のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

しもリン

2007-05-21 | 日記
 今日は気軽にバレエを受けたいと思いながら行くと、いつものタラ先生はお休みで、男性の先生でした。タラ先生は私のことを良く知っているので、私が上級クラスにいようがいいわけですが、さて、今日は大丈夫なのでしょうか。そして本当のことを言うと、私は男性のバレエの先生が少し苦手です。
 この先生、首筋がとてもきれいだな、と思いながらバーレッスンを受けていました。先生の説明はわかりやすく、いつの間にか心地よくレッスンを受けていました。センターになると、先生の動きの凄さもさらに明らかになり、特に、説明をしながら回るときの軸の確実さは見事でした。
 終わったときの拍手の大きさで、みなが満足していたことがわかります。
 今日は15人弱レッスンを受けていましたが、そのうち5名が男性。そこにいた一人が誰かに似ているとずっと思っていました。クルクルの髪に鉢巻きのように巻いたバンダナ、細い身体、少し入りすぎる肘…。帰りはお父様が迎えに来ていました。とてもダンスをしていたとは思えない見かけのお父様ですが、「最後のコンビネーションのときが…。」と何か彼に注意していました。帰り道、誰に似ているのだろう、と自転車を走らせながら考え、分かってすっきり。私が中学生ぐらいのときの下村尊則さんでした。いまや劇団四季の大スター。昔、世界大会にご一緒したとき「しもリン」などと親しく呼ばせていただいていたのが懐かしいです。

 
 写真はバレエの帰りに寄った郵便局に咲いていた花です。風に揺られて気持ちよさそうでした。

ドライテック

2007-05-20 | メディア
 小心者の私は、いつものように自主リハーサルに出掛けました。アーティスト抜きのこの通し、“ドライテック”と呼ぶそうです。
 ライトの感じは明らかに本番と違いましたが、舞台の上に立つという緊張感を味わい、これで休暇明けの初日の本番の緊張が少しは和らぐことでしょう。…和らいでください…。
 身体の調子はとても良いです。眠さはもう一日ゆっくりしたらどうにかなることでしょう。慌ただしく本番を迎えずにすみそうで一安心です。

 月刊ミュージカルとDDD(6月号)にKAのことが載っているという情報をいただきました。私のことも少し書いて頂いているようです。

水分自動供給システム

2007-05-19 | 日記
 昨日、日本からアパートに戻ると元気な緑が出迎えてくれました。「私がいるときより元気かも!」
 家を留守にするとき、今までは植物を友達に預けていました。今回は出発前忙しく、お願いするのが後回しになり、結局預けられず、“水分自動供給システム”を考えて、作って取り付けてみました。実験することもせずにいきなり本番。緑くん達ごめんね、元気で待っていてね、と出かけました。これが大成功。こんなに上手くいくと思っていなかったので本当に嬉しかったです。
 参考までに作り方。用意するものペットボトル、縄。私は縄を用意する時間がなかったので、Tシャツのすそを切り、使いました。ペットボトルに水を入れてその中に縄をたらし、縄のもう一方を鉢に置くだけです。591ミリリットルのペットボトルで一週間大丈夫でした。

 今日は家にいると果てしなく眠り続けそうだったので、身体を動かしに出かけ、ついでにスパイダーマン3を観ました。

眠り続けてまだ眠い

2007-05-18 | 日記
 いつものように支度をし続けて…夜が明けました。
 朝、郵便局に。“高”の字、タイプされた口の“高”と、手書きのはしごの“”で手続きに混乱。相当時間を使いました。今日は余裕と思ったのにいつものように出発予定時刻を過ぎて家を出ました。
 私はひたすら眠る中、父が車を運転してくれて、成田空港へ。回転寿司で日本滞在の締め。お世話になりました。
 出国手続きの美人のお姉さん、私の顔を見ながら微笑。「何か怪しいですか。」と訊くと「お化粧してないとこんなにも違うものかと。」笑われました。
 飛行機の朝のメニュー、スクランブルエッグか焼きそばか。前の席の人の「焼きそばって何ですか。」と言う質問に、パーサーは「日本の朝食用の麺。」と。それは嘘でしょう…。
 食事時にかろうじて起きられたものの、あとはぐっすりと。

