のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

明日の“本番”を前に

2008-08-01 | KA
 明日の本番を前に、ドレスリハーサル。朝11時の集合でした。衣装を着て、スカートを自分で縫い付けて。とても懐かしい作業です。
 パンクをした日の最後のリハーサルで、いくつか変更をしてから4人全員で一度も合わせず、今日の本番前も各自で振りの確認をしただけで、舞台に立ちました。すると、私の思い違いで、動き出しから目立って間違ったことをしてしまいました。その他、2か所間違い。
 終わってからゲイルに謝ると、ゲイルは「あ、あれ良かったわよ。その方がいいみたい。」と。いつも本当にプラス思考の人です。

 KA二回目のショーへ階段を下りる時、作曲をしたデリックに会いました。「あ、今日ドレスリハーサルへ行ったよ。2時にね。2時に劇場に行って、誰もいない劇場に一人で座って、始まるのを待っていたんだ。時間がだいぶ過ぎたのに始まらないので、ゲイルに電話をしたら、彼女、市外局番を教えてくれていなかったから、違う人に掛かってしまって…。だから、ステージマネージメントに訊くと、ゲイルの作品は11時半に終わったって。車が混んでいて、1時間もかけて行ったのに、結局どんな劇場か分かっただけだったよ。」 
 私は、お腹を抱えて大声で笑いました。その後、ゲイルに会ってそのことを話すと、「そうなのよ、彼は明日の本番を観られないのに、そんなことになってしまって、本当にかわいそうね。」とやはり笑っていました。
 
 今日は影絵の前に二回とも出来事が。
 一回目、舞台に出て行くキューを待っていました。ライトが点いて消えたら出て行く合図です。しかし、いくら待っても、舞台の準備が整っていそうに見えても、音楽が出て行くところになっても、ライトが点きません。ライトが点くというのは、舞台が安全であるという印でもあるので、それが点かないということは、見えないところで何か不備があるのかもしれません。私は足踏みをしながら待っていました。するとステージマネージメントが息を切らせて現れて、「ノリコ、大丈夫?」と。「私は大丈夫ですけれど、ライトが点かないので。」と言うと「舞台の準備は出来ているので出て下さい。」と。急いで出て行きました。曲がだいぶ過ぎてからの登場になってしまったので、ミュージシャンが音を作るのが大変そうでした。
 つい先日、ここのライトの点検はしているのかな、と思っていたところでした。でも、まさか自分に関わる問題になろうとは思ってもいませんでした。ライトはその後新しいものに取り換えられたということです。
 二回目、影絵の待機場所に走っていると、突然、“ヒトデの曲”になりました。カメさんがいないという変更は告げられていなかったので、突然何かが起きたのでしょう。ステージマネージメントからの連絡が入る機械を着けていない私には、何も分かりませんでした。
 他にもいろいろと“出来事”があったようです。明日のギーさん訪問を前に、いろいろな事が起きてしまって良かったかもしれないね、と話していました。