のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

使わずに出来るもの出来ないもの

2012-08-11 | KA
 今日も、ショーの時にエレベーターを使うことが出来ませんでした。日中二時間ほど動いたようですが、そのあと動かなくなったのか、完全に直ったという確認が取れなかったのか、使いませんでした。昨日のように、人が閉じ込められては大変ですので、この休みにしっかり直ることを願います。
 私の手首も、
「ああ、まだ痛いな。」
 でも、こちらは使わなければいけません。
 丹田に収まっていてもらいたいものが、少し上の位置にあるようでした。横になる時間があれば、すぐに収めることが出来たかと思いますが、歩きながらではそうすることが出来ず、
「もう、七年も、八年も舞台に立っているのだから、それ位のこと出来るでしょ?」
 今日は、独り言の多い日。これは口には出しませんでしたが、自分に言っていました。そして、意外にもそれは、舞台に立ちながら良い位置に収まっていきました。
 週末につれ湿度が下がってきていたので、昨日、フルートをほんの少し調整して今日に備えました。しかし、予想に反して湿度が上がり、滑らないフルートとなってしまいました。靴の調子は落ち着いてきましたが、二回目のショーは、またまた全く滑らない床でした。フルートも床も滑らず、大変。ジーナの言う通り、この湿度と付き合うのは疲れてきているかもしれません。早く、カラッとした日々が訪れますように。
 ドラマーの代役で時々来ていたミュージシャンが、テキサスに帰り教師となったことなど、知りませんでした。夜は、彼を囲んで食事をしました。彼と私は、共通の知り合いが日本に居ます。世の中狭いです。

お尻に白いテープ

2012-08-10 | KA
 水に卵を入れてベランダへ。一時間後、水は手浴をするのに丁度良い温度。気持ちが良いので、しばらく手浴をしていようかと思いました。ということは、温泉玉子を作るには、温度が低すぎます。でも、お湯に浸しておけば火にかけなくても温泉玉子は出来ることが分かったので、このまま置いてどうなるか、実験することにしました。二時間後、卵を振ると、中身が動くような気がしました。そして、割ると、生卵。電子レンジで調理しました。
 七月の七夕に短冊を作るのを忘れたので、今月の七夕で行おうと思っていたのに、それも忘れたことに気付きました。
 契約の更新を頂きました。サインはその場でしませんでした。あまりにも簡単に、短い時間で済んでしまい、その雰囲気がしっくりしなかったので、契約とは関係ない質問を一つしてみました。少しまとまった感じに終えることが出来ました。
 エクササイズをしながら、身体の調子を整えようとしましたが、一時間以上掛けても、肩甲骨と背骨の間の痛みはとれませんでした。
 今日から新しい靴になることは、伝えられていました。しかし、昨日で今までの靴とお別れということを忘れていて、昨日特別な感謝をすることなく、その靴とお別れとなってしまいました。そして、六週間前から慣らしていた新しい靴をデビューさせました。
 一回目のキャプティビティの前の場面が少し長引きました。お客様には、申し訳ありませんでしたが、自分の状態を整えるのに時間が掛かっていたので、とてもありがたかったです。
 整えるのに時間が掛かったのは、少し荒さがあるような自分。小さく小さくと思って出て行きました。そういえば、今朝はものの扱いが少し雑だった気がします。
 脚が少し重く感じたのは、昨晩のショーの後に走ったからということを、ショーが終わる頃に気付きました。昨日は、走り込んだという感じに、短い時間で速度を速めて走っていました。
 「お前は、真面目過ぎてつまんねえだよ。」中学生の時、先生の背中にガムテープの丸めたものが付いていて、私は黙ってそれを取り去ると、男の子に言われた言葉です。私が、真面目過ぎるかどうかは別として、中学生の頃から、私にとってそういう遊びはつまらなかったのだなと思い出しました。そして、ここで中学生と同じ遊びが行われているとは。私が気付かなかったら、彼は、白いテープをお尻に付けたまま、お客様の前に出て行くことになったでしょう。
 エレベーターがまた動かなくなりました。ウォッシュアップと呼ばれるビーチの場面からショーの終わりまで、オートメイションのテクニシャンが閉じ込められてしまっていたそうです。今日も暑かったですから、本当に気の毒でした。

