のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

表の遅、裏の速

2007-05-08 | KA
 クライム、アーティストが舞台を登りながら追いかけるシーン、のときに何かが起きていることが曲の違いでわかりました。でもそれはほんの少しの時間で元のように戻りました。しかしそのあとのシーンがとても長く、いつも自分が踊る出番前に動いているところに行くと、テクニシャンやステージマネージメントの重要人物が集まっていて普通ではないことがわかりました。
「何が起きているのだろう…。」
 いつも動いている場所は、忙しなく人が動き始めると何かのために場所の確保がされ、動くことが出来ません。仕方なく隅で足踏みをしていました。
 そのうちに、アーティストが舞台から落ちるときに上手く落ちることが出来なかったことがわかりました。場所は担架を通すために確保が必要なようでした。
 舞台は時間を掛けながらも何事もなかったかのように進んでいました。私は自分の出番の時間が読めず、動くことが出来ずドキドキしていました。舞台上ではアーティストが即興でその場をつなぎ、舞台を中断することなく裏で作業が行われているのだから、次のシーンである自分の踊りのところは本当に何事もなかったようにしっかり務めないといけないと思いました。
 アーティストが担架で運ばれてきたのを見ると、気持ちが普通の状態でなくなりそうでしたが、そこを何とか落ち着けて舞台に出て行きました。
 今日は曲がとてもゆっくりに聴こえ、自分でそれをよく理解できたので、そこでも自分を落ち着かせることが出来ました。

 一回目二回目、両方ご覧になった多田先生に伺うと、「そういえば長かったかもね。」と。こういうところにも回数の積み重ねの成果が出ているのだと改めて思いました。