のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

今日は名を呼ぶ彼

2012-08-04 | KA
 暑さで寝不足なのか、湿度が高く空気が重いからか、単に疲れがあるのか、身体を動かすのが重い感じでした。
 身体のリズムと言うには、早過ぎる気がします。明日が休日だから、ということは考えられます。それとも、高い湿度で纏わり付く空気のためでしょうか、ショーが始まると気持ちが急いていました。演技も、踊り方も、それが出ていました。私から見て右側に、制服なのかお揃いの洋服をお召しになったお客様も目に付きました。そんなことを振り返りながら歩いていると、長いお休みから戻って来たばかりのボビーとすれ違い、舞台に立つ私の姿を、
「凄い素敵だよ。」
 舞台裏では冴えなくても、お客様の前では、さらに輝けるようにと願いながら二回目を迎えました。
 今週は、緊張が続きました。身体の調子が戻ってきて、感覚が繊細になってきているのかもしれないと思いました。
 ショーが終わる時に、シェリーからお客様がいらしていることを聞きました。彼とは何度かお会いしていますが、私のことはいつも忘れているようで、先日も、初めてお会いしたかのように挨拶されました。彼とご家族との写真撮影には、たくさんのアーティストが出ていたので、私は名も名乗らずに簡単に挨拶をしました。素顔でも分からないのに、こんなお化粧では全く分からないことでしょう。
 着替えて楽屋を出たところで、彼に会いました。
「ノリコ!」
 驚きました。きっとシェリーが伝えてくれたのでしょう。お母様がとても気に入って下さったようで、一緒に話して下さいました。今度彼にお会いした時には、覚えて下さっているかもしれません。
 トレッドミルで走り始めると、急いているのが分かるように、いつもの速度では走っていられず、速度を上げました。快適に走っていたので、今日も二マイル以上走っていました。身体が元気な時に使えるものは使いましょう、とエクササイズもしていたら、楽屋に戻り着替え終わった時にはぐったりとして、帰るのも面倒になるほどでした。明日が休みなのでしたことです。まあ良いでしょう。