エレベーターまた止まる

2012-08-09 | KA
 ベランダに出るところにあるアルミニウムのような金属の板が、夏はとても暑くなるので思い立ち、随分前にベランダで目玉焼きを作ったことがあります。みんなに笑われました。目玉焼きが出来るくらいですから、温泉玉子は必ず出来ると、お湯に卵を入れてベランダに出しておきました。ところが、すっかり忘れてしまって、二時間後に引き上げたところ、ゆで玉子。黄身が硬くなり過ぎず、美味しかったです。
 会社に手紙が届いたのですが、何となく私宛ではない気がしました。でも、名前は私の名前なので開けると、同姓同名の彼女宛でした。先日同じように届いたものは、移民局からの面接の連絡で、一瞬混乱しましたが、今回は、写真の付いた証明書が入っていたので、すぐに私のものではないと分かりました。彼女は、私より勤務年数が長いので、私がここへ来た当初は、会社に届く私宛の手紙は、彼女の元へ行きました。ツアーショーにいらした彼女に転送されてから、私の元に届くまで、半年掛かったものもありました。
 ショーの始まりに待機場所へ移動していると、
「時間通りということだね。」
 すれ違ったバックステージ・テクニシャン。以前、クレベーフが私の行動を見て時計代わりにしていたことを思い出しました。
 肩甲骨と背骨の間が痛みました。その為でしょう、手首がいつもより痛みました。痛みがなくなるようにいろいろと試みましたが、取れませんでした。キャプティビティの前に舞台裏で動いていると、涙が出て来ました。「泣いてもどうにもならないでしょ。」と言い聞かせても、涙が出ました。身体の調子が良くなり、手首が痛くなったのは、数ヶ月前と同じです。また同じような日々が始まるのかと思ったら、遣り切れない思いでした。
 舞台に立った時の手の冷たさに、いつもと違うことを改めて感じることになり、慎重に踊り始めました。床に靴底が貼り付く感じはなくなりました。キュッキュと音はしますが、三回転をすることは出来そうです。二回目のショーに試みると、回れました。
 二回目のショーにも痛みを治すのは間に合わず、ショーが終わると、走ってもう一度身体を温めてから、痛みをとるように努力しました。伸ばすのではなく、元の位置にして筋肉の混乱を直してみようかと思いました。でも、すぐには良くなりませんでした。
 ステージマネージメントのステイシイはまだ残って居て、今日の報告を書くのがなかなか終わらない、と溜息をついていました。
「あのエレベーターは、普通に人を運ぶエレベーターの大きいものなのよ。長く停めておいたり、重いものを運ぶものではないのよ。取り替えないといけないわね。だいたい、こんなに大きな劇場に、エレベーターが一つしかないのもおかしいし、ステージの左にあるべきだったと思うわ。」
 今日、またエレベーターが動かなくなりました。もう一つエレベーターがあれば、ショーの変更をしなくても良かったことでしょう。もう一つエレベーターを設置するか、他にもアイディアがあると彼女は楽しそうに話していました。今あるエレベーターを替えるとすると、どういう手順で行なわれることなのか、それは彼女も知らないそうです。
 今日の最高気温は、華氏百十二度。エレベーターが開いた時に、温風を感じました。

