ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

休日2013.5.7

2013年05月08日 13時18分15秒 | たけしの工房探検
 
 
昨日は、ギャラリーの定休日。
友人との約束があり、埼玉県内で魚釣りへ出掛けたのですが・・・

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Photo_2

皆さんご存知の通り、大変な強風で釣りにならず!
ナント!柳の枝も折れていました。
早々に昼食へ。
 
 
偶然見付けて飛びこんだラーメン屋さんは、北海道味噌が売りでした。

Photo_3

予想以上に大当たり!好みの味でした。炙りチャ―シューもよかったです。
 
 
その後、風も収まる様子が無いので、気になっていたAm陶工房さんへ。
むさしの村(埼玉県民以外は知らないかもしれませんが、人気の遊園地です)近くに工房を構えるAm陶工房さんは、ご夫婦で作陶しており、実際の陶を見せていただくのは、今回が初めてです。
 
 
工房には、ギャラリーも併設してあり、
おふたりの陶が分かれて展示してありました。

Am5


Am3  Am4


半磁を中心に作陶する旦那さんと、動物などが描かれた奥様の陶は、どこか共通点も感じるのですが、それぞれの世界が、お互いを惹きつけていて、夫婦の仲の良さまで感じさせてくれました。
 
 
図々しくも、工房の中までお邪魔してしまいました。

Am9


Am8

きれいに整理された工房は、轆轤の周りにあった削りも思わず写したくなる程。

Am7
 
 
いろいろと試行錯誤中のAm陶工房さんは、灯油の窯で焼成しているそうですが、お隣に薪窯もありました。まだ一度しか焚いていないそうですが、興味あり!薪窯焼成の陶もじっくり見せてもらいたいです。
薪もいっぱい準備してあったので、近い内に見れるかもしれませんね。

Am2
 
 
行田や加須市周辺にお出かけの際は、是非お立ち寄りください。
むさしの村入口近くにある小峰商店(酒屋)さんの脇にあるAm陶工房さんの看板を目印にして下さい。素敵なご夫婦と うつわ達が、出迎えてくれますよ。

Am6
 
 
休みなのに、釣りの為に家に置いてきたカミさんの為に 求めた湯呑。
昨晩、さっそく楽しんでいました。口当たりが心地良く、気に入った様子です。

Am
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



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ダニーネフセタイさん

2012年11月07日 17時28分45秒 | たけしの工房探検
 
 
昨日は雨の中、下道ドライブで長瀞まで。
帰り道に、ダニーネフセタイさんの工房に寄り込んでみました。

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かわいいベンチを製作中でしたが
原発の事、イスラエルの事、色々お話してくれました。

Photo_2

そんなダニーさんの工房に、気になるモノを発見!

Photo_3

インスタントコーヒーやジャムの瓶の蓋を板に固定して、ビスなどサイズ違いで収納してあります。これなら、片手で開けて取り出しやすいですね。
ナイスアイデアです。
 
 
しかし、工房の外にあったスケボーに靴が付いていたのは、何故だか不明。

Photo_4

どうして付いているのか聞けば良かったですね。
 
 
ダニーさんの工房に寄ったのは、来年のカレンダーを買いに行ったのです。

Photo_5

原発とめよう秩父人の NO NUKES!カレンダー
 
 
2部ほど余計に買ってきたので、興味ある方は、ご連絡下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あるぴいの銀花ギャラリー FaceBookページ□Facebook2_3
いいね!で、作品展のお知らせが届きます。
 
 
 


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堂本正樹さんの工房へ

2012年08月11日 17時22分48秒 | たけしの工房探検
 
 
夏休み、三重県の鳥羽からの帰り道
伊賀を抜けて、信楽の堂本正樹さんの工房へ寄り込んできました。

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今年2012年11月に個展を開催してくれる堂本さん。
6月には、ベトナムのバッチャン村へ行き、現地の工房で
バッチャン焼を勉強してきたそうです。
 
 
堂本さんの工房を訪れた時、バッチャン焼は海の上
まだ信楽には届いておりませんでした。
 
 
窯焚きが終わったばかりの工房は、熱気いっぱい。

Photo_2


Photo_3  Photo_4
 
 
成形したばかりのうつわや、泥化粧をかけて焼成待ちの
うつわ等も見せてくれました。

Photo_5


Photo_6  Photo_7
 
 
「作業着だから、撮らないで~」と言われたのですが・・・

Photo_8

うつわ作りの話や、展覧会情報、ベトナム・バッチャンでの様子など
堂本正樹さんのブログをご覧下さい→
 
 
 
