のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

ラジオで話せなかった訳と事

2009-07-08 | 日記
 ラジオは、広報がお断りをしていたそうです。私にも、日本の担当者宛のメールが届いていたようですが、まさかお断りをするとは思っていなかったので、その内容に注目をしていませんでした。その後、担当の方から連絡もなかったので、私はすっかり出演の予定と思っておりました。ラジオに耳を傾けていて下さった方々には本当に申し訳ないことをしました。
 今日はショーに出ない日なので、少しゆっくりしていると、日本からの荷物を受け取ることが出来ました。いろいろなものが入っていて楽しいこと。気持ちを入れ替えて出勤することが出来ました。
 仕事場でもいつもより時間があるので、ストレッチのクラスを受け、ピラーティスをして、新しい衣装を試して、振付をして、身体の手入れをして…いろいろなことが出来ました。休暇中、旅に出た時のホテル探しが少ししかできなかったので、帰宅してから続きをしましたが、まだ決めることが出来ません。でも、こうやって探している時も、楽しい時でありますので、ゆっくりと決めたいと思います。



 ラジオで話す予定だったことは、先月の『スティルト・ウォーク』のことです。折角なので、その日の日記と重複しますが、ここにまとめてみました。放送後に番組のウェブサイトに掲載予定であった写真も、載せられる方法を見付けたので、貼り付けます。約一ヶ月間ご覧頂くことが出来ます。


 …7月8日午前0時、33度のラスベガスよりお届け予定だった話…

 6月16日、この日はシルクデュソレイユの25周年の記念日に当たりますが、ギネスブックの記録に挑戦するイベントが行われました。それが『スティルト・ウォーク』です。“スティルト”とは竹馬のことで、竹馬に乗って100メートルの距離をいかにたくさんの人数で一時に歩けるかということに挑戦をしました。 
 実はこの記録、初めはシルクデュソレイユが持っていました。5年前、20周年の記念としてみなで竹馬に乗り、544名が100メートルを歩き切り、ギネスブックに登録されました。しかしその後、2006年に日本人のみなさんが614人で記録を破り、さらに2008年にはオンタリオで挑戦した方々がいて、625名で新たな記録を作ったそうです。
 そもそもなぜ竹馬なのか、ここにも理由がありました。1980年、今もシルクデュソレイユで御活躍されているジル・サンクロワさんが、竹馬のサーカス団を作る補助金をケベック州から得るために、竹馬で90キロ歩くパフォーマンスをしたそうです。これは、真剣な試みであることを示すためであり、彼は22時間掛けて歩き切りました。このことがきっかけでベ・サン・ポールで誕生したパフォーマンス集団が、後に20人の大道芸人集団クルブ・デ・タロン・オーとなり、1984年にシルクデュソレイユになりました。
 それから25年、その記念に再び記録をとリ戻そうと、世界中のシルクデュソレイユに関わる人たちが参加をし、『スティルト・ウォーク』が行われました。イベントはラスベガスのほかに、オーランド、モントリオール、モスクワ、フォルタレザ、マカオ、リスボン、ニューヨーク、名古屋、東京の10都市で行われ、全都市で合計1300名以上が参加をしたと言われています。
 ラスベガスの時間で6月16日の午後1時、ということは日本で参加をした方々は6月17日の朝5時になるのでしょうか、各都市で一斉にスタートをしました。
 ラスベガスでは約250名が参加をし、174名が歩き切りました。日本の竹馬とは少々違う形の竹馬で、初めは戸惑いましたが、私も無事に歩き切ることが出来ました。
 3週間たった今でも、各都市で100メートルを歩き切った合計人数と、ギネスブックへの記録が更新されたのかどうか、正式な発表がなされていません。今後のアナウンスを楽しみにしております。
 25周年記念の日は、「Happy anniversary!」「Happy 25th anniversary!」と声を掛け合い、喜びを分ち合いました。ラスベガスには結婚何周年とか、付き合い始めて何周年などという記念として訪れて下さる方もたくさんいらっしゃいます。そういう方々が、KAにいらして下さることももちろんあり、大切な記念日をお祝いするお手伝いが出来ることは、とても嬉しいことです。「Happy anniversary!」は、そのような何周年記念というお祝いに掛ける言葉です。ラスベガスにいらして下さる時に覚えておくと役に立つ一言となるでしょう。




ラジオ出演の予定でした

2009-07-07 | 日記
 七夕。今年もベンジャミンに短冊をつけました。いつの間にかベンジャミンも大きくなりました。願い事が叶えば、世界中が平和になります。