先を見る

2012-08-08 | KA
 今週は、暑いと聞きました。ゴミを捨てに行くと本当に暑く、そのことを仕事場で話すと、
「私は、車をガレージに入れてあるから、そのまま車に乗ってきたし、暑さを感じるところはなかったわ。」
 なるほど、そういう生活もあるようです。今日は、最高気温が百十度、摂氏ですと四十三度ありました。
 トレーニングルームで踊っていると、一つ一つの動きに気が通っているというのか、優しい動きの中にもしっかりと意識が通っていて、明瞭でいながら、力強くなり過ぎず、とても気持ちの良い通しができました。そして、このままの踊りが、舞台で出来るようになることを願いました。それは、すぐには出来ないことと分かっていましたが、その日の舞台が出来るかどうかというところから、先を見ることが出来るようになったことをとても嬉しく思いました。
 一回目は、とても温かい拍手を送って下さり、救われた気がしました。最後のお辞儀にお客様に近づくと、パッと四本の日の丸が上がりました。浴衣をお召しになった女の子の姿も見られました。落としてしまったのは、残念でしたが、目標が出来たことを応援して下さっているようで、励ましとなり、とてもありがたかったです。
 二回目に待機しに行く前、身体の様子をみていると、エネルギーが溢れているようでした。エネルギーがありすぎて、身体が追い付かないように感じるほどでした。
 待機をしていると、日の丸のことを言われました。彼は、取材にいらしているNHKの方が降っていたと思っていたようです。私は、いつもいらして下さるご家族だと思うと伝えると、一緒にとても喜んでくれました。
 キャプティビティでは、最後までじっと演技を見つめて下さったような感じで拍手を頂きました。踊り終えた時の私の気持ちに添った、ありがたい拍手でした。

ICHIRO 31

2012-08-07 | KA
 バジルの根が出てきていました。やはりハーブは強いです。それにしても、思ったよりも早く根が出ました。
 ゲイルに会うとニコニコしていました。
「あのね、ノリコに会いたかったのよ。渡したいものがあるの。」
「パイかしら。」
「これは食べられないわよ。」
「あ、これは、Tシャツ?」
 包みを開くと、紺色のヤンキースのTシャツでした。イチロー選手の移籍から、今度はヤンキースファンのゲイルと一緒に応援できるなどと話していました。ビックリして、お礼を言うと、
「後ろ見た?」
「もしかして...。わあ、ICHIRO 31!」
 私は彼女に飛びつきました。そして、何度も何度もTシャツを見て、その度に彼女にハグをしました。彼女と旦那様からのプレゼント。とてもとても嬉しいです。ワールドシリーズは、これを着て一緒に応援しようと誓いました。
「イチローを見ていると、股関節を開いてなんだか面白いことしていたわ。」
「彼は一球一球に対して準備をするの。守備を見ていると、面白いわよ。それだけではなく、毎日毎日決められたやることがあって...。」
 などと話していると、
「何処かにそんな人居たわよね。」
 と、彼女はニヤリとしました。私は恥ずかしく、笑いました。
 セドナで起きたことは、とても残念なことですが、彼らの行動を思い起こせば、考えられることです。
 今週は、NHKの方が撮影にいらしているそうです。何の番組か分かりませんが、スピアーマンのキャラクターを追うようです。そのためか、ライトが眩しいように感じました。もしかすると気のせいですが、少し気になりました。しかし、速さと強さがちぐはぐしている今日の感覚に最大の注意を払っていると、踊っている時は眩しさを感じずに済みました。
 暑くて眠りが浅かったのか、身体のリズムの関係か、眠気がありました。でも、基本的な身体はしっかりしているのを感じていましたので、意識をしっかりすれば出来ると言い聞かせました。
 右の腰が痛みました。一回目のショーには間に合いませんでしたが、二回目のショーまでには治すことができました。仙腸関節の辺りも、おかしかったようです。
 床がキュッキュと、動く度にキュッキュと鳴りました。靴底が、貼り付いてしまうところから、少し動くようになったのかと思いました。
 先日観に行った『SURF the Musical』、始まったばかりですが、来週水曜日に閉まるそうです。長く続かないとは思いましたが、早すぎます。
 夕食は、友人作のBLTサンドイッチ。ピーナッツバターを塗ると美味しいとのことで、ピーナッツバター・ベーコン・レタス・トマト・サンドイッチ。本人言う通り、少しピーナッツバターを控えた方が、もっと美味しかったかもしれません。でも、新しい味を楽しく頂きました。

最後になるか『オペラ座の怪人』

2012-08-06 | 日記
 曇り空。気温はいつもより低いようですが、湿度が高いようで、過ごし難い朝でした。
 買い物に車を走らせながら、本棚に使いたい水の瓶を売っているのを最近見掛けたことを思い出し、そのお店に行ってみるとありました。とても嬉しいです。
 昼食に、ツナ・タルタを頂きました。前菜の欄にありましたが、このお店は量が多く、しっかりとした食事になりました。
 『オペラ座の怪人』を観に行きました。あと一ヶ月足らずで閉まるので、その前にもう一度観ておこうと行ったのですが、またすぐにでも観に来たいと思いました。元々好きなショーでしたが、久しぶりに観て、心満たされました。
     

