い一日だろうな…。」

 今回の帰国を決定付けたのは今日のイベント“武道館”。新春、日本武道館で行われるバトンとマーチングバンドの全国大会は通称“武道館”と呼ばれます。たくさんの先生方、友達に会えるこの大会がうまく休暇と重なったこと、さらに所属先のバトン教室『TWIRLi』がこの大会に推薦されたことが分かり帰国を決めたわけです。
 当日の予定を何も知らずに「朝から付き合いますよ。」と元気にいいました。そして知った集合時間午前7時。今日は朝二番電車で集合場所に向かいました。みな髪をきれいにまとめて時間に集まっていました。
 付き添いは誰もいない中、朝一からハプニングがあったのにしっかり自分たちで対処して、感心。二ヶ所に分かれてしまった準備場所でも落ち着いてお化粧をし合い、私は手伝う余地もなく写真を撮っていました。
 体育館に移動後も限られた時間を有効に使い練習しています。先生からチームワークがいいと聞いてはいたものの本当に感心しました。私はただただみんなの行動を見ているだけでした。
 そこから武道館に移動をし、選手席でみなが出場の準備をしているのを待っていると「のんのん先生、踊らなくていいのですか。」と言われ、そのとき“KA”で私が踊っている曲をどこかのマーチングバンドの団体が演奏していることが分かりました。言われるまで気付かないほど私はぼーっとしていました。
 最終的に身体を動かせる部屋の前までみなと一緒に行くことができました。付いては来たものの、ここでも特に私が出来ることはなさそうなので、先日私が勝手に決めたテーマをみんなに伝えて、落ち着いて席に座って出番を待つことにしました。
 いよいよみなの本番です。私は先生に審査員席横の特等席を用意していただいていました。みなと同じ衣装を着たくまのぬいぐるみを持っているのが目立ってか、初めの縦一列のポーズで何人かは私のいる位置が分かったようです。
 演技は心地よい響きのいい演技でした。もしかしたらみなの中では“一番”ではないのかもしれませんが私にとっては一番のいい演技でした。終わってからのみなの顔もいい顔で帰国して本当に良かったと思いました。
 一度会場の外に出ると人に会い、人に会い、人に会い…なかなか席に戻れないのはある程度予想はしていました。それでも予想以上にたくさんの方に声をかけていただき励ましていただきました。やはり帰ってきて良かった。
 そして表彰。なんとTWIRL iはグランプリを受賞したのです。出来すぎた帰国…。
 打ち上げでみなの話を聞きながら、先生もお母様も合わせて、みなの力が合わさっての“チーム”での受賞であることを改めて感じました。そして3年前にどたばたと日本を出発した日がうそのように、私は何事も安心してラスベガスに帰れると思ったのでした。