 
我家で使っている堂本さんのうつわを並べてみました

Photo_9

粉引きの仕事を中心に、緑釉、黒釉など

Photo_10

最近は飴釉も使っているそうです。

シンプルで料理映えする堂本さんのうつわと、色鮮やかな上絵のバッチャン焼き
どちらも見せてもらえそうな個展は2012年11月22日(木)から開催いたします。
在廊日等、詳細が決まりましたらあるぴいの銀花ギャラリーHP
お知らせ致します。
おたのしみに
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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Kentaro House

2011年11月30日 12時22分05秒 | たけしの工房探検
 
 
ぼくは、けんたろう。
神奈川県真鶴町に住んでいます。

4


お家は、さわやかな水色。

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海も見えるんですよ。

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お庭に見える 小さなオレンジ色は みかん。

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2枚供、左下に写り込んでいるのは ご主人様が描いた絵。
まだ皆さんには見せられないんだけど、ぼくは 毎日見ているよ。

Photo_4


Photo_5


お世話をしてくれるのは、寬(ひろし)さんと要(かなめ)さん。
ご主人様は、悦郎先生。今は、絵にサインを入れて、ひと休み中。

Photo_6


悦郎先生は、自分の大切なモノには 必ず名前を入れるんだよ。
絵を描く筆にも書いてあるし、絵具にだって。

Photo_7


Éは悦郎のÉ。
Mは、お世話になった 松本かつぢ先生のMなんだって。
 
 
ぼくの大切なモノはフローリング。お腹をぺタッと付けるのが好きなんだ。

Photo_8


悦郎先生が描いた絵は、12月7日(水)から
さいたまにある、あるぴいの銀花ギャラリーで見れるんだ!
みんな見に来てね。
初日のお昼頃には、悦郎先生も さいたまに行くからね。


Photo_9
 
 
 
 
 
ご来店、お待ちしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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高柳 グルグルハウス

2011年08月31日 18時59分18秒 | たけしの工房探検
 
 
2011年8月23日(火)
新潟県柏崎市高柳町にある
ギャラリーグルグルハウス高柳へ行ってきました。

グルグルハウスの代表は、今井伸治さん
あるぴいの銀花ギャラリーでも 作品展を
開催してくれている あの今井伸治さんです。
昨年の 「キューブ」は 憶えている方も
多いかもしれません。
 
 
高柳町の中心にある、この建物が
グルグルハウスです。

Photo
 
 
右に回り込むと

Photo_2

企画展示スペースです。
現在は、「加藤 晋」さんの日本画展を開催しています。
9月11日(日)までです。
 
 
左へ回り込むと

Photo_3

常設展示スペースです。

Photo_4
 

Photo_5
 
 
あるぴいの銀花でも おなじみの
川瀬雅子さんの作品もありました。

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楽しい ハチのおうち。
横の窓ガラスには

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仲間の入りたいのか?
本物のハチが ようすを伺っていました。
 
 
今井さんの作品は「キューブ」が 飾ってありました。

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そして 懐かしい「板絵」も。

Photo_9
 
 
 
気になるのが 2階です。
薄暗い階段の先に なにやら棚があります。

Photo_10
 
 
登っていくと

Photo_11
 

Photo_12
 

Photo_13
 
 
ものすごい数の電話です。
ナント2階は 電話の美術館。
 
 
階段を登りきると

Photo_14

電話室。
ぼくの時代は、電話ボックスと言っていましたが
昔は こんな感じだったのですね。

Photo_15
 
 
懐かしさを感じる 公衆電話も

Photo_16
 
 
Photo_17

この時代のは 使ったことはないです。
 
 
まだまだ進化中の 電話の美術館。
奥の方では 製作途中の棚もあり、電話も まだ整理途中のようです。
 
 
不意に 電車のおもちゃを発見。

Photo_18
 
 
って、これも電話でした。

Photo_19
 
 
この棚の中も、み~んな電話。

Photo_20
 
 
ひとつ ひとつ見て行くと、あっという間に時間が過ぎていきます。
次回は、完成した頃に 探検しに行きたいと思います。
 
 
 