やっぱり今日はお寿司屋さん

2012-08-05 | 日記
 少し掃除を始めると、食器棚の上まで綺麗にするほど掃除にはまっていました。水を使っていたので気付きませんでしたが、外がこんなに暑かったとは。ゴミを捨て、そのまま出掛けようとしたのですが、肌がジリジリしているので、一度部屋に戻り、日焼け止めを塗ってから出掛けることにしました。
 買ったものが車の中で熱くなってしまうのが心配で、三軒のお店を手早く回りました。アイスクリームも買いたかったのですが、クーラーボックスなどを持参しないと絶対に溶けます。街の温度計は、百十度でしたから、摂氏だと四十三度です。
 作り直している本棚に、水が入っていたおしゃれな容器を使うと良いと気付きました。今日は時間があるので取り組みましたが、もう一本空き瓶が必要なようです。小さなサイズも、もう一本あるとおしゃれに完成しそうですが、今は、ガラス瓶ではなくプラスティック容器で売られているようなので、買い足しが出来ません。もう一度段ボールを積み直しているとお迎えが来て、夕食へ。
 初めてのお店に行く予定が、定休日でした。もう一軒の候補を覗いてみると、メニューが今日の要求にあっていないので、食べ放題のお寿司屋さんに行きました。今日は、あまりお腹が空いていないので、食べ放題はどうかと思いましたが、結局、友人がびっくりするほど食べていました。予定していたお寿司屋さんが定休日で良かったです。久しぶりに友人とゆっくり話すことが出来、将来の夢を聞いたり、楽しかったです。

今日は名を呼ぶ彼

2012-08-04 | KA
 暑さで寝不足なのか、湿度が高く空気が重いからか、単に疲れがあるのか、身体を動かすのが重い感じでした。
 身体のリズムと言うには、早過ぎる気がします。明日が休日だから、ということは考えられます。それとも、高い湿度で纏わり付く空気のためでしょうか、ショーが始まると気持ちが急いていました。演技も、踊り方も、それが出ていました。私から見て右側に、制服なのかお揃いの洋服をお召しになったお客様も目に付きました。そんなことを振り返りながら歩いていると、長いお休みから戻って来たばかりのボビーとすれ違い、舞台に立つ私の姿を、
「凄い素敵だよ。」
 舞台裏では冴えなくても、お客様の前では、さらに輝けるようにと願いながら二回目を迎えました。
 今週は、緊張が続きました。身体の調子が戻ってきて、感覚が繊細になってきているのかもしれないと思いました。
 ショーが終わる時に、シェリーからお客様がいらしていることを聞きました。彼とは何度かお会いしていますが、私のことはいつも忘れているようで、先日も、初めてお会いしたかのように挨拶されました。彼とご家族との写真撮影には、たくさんのアーティストが出ていたので、私は名も名乗らずに簡単に挨拶をしました。素顔でも分からないのに、こんなお化粧では全く分からないことでしょう。
 着替えて楽屋を出たところで、彼に会いました。
「ノリコ!」
 驚きました。きっとシェリーが伝えてくれたのでしょう。お母様がとても気に入って下さったようで、一緒に話して下さいました。今度彼にお会いした時には、覚えて下さっているかもしれません。
 トレッドミルで走り始めると、急いているのが分かるように、いつもの速度では走っていられず、速度を上げました。快適に走っていたので、今日も二マイル以上走っていました。身体が元気な時に使えるものは使いましょう、とエクササイズもしていたら、楽屋に戻り着替え終わった時にはぐったりとして、帰るのも面倒になるほどでした。明日が休みなのでしたことです。まあ良いでしょう。

