この一週間ぐらい、私がいつもトレーニングルームに居る時間に、京劇のアーティスト達が何かを練習していました。昨日尋ねると、私の住まいの近くのお寺で明日披露するとのこと。でも、それがどういう機会でなのか、彼らは全く分からないようでした。ただ、毎年この時期に何かをしているということでしたので、お盆と関係があるのかな、と思いました。
せっかく近いところでのことなので、行ってみることにしました。お寺がそこにあることを知らず、見つけるのに少し時間が掛かりました。たくさんの車が道端に停まっているところを見付け、それほど大きくない仏像を見付け、その建物がお寺と分かりました。外観は日本のお寺のようではありません。ドアを押して中に入る人がいたので、一緒に入ってみると、ガラス越しに何か行っているのが見えました。案内は中国語です。町内会館のホールで何かを行っているような、そんな感じでした。
良く見ると、上座には僧侶の方々が一列に椅子に座っています。中央には空間があり、その空間をコの字型に人が囲んで床に座っています。様子が良く見えた時には、一通りの儀式の様なものが終わったようで、中央の空間で余興が始まりました。まずは女の子のお琴の演奏。
演奏が始まって僧侶の方々の方を見ると、テーブルに並べられた幕の内弁当の様なものを召し上がっていました。食べることに集中している僧侶の方々を前に、女の子はすこし居づらいようでした。気付くと周りを二重三重に囲んでいる方々にも、日本のお弁当の様なものが配られ、人々は食べ始めました。女の子はさらに居づらそうに…。
そのうちにガラス越しに見ている私達の方にもお弁当を持った方がいらっしゃいました。「どういうことだろう。」と思っているうちに、私のところにもお弁当を持って来て下さいました。「いや、私は…。」「どうぞ、どうぞ。」と、ほぼ正方形の黒の紙箱の上にお箸が輪ゴムに留まったお弁当が差し出されました。手にすると、『幕の内弁当』と箱の上に書いてありそうな、懐かしさを覚えるものでした。ちなみに中身は、白米と赤米で炊いたお赤飯、野菜の煮びたし、いんげんのピーナッツ和え、シイタケの煮物、さつま揚げの様なもの、たくわんなどでした。
さてさて、一番最後と言っていたKAのアーティスト4名による京劇が始まりました。これは多分孫悟空です。この狭い空間で、2メートルぐらいある棒を伸び伸びと回し、人は空を宙返りし、殺陣も見事に決まりました。このようなことを、ちょっとした練習で出来てしまうとは、本当にすごいです。京劇と共に歩んできたであろう彼らの人生を垣間見たような気がしました。
せっかくいい気持ちで出勤をしたのに、英語の時間にとても落ち込みました。英語の5文型の考え方は日本だけのものなのでしょうか。目的語と補語という考えは全く通じませんでした。
それでも、慰めてくれた人のお蔭か、京劇の影響が残っていたのか、お弁当の力か、どなたかが客席からエネルギーを送って下さったのか、舞台では気持ち良く舞うことができました。考えられる様々な“お蔭”に感謝いたします。
せっかく近いところでのことなので、行ってみることにしました。お寺がそこにあることを知らず、見つけるのに少し時間が掛かりました。たくさんの車が道端に停まっているところを見付け、それほど大きくない仏像を見付け、その建物がお寺と分かりました。外観は日本のお寺のようではありません。ドアを押して中に入る人がいたので、一緒に入ってみると、ガラス越しに何か行っているのが見えました。案内は中国語です。町内会館のホールで何かを行っているような、そんな感じでした。
良く見ると、上座には僧侶の方々が一列に椅子に座っています。中央には空間があり、その空間をコの字型に人が囲んで床に座っています。様子が良く見えた時には、一通りの儀式の様なものが終わったようで、中央の空間で余興が始まりました。まずは女の子のお琴の演奏。
演奏が始まって僧侶の方々の方を見ると、テーブルに並べられた幕の内弁当の様なものを召し上がっていました。食べることに集中している僧侶の方々を前に、女の子はすこし居づらいようでした。気付くと周りを二重三重に囲んでいる方々にも、日本のお弁当の様なものが配られ、人々は食べ始めました。女の子はさらに居づらそうに…。
そのうちにガラス越しに見ている私達の方にもお弁当を持った方がいらっしゃいました。「どういうことだろう。」と思っているうちに、私のところにもお弁当を持って来て下さいました。「いや、私は…。」「どうぞ、どうぞ。」と、ほぼ正方形の黒の紙箱の上にお箸が輪ゴムに留まったお弁当が差し出されました。手にすると、『幕の内弁当』と箱の上に書いてありそうな、懐かしさを覚えるものでした。ちなみに中身は、白米と赤米で炊いたお赤飯、野菜の煮びたし、いんげんのピーナッツ和え、シイタケの煮物、さつま揚げの様なもの、たくわんなどでした。
さてさて、一番最後と言っていたKAのアーティスト4名による京劇が始まりました。これは多分孫悟空です。この狭い空間で、2メートルぐらいある棒を伸び伸びと回し、人は空を宙返りし、殺陣も見事に決まりました。このようなことを、ちょっとした練習で出来てしまうとは、本当にすごいです。京劇と共に歩んできたであろう彼らの人生を垣間見たような気がしました。
せっかくいい気持ちで出勤をしたのに、英語の時間にとても落ち込みました。英語の5文型の考え方は日本だけのものなのでしょうか。目的語と補語という考えは全く通じませんでした。
それでも、慰めてくれた人のお蔭か、京劇の影響が残っていたのか、お弁当の力か、どなたかが客席からエネルギーを送って下さったのか、舞台では気持ち良く舞うことができました。考えられる様々な“お蔭”に感謝いたします。