 …もう着いちゃうの…。

 ロスアンゼルスで入国審査の方。「へー、シルクドソレイユのショーに出ているんだ。カレシは?」英語で話していると思って“カレシ”が“彼氏”だとはすぐにわかりませんでした。「じゃあ僕が…。」って。さすがアメリカです。そういうこと日本の入国審査の職員は言わないでしょうね。
 ロスアンゼルスに着きました。さて、どうしようかな…。飛行機はここまでしか予約が出来ず、ラスベガスまでのフライトは別の航空会社の最終便で予約。しかしながらロスアンゼルスのことを調べる暇がなく、成田でガイドブックを買ってしまいました。ロスアンゼルスの友達に電話すると「恥ずかしいね。」と。確かに。
 「荷物を預けられたら町に出るので会いましょう。」と約束。しかし…普通コインロッカーとか荷物一時預かり所とか普通あると思うけど…。旅行者案内に電話をして、紹介してもらった会社に電話をすると、空港に荷物を取りに来てその荷物を預かって空港に荷物を届けに来てくれるサービス。ひとつのサービスにつき10ドル。30ドル払いたくないというよりはなんとなく信じられないということと、えらく時間が掛かりそうでやめました。リトル東京の知り合いに電話をすると、預かって下さると。助かります。
 空港からユニオンステーションまでバスが出ているのでそれに乗って、そこから歩いてリトル東京へ。お昼をご一緒させていただいて、それからハリウッドに連れて行っていただいて…すっかりお世話になりました。戻ってから開発進むというリトル東京を散歩。途中、昼寝つき。とにかく今日は眠いです。
 仕事を終えた友人が迎えに来てくれて、軽くご飯を食べて、空港へ。みなさんにお世話になり、ロスアンゼルスの半日観光を無事終了しました。
 飛行機に乗った途端にまた睡眠。ドリンクサービスは逃しました。

 そして、無事ラスベガスに戻ってまいりました。目覚ましは掛けずに今日は寝ます。

母の夕食、父の菖蒲湯

2007-05-17 | 日記
 アメリカに帰る飛行機がロスアンゼルスまでしか取れていなかったので、ラスベガスまでの国内線を予約。無事完了。これで帰れます。
 自分もレッスンをしていただくつもりが、先生とのんびりしていたのでその時間もなく、レッスンをするだけになってしまいました。“バトントワリング”を教える頭はすぐにはないので少しおもしろいことを。みなの成長を感じながら、楽しみました。
 今晩は家で夕食。短い滞在なのに二日も家で夕食が食べられるとは嬉しいことです。母がいろいろなものを用意してくれていたのに胃袋の大きさが足りませんでした。
 私のために残しておいてくれた庭の菖蒲、父は菖蒲湯を入れておいてくれました。菖蒲湯に入ると葉菖蒲を頭に巻いた兄の姿がいつも浮かびます。私も頭に巻いて、時には手に脚に首に巻いて出てきます。巻いたところが良くなりますように…。
 
 さてさて帰り支度の始まり…。

三つの帰国目的

2007-05-16 | 日記
 もう少し睡眠時間を取りたかったと思いながら出掛けました。小机駅から日産スタジアムまではのどかで心が安らぎます。
 この中のスポーツ医科学センターで体力測定。測定は1999年以来。競技をしていたときと今とは、まったくと言っていいほど動きが違うので、結果が楽しみでした。
 全身持久力を測るためのトレッドミル上のランニングでは目標の11分走れました。体脂肪率を調べるための水中体重測定は93年以来。この苦しさは二度と味わいたくないと思っていましたが、再び。そして毎年苦しさを味わっていた筋持久力を調べる40秒の自転車漕ぎも8年ぶり。最後の測定種目、覚悟を決めて取り組みました。 
 この“三大苦しい測定”を含む数々の測定を終え、出た結果、驚くことに選手のときよりもいい記録のものもありました。私は今の動きから考えて、体力が落ちていても不思議はないと思っていたのですが、感覚としてだけでなく科学的に調べてもまだまだそれほど体力が衰えていないことがわかり、さらに元気になりました。
 その後東京に移動し、身体を診ていただき来週からのショーに備えました。身体を整えていただくのは日本に帰る楽しみの一つでもあります。
 それから、私の今までの生活をバトントワラー達に話す会がありました。小学校低学年から大人まで、お母様方も含めて私が思っていたよりたくさんの方にお集まりいただきました。私は話をするのが得意ではないのですが、せっかくいただいた機会ですので、自分自身の生活を振り返り、自分の中で印象に残っている過去のページのいくつかを話してみました。拙い話の中にも何かひとつぐらいは感じたり、思ったり、興味を持ったり・・・そこへ出向いたことに意味のあることをお持ち帰りいただいていたらいいなと思っています。