外へ出ると、企画展示スペースの斜め向かいに
パネルが 貼りついた 家がありました。

Photo_21
 
 
入口には、説明書きが

Photo_22
 

Photo_23

2010年12月12日 12時に 20人が
その時見た景色、モノ、人を 同時刻に
撮影するという 面白い企画の パネルでした。
 
 
中は、回廊にするための工事の途中。

Photo_24
 
目の前の梁の 真ん中に、ツバメの巣がありました。
こちらも 完成が楽しみです。
完成しても、ツバメが巣作りしてくれると うれしいですね。
 
 
 
その後、車に乗って 茅葺き集落へ

Photo_27
 

Photo_25

この地図に のっている茅葺きの屋根の建物が
数件 取り壊しの計画があがり、今井さんは
その内の 一棟を 手に入れる事ができたそうです。
 
ただ、茅葺きが 古く、崩れそうなので
他の取り壊す棟の 茅葺きをもらえる事になり、
雪が降る前に 葺き替えるそうです。
 
 
この茅葺き集落群は、泊まる事もできるそうです。
この日は 生憎の雨で、同じく埼玉県から来ていた
美大の予備校生たちのスケッチも 茅葺きの建物内から
行われていました。

Photo_28
 

Photo_29
 

Photo_30

壁や柱、梁などには 集落近くの伝統和紙が貼ってありました。

Photo_31
 
 
スケッチしていた田んぼは
穂が育ってきたところ。

Photo_32
 

Photo_33
 
 
おいしい お米になってほしいです。
 
 
 
高柳や 松代は、棚田の美しい所。

Photo_34

本当は、左側にも 棚田があったのですが
7月のおわりの 大雨で崩れてしまったようです。

Photo_35
 
 
今日のニュースで、明日の晩から3日にかけて
台風が上陸するとのい事!
この棚田だけでなく、道中は 崩れたところがいっぱいでした。
 
 
まだ地盤が落ち着いていないのに、台風が来るなんて・・・
 
 
美しい棚田も、実った稲も、無事である事を祈って。
 
 
 
今回の旅で出会った 生き物は、近いウチに 報告します。
 
 
忙しいなか、いろいろと案内してくれた 今井さん。
ありがとうございます。

写真を撮ろうとしても すぐ逃げてしまいました。
代わりに

Photo_36
 
 
茅葺き集落からの帰り際に
ホオズキをくれた おばあちゃん

Photo_37

ありがとう。
うれしかったです。
 
 
 
 
 
 
 

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但馬木彫&井波彫刻 梅野浩壱(梅福)さん

2011年08月12日 17時54分38秒 | たけしの工房探検
追記:2013.4.14
梅野浩壱(梅福)さんも参加する「但馬木彫とその周辺展」開催が決まりました。
2013年5月23日(木)~6月3日(月)  作家在廊日5/23・24
詳細は、あるぴいの銀花ギャラリーのホームページまで
 
 
2011年の夏休み
能登半島を グルッとまわって
ふたたび富山県に戻ってきました。
 
 
南砺市にある 道の駅「井波」で
但馬木彫とその周辺展に参加している
梅野浩壱(梅福)さんと合流しました。
 
 
合流後、道の駅「井波」に併設している
「井波彫刻総合会館」を見学しました。

Photo
 
 
井波彫刻では、梅野浩壱でななく、梅福として
活動している梅野さん。
会館の中にも、梅野さんの金太郎もいましたが
撮影は厳禁との事!残念です。
井波彫刻の系図も飾ってあり
どこかに梅野さんも書いてあるそうなのですが
探す時間が少なくて 見付けられませんでした。
 
 
「ちょっとドライブしませんか?」
梅野さんの誘いに乗って、山道を登りはじめました。
すぐ近くでしたが、目的地は、スキー場もある
閑乗寺公園の駐車場

Photo_2
 
 
奥に広がるのが 砺波平野です。

Photo_3
 
 
ところどころに 小さな林があるのが わかりますか?

Photo_4
 
 
この林は、カイニョと呼ばれる屋敷林です。
林の中に住居が建っており、雪解け時期
山からの吹き下ろしの風を避ける為に生まれた
生活の形だそうです。
ちなみに、220平方キロメートルに
約7000戸の家が建ち、隣の家とは
100メートルほど離れているそうです。
このように 民家が散らばって点在する居住形態を
「散居村」と呼ぶそうです。
砺波平野は、日本国内最大の「散居村」だそうです。
 
 
高速の砺波インターを下りて、辿り着いた井波でしたが
梅野さんの工房へ向かうことになったら
来た道を戻っていきます。
しばらく走って、インターまで5分ほどの所まで戻ってくると
「着きましたよ」って、梅野さんの工房の目の前を
通り過ぎて 走って行ったのでした。
 