 ショーが終わると急いで帰り支度をしました。ラジオの出演のために電話が掛かると思っていたからです。ところが、電話が掛かりません。5分位は遅れるかな、と思って待ちましたが掛かりません。12時10分になると日本に電話をしてみました。
「やりそうにないよ。」
 でも、もう少し待つことにしました。
 担当者の方の連絡先を控えていなかったのですが、ようやく見付け、電話をしてみました。しかし、オフィスにいらした方は分からないようで、本人に連絡をとって下さるとのことでした。もう一度日本に電話を掛けて、やらないようなら帰ろうかと思っていると、電話が入ってきました。しかしそれは、本人の携帯に電話をして下さい、ということでした。そして、連絡をしてみましたが繋がりませんでした。
 携帯電話に繋がらないので、すぐにはご覧にならないとは思いましたがメールを入れました。そして、ラジオを聴いていたことが確実に分かっている両親に電話をして謝りました。他にも待ち構えて下さっていた方がいらっしゃることと思います。申し訳ありませんでした。

悩む人

2009-07-06 | 日記
 本日ご到着のお客様に会いにMGMへ行きました。飛行機の到着時間からホテルに着くであろう時間を予測していくと、客室へのエレベーター前でばったりと会いました。そして、長旅の後でお疲れでしょうに、気持ち良くすぐに食事に付き合って下さいました。彼らはその後、車を走らせてグランドサークルへ旅に出ました。私もいつか行きたいところです。どうぞ良い旅を。
 私は私で来週の休暇の旅の手配をしなくてはなりません。いつも、“決定”するのが遅く悩むのですが、本日もその例に従い悩みました。でも、「ここでいくら悩んでも、同じ結果になるでしょ。もう予約したら?」といつもに比べると割合とすぐ、自分を言い聞かせることに成功し、予約をしました。あとはホテル。また悩むことでしょう。

気分転換しながら

2009-07-05 | 日記
 やらなくてはならないこと、調べなくてはならないことがたくさんあり、暑さの中、頭がごちゃごちゃになりそうでしたが、丁度いい時間に食事に誘って頂き、いい気分転換となりました。行ったことのないお店に行けたので嬉しかったです。
 やらなくてはならなかったことの一つが、多分キノコと思われる生物の処理。ナスとパプリカが植えられているプランターに出てきた黄色いこの物体は一体何なのか、もう少し観察すべきなのでしょうが、あまりにも気持ち悪くて、処理させて頂きました。こういうことは、やらなくてはならなかったことであり、気持ち悪いことでも、気分転換になります。
 忙しい中、やってみたくてしょうがなかったことがありました。この暑さ、懐中しるこはもう当分食べないだろうと思っていたところに、生クリームの賞味期限が本日までと目視。懐中しるこを解体して、あずきアイス最中を作ってみることにしました。あずきアイスだけですと、それほどでもありませんが、“皮”と合わせると、そのパリパリ加減と滑らかなアイスが絶妙なハーモニーでとてもおいしかったです。
 今日は気分転換がちょこちょことあって、頭がおかしくならずにすみました。

やる?やろう!

2009-07-04 | KA
 昼食時、今日はマイケル・ジャクソンさんのお友達や仕事の関係者などが語っている様子をテレビで観ることが多かったように思います。少し遠めから観ていたので、何を語っているのかは分からなかったのですが、良いことを言っているようなときも、そうではないことを言っているようなときもあるように感じました。でも、もう本人はそれに対して肯定も否定も出来ないし、私達が確かめることも出来ないのです。
 そして、ふと思いました。もし私が「実はあの噂は本当でした。」と言って語り始めたら…。彼の思いや計画となっている噂に話を合わせて語ったら…。噂が実在するだけに、こんな私の話でも取り上げられて、それを聞いた方々は信じてしまうのでしょうか。そう思ったら恐ろしくなってきました。

 ジャックさんにお届け物をすると、「僕が言ったことやらなかったじゃない。」と言われました。そして「今日の7時半のショーにね。」と言って笑いながら去って行きました。
 ジャックさんがいらしてすぐ、私が尋ねたことがありました。すると彼は、「何で僕は以前そんなこと言ったんだろう。今は良いと思うよ。でも、こうしてくれたらもっといいのに。」とジェスチャーを交えて言いました。彼は、出来ないだろうと思って言ったことですが、それはすぐにできることだったので、私はこんなことも出来ます、とご覧頂きました。その時も、「じゃあ、今日のショーでね。」と言って去って行きましたが、私はその2時間後の本番でやる気は全くありませんでした。
 今日の発言も、彼の冗談であることは分かっていたので、全くやる気はありませんでした。でも、ご覧頂くのが今回の滞在で最後になる7時からのショーは、やはり彼のことを考えながら舞台に立っていました。そして、その場面になった途端、急に、本当に急にやろうと思い、2秒後にそれを行いました。幸い出来ました。
 ジャックさんは本当にご覧になっていたのか分かりませんでしたが、自分の珍しい行動がおかしくて、終わった後は一人で笑っていました。
 今日から新しい花火が上がりました。しかしそれは、毎日見ている者にしか違いは分からないほどの変化かもしれません。そして、お客様の方へ出て行き、ショーが終わると、記者会見のようなたくさんのフラッシュ。写真撮影は禁止されていますが、今日はどうしたことでしょう。
 二回目のショーの支度をしていると、思いがけずジャックさんにお会いできました。そして、舞台上でのことを話すと、彼もやらないだろうなと思って見ていたから、笑ってしまったと言いながら喜んで下さいました。
 トレーニングルームの湿度計は昨日よりも25%下がっていました。それでも、湿度が高くてショーの中では出来ないものがあります。私のフルートは扱いやすく、お蔭で今日は二回とも気持ち良く踊れました。気持ち良く週末を迎えられます。

