のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ハッピー・パイロ!

2007-06-21 | KA
 ショーの始まる20分前にアナウンスがありました。「今日は特殊効果を全く使えません。」   
 このうわさはその前に少し聞いていて、
「特殊効果ってどこだろう。」
 と話していました。
「まず、最後の花火、横から出るのは絶対にないでしょ。ぐるぐる回るのは違うものだからどうかな。初めの下から出てくる火もないよね。あとは…?」
「アーチャーズデンの爆発は?」
「あれはないでしょ。」
「あんな小さいものもないのか。ということは、何が問題で特殊効果が使えないのだろう…。」
 そんな話をしていました。
 特殊効果とどういう関係があるのか、たまたまか、本日の配役表には、カメは出ないし従者役はビーチから落ちないと書いてありました。
 20分前に公けに入ったアナウンスの続きを聞いてみると、特殊効果のあることあること。
 まず、ショーの前のバンバン上がる火、カメラなどが投げられて上がる火、弓を射るアーティストの持っているトーチの火、火事、私の父に持っていくトーチの火、矢が放たれた後のランタンの火、骨が砕かれた後のトーチの火と爆発、私の父が下りてくる時の火花、そしてもちろん最後の花火は全部。
 こんなにできないことがあってもショーは始まるんだ…。そして最後は花火なしで、どう”締まる”のだろう。不安な気持ちで身体を温めていました。
 すると15分前のコールの時に、「特殊効果は全て使えるようになりました。」とアナウンス。「通常通りのショーになります。」
 いつもはショーの前に「グッド・ショー!」などと声を掛け合うのですが、今日は「ハッピー・パイロ!」花火が上がって本当に良かったです。