 
お出迎えは、亀さん

Photo_5

手にノミと槌を持っているのが梅野さんらしいですね。
 
 
玄関横には、材料の木が置いてありました。
ビックリするような大きな木材は置いてありませんでしたが
木の小口部分は、木工用ボンドでコーティングして
割れない様に加工してありました。

Photo_6
 
 
工房内に入れていただくと

Photo_7
 
 
ノミの数に驚かされます。

Photo_8

扇風機の後ろにある木箱5段にも
同様にノミが仕舞ってあるそうです。
 
 
刃の綺麗さに見惚れてしまいます。

Photo_9
 
 
近づいて写していると
「気を付けてね。ちょっと触れただけで
スパッと切れるからね」と言われました。

Photo_10
 
 
片隅には、ノミを研ぐためのグラインダーと砥石。

Photo_11

木彫の作家さんや職人さんにとって
ノミは宝物ですね。
 
 
そのノミを使う、実際に作品を彫る場所に
大きな紙が置いてありました。

Photo_12
 
 
年末までに依頼された、井波彫刻の看板デザインだそうです。
まだ、掘りはじめたばかり。

Photo_13

見えづらいですが、龍の下絵が見えますかね?

Photo_14
 
 
こちらも伝統彫の作品

Photo_15

小さな窓から 何者かが のぞいています。

Photo_16

蓋を開けると、鬼が隠れていました。
 
 
新しい挑戦として、鹿の角を彫ってみたと
手に入れた角も見せてくれました。

Photo_17
 
 
もちろん但馬木彫の作品も製作されていました。

Photo_18

まだ粗さが残る彫りかけの作品
 
 
ほぼ彫りあげて、彩色待ちの金太郎

Photo_19

このままでも とても綺麗だと思います。
 
 
来年の干支の辰

Photo_20

うしろには、粗彫のたぬきや招き猫もありました。
 
 
そして、こ奴が かわいっかったです。
コロコロシリーズの寅の横に居た
虎のパンツをはいた この子

Photo_21
 
 
ゴーヤと 朝顔の 緑のカーテンがかかる
梅野さんの工房。
楽しい会話と 今まで見る事のなかった
井波の伝統彫りの仕事。
新しい出会いをした様な気がしました。
 
 
1歳しか年の変わらない梅野さん
いい年の取り方をしていきましょうね。
 
 
また会える日まで

Photo_22
 
 
 
 
 
 





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新田佳子 宙吹き&ピン・ブロウ ガラス製作

2011年08月10日 15時19分15秒 | たけしの工房探検


追記:2012.3.24
新田佳子さんの2012年の会期が決定いたしました。
2012年6月21日(木)-7月2日(月)
おたのしみに!
 
 
先日 旅した北陸。
最初の目的が、新田佳子さんによるガラス製作の見学でした。
 
 
新潟県、福島県に降り続いた大雨の中
関越道・上信越道・長野道・北陸道と走り
有磯海SAで仮眠して
9:00am、新田さんの待つ工房に着きました。

Photo
 
 
さっそく お願いして「宙吹きガラス」製作を見せていただきました。
新田さんは 作業スペースの中央にある大きな熔解炉から
2~3回に分けて使う分の溶けたガラスを
吹き竿(穴のあいた鉄棒)にとりました。

Photo_2
 
 
大きな炉の中には、下の画像の窯が入っていて
この窯の中で 溶けたガラスが待っています。

Photo_3
 
 
吹き竿にとったガラスを 調製用の炉(グローリーホール)で
作業しやすい温度に調整して 平らな金属がひいてある台で
形を整えていきました。

Photo_4
 
 
作業台に座り、水で濡らした新聞紙(紙リン)を手に取り
さらに形を調整していきます。

Photo_5

熱くないのでしょうか?煙や炎がときおり上がります。
 
 
その後、迷うことなく 息を吹き込みます。

Photo_6
 
 
様子を見ながら調製用の炉に入れて
道具や濡れ新聞を使いながら
思い通りの形に近づいていきます。

Photo_7  Photo_8
 
 
と ここで、ポンテ竿(穴の開いていない鉄棒)が追加されました。
材料を少し取り、吹いたばかりの作品の おしりに
ぺタッ(この付けるモノをポンテと言う)

Photo_9
 
 
形を整えていたのは、グラスの底になる部分だったのです