のぼせそう

2009-07-03 | KA
「お腹すいているの。」と訊かれました。「ええ。」という風に彼のほうを見ると「アスパラガス食べて、ご飯食べて、サンドイッチ食べて、それからまだケーキを食べようとしている。」彼が横に座る前、他に食べていたものがあることは伏せておくことにしました。
 この暑さで、食欲も減退します。食べられる時に食べておかないと、折角しっかりしてきた身体がまたしぼんでいってしまいます。最近、お昼はよく食べられるので、その時を狙って身体に栄養の補給をしております。
 フルートを回すシーンの出番前に身体を動かして待機をしていると、舞台の上でのぼせて倒れてしまう自分を想像するぐらい、身体が熱くなっていました。気温はもちろん、湿度も高い今日この頃、暑さを余計に感じます。カツラを着けているので熱が頭から抜けずこもってしまい、のぼせそうになっていたのだと思います。
 舞台に出て行くと双子の男の子が入ったケイジがかなり曲がって置かれている事に気付きました。そのまま演技を続けると、彼がケイジを転がした時、間違いなく後ろの柵にぶつかることでしょう。どこでそれを直そうか考えながら演技を続け、一瞬のすきに直してみました。良い演技だったとは思いませんが、ケイジが柵にぶつかるよりはずっと良かったと思います。また、それはまるで、のぼせそうであった私が気を確かに持つように、何かを与えてくれているようでした。
 舞台転換がほんの少し遅れたところがありましたが、ここ二日間のことを考えれば、今日の舞台転換はスムースでした。でも、私のフルートは二回とも最後にはくっついてしまいました。しばらくは湿度と闘う日が続くことでしょう。

いいな、我が家族

2009-07-02 | KA
 日本でのテレビ報道で心配になり、家族にメールを送っていました。今日はそろって兄達から返信がありました。すると、兄の一人はなんとそのテレビ番組を観ていたそうで、私はビックリ。甥がその時言ったという言葉には、大きな声で笑ってしまいました。また、いつも何でも良く知っている兄の方は、そのことを知らなかったようで、本当の話だったらどうなっていたのだろうか、と想像を膨らませていました。迷惑が掛かりそうなことも今のところないようで、また、みなさんこの信じられない噂を楽しんでくれていて、良かったです。

 ショーの始まりにクリフデッキが回転をしていると、回転し切らずに止まってしまいました。影絵が終わった後の戦いでは、最後まで戦わないうちにみなが去って行ってしまいました。そして、最後は花火が上がらず…。
 高い湿度で、私のフルートの状態はだいぶ変わっています。小さなところにこのように影響があるのだから、小さなことが組み合わさって出来た大きなところにはもっと影響が出てしまうのかもしれない、などと考えていました。 
 二回目は何も起こらないように願ったのですが、まずはビーチのシーンが遅れました。そして、クライムは全く出来ませんでした。
 私はお客様を迎えていたので、余計に残念でした。でも、お会いすると、「本当はここで何か起こっているのだろうな、と想像しながら観ていました。」などと穏やかに話して下さり、私の気持ちをも穏やかにして下さいました。新婚旅行の最後のイベントだったと別れ際に伺い、ますます残念に思いましたが、彼らはのんびりと和やかでした。素敵なご夫婦、どうぞいつまでもお幸せに。

手のぬくもりで

2009-07-01 | メディア
 客席にいらっしゃる、振付家のジャック・ハイムさんのことを考えながら舞台に立っていました。昨日彼と話したことを思い出しながら、予期せぬことが起こる人生を振り返りました。そして、彼と仕事が出来たことはどんなに意味があったことなのだろうと、改めて感謝をしました。
 終わると、広報担当者に呼び止められました。「25周年のイベントが8月にあって、各ショーから一つずつアクトを選んでいるところなの。KAからはあなたをと思って…。」思いがけない、そして光栄なことでした。
 話をしている最中に、ジャックさんがいらっしゃいました。感想を伺いたいところでしたが、広報担当者との話はすぐに終わらず、伺えませんでした。でも、彼は私の方を見て微笑み、肩に優しく手を置いて過ぎて行きました。ぬくもりは心にまで伝わりました。
 8月のイベントには、飛行機で飛んで行きます。久しぶりの出張、楽しみです。

 SUCCESS Media発行の『ACHIEVE~夢を達成するためのバイブル~』2009 Summer号に掲載されているとご連絡を頂きました。
 また、日本時間7月8日16時頃からラジオ番組に出演させて頂く予定です。JFN(ジャパンFMネットワーク)の『flowers』という番組の“ワールドフラワーズネットワーク”というコーナーということです。