塩麹

2012-08-03 | KA
 塩麹を仕込みました。酵母を育てていた時のことを思い出します。ここの室温は高いので、発酵し過ぎとなるのか少し心配です。一緒に出勤しましょうか。
 バジルは芽が出てもすぐに枯れてしまいます。今まで育てていたものも、もう終わりという感じ。最後のチャンスと、一部を切って水に差しました。根が出ますように。
 暑さで寝不足かしら、それとも熱中症かしらと思いながら出勤することになりました。
 調子は悪く、目が回り、気持ちも悪くなりました。呼吸は意識的に大きく深くしなければいられませんでした。
 クリフデッキに乗り込む時に、
「手首が痛いな。」
 思わず口に出しました。今週毎日痛むのは、湿度が高いためかしらと思いました。
 緊張が重なると、何度も咳き込みました。影絵に出ていくところでは、本当に直前まで咳き込んでいたので、まだ目に涙が溜まっている状態で出て行くようでした。今日は、ズラが劇場から観ています。昨日彼女が言ってくれた言葉を何度も思い出し、きっと良いエネルギーを送ってくれることとキャプティビティに出て行きました。
 床は、ランジをする時に突っ掛かるほど滑りませんでした。そして、何か壊れているのか、ブーンという音が踊っている間中聞こえました。それでも、ズラのお蔭で思いを込めて踊ることが出来ました。
 エピローグの待機場所に着いた途端、バトルフィールドの曲が戻りました。どうしたのか、モニターを観に行くと、カウンセラーの息子役を囲んでいるところで長い時間止まっていました。ショーが終わって双子役達と話すと、それでもお客様がお立ちになって拍手を送って下さったことを、とても喜んでいました。
 二回目は、少し落ち着きました。キャプティビティに出ていく直前、ステファンがまた声を掛けてくれました。一回目、かなり咳き込んでいたので、心配してくれたようです。
 滑らない床に対してなのか、少し元気になった嬉しさなのか、“若い踊り方"だった気がします。
 昨日、ビーチの場面で滑ってしまったという、乳母役のケルシーと話すと、コルクで作られている“砂”は、この湿度でいつもよりも水分が含まれていて、そのために氷上にいるように滑るとのことでした。今日は、痛みもないということで、良かったです。
 極度に滑ったり、極度に滑らなかったり。アーティストが怪我をする前に、高い湿度が早く落ち着きますように。
 帰宅をすると、塩麹をかき混ぜました。麹の良い香りがします。母が、麹で甘酒をよく作ってくれたことを思い出しました。

ゴキブリの運命

2012-08-02 | KA
 エクササイズを、時間を掛けて行いました。終わると少し目が回っているように思えます。セドナのヴォルテックスも、まだ残っていて、二つが渦を巻いているのかもしれません。
 トレーニングルームの時計の電池交換が必要なようです。新しい電池があるか訊くと、どうも無いようです。
「こんなに大きな劇場なのに、電池の一つも無いの!?」
 と言う人有り。
 ディープとアーチャーズ・デンの舞台転換が長引きました。タタミと呼ばれる舞台に、小道具などを運ぶ“橋”の上げ下げの操作出来なくなったそうです。湿度と関係しているのかしらと少し思いました。音楽のことが気になり、ジャニンのことを思い出しました。
 緊張をしていました。もう少し落ち着いてショーを迎えたいですが、緊張出来るようになったのは良いことと、今日も言い聞かせました。
 床は一回目のショーから、キュッキュと音がしていました。二回目のショーでは、靴底が貼り付いてしまい、身動きが取れなくなりました。一瞬のことだったのでしょうが、私にはとても長い時間に感じました。お客様には申し訳ありませんでしたが、どうしようもありませんでした。終わるとおかしくて、一人でゲラゲラ笑っていました。クライムは床に貼り付くようで、まるでスパイダーマンになった気分と聞いていました。私は、ゴキブリホイホイに捕まったゴキブリの気分です。この湿度、早く低くなって欲しいです。
 「動かないんじゃない、動かすんだ!」も可能です。動かしていけば、もっと動くようになる身体に戻ってきている気がします。使える身体は精一杯使いたくなります。でも、前回のことを思い出しながら、様子をみながら身体を動かしていかないといけないと思います。