 頭も身体も最大限に使って気持ちの良い日でした。

藤城清治光と影の世界展

2007-05-15 | Weblog
 ビザの申請、まずはこれをしないとアメリカへ戻ることは出来ません。滞在中に収得できることを祈りながらアメリカ大使館に向かいました。門を入るまでの待ち人数は相変わらずでしたが、その後、中に入ってからの長い列がなく、お蔭で友人の美声、繰り返される録音での書類確認案内も聞けずに、建物の中に入りました。
 パスポート申請で却下された例の写真にて再び挑戦。しかし今回も却下。リベンジならず。
 手続きはスムースに行きました。思ったよりも早く終わり、友人のランチタイムまで約2時間、町をぶらぶらしていました。訳あって自分の過去を振り返りながら…。
 友人は一緒に働く7人のお友達を連れてきてくれて、しゃぶしゃぶとすき焼きのランチ。KAを観に来てくださった方も、大使館で働く前にMGMで働いていたというアメリカ人の方もいらっしゃいました。みなさんとても良い方で楽しいときを過ごすことができました。

 横浜へ戻り東口をぷらっとしていると『藤城清治光と影の世界展』の案内が。母が定期購読していた“暮らしの手帳”で目にしていた彼の作品。惹かれるものがあり、そごう美術館に吸い込まれました。
 絵を観て思わず涙が出たのは、中島千波さんの桜の絵を小布施に観に行って以来。影絵、光と影…作品の緻密さ大胆なカット、色使いや構図、夢の広がる展示の仕方…力強く温かく、本当に素敵な展覧会でした。今月26日まで開催のこの世界展、みなさんにも是非ご覧いただきたいです。

 夜は家族で集まって日本料理を。今泳いでいたイカがお刺身になって出てくると透明でとてもきれいでした。足は切っても動いていて…日本のものでもまだいただいたことがないものはたくさんあるようです。
 明日が、幼稚園の子達も学校の子も、会社の方々も遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。

短い14日、大満足

2007-05-14 | 日記
 父が空港から車をとばしてくれたので、横浜で教えていた子供たちに会えました。みな大きくなって、私がみなの中に埋もれてしまうぐらいでした。バトンも上手になっていてびっくり。

 日本に戻るとなかなか家でご飯を食べられませんが、今晩は母の手料理を。

 帰国第一日目大満足。

目が覚める

2007-05-12 | KA
 出番の前に言われたくない言葉というものはあります。今日はそれを言われました。でも今日は何故か強気な自分がいて「そういうことは本番の直前に言わないでください。」と、珍しく言ってしまいました。
 言われたことによってか、言ったことによってか、自分の目がキッと見開くのがわかりました。
 朝から今日は忙しい日でした。それを引きずりたくはなかったので、休暇前で周りがそわそわする中、私はいつものように準備をしていました。準備はきちんとできていたと思います。でも、昨日のようにはっきりした何かがなく、「今日はどこに気持ちをもっていったらいいのか。」と少しふわふわしているところがありました。それが彼の言葉に目覚めさせられたようでした。
 おもしろいほどに目の強さが変わって、はっきりとした自分がいるのを感じました。
 “聞きたくない言葉”が今日は必要なものだったようです。おもしろい初体験。彼には「ありがとう。」と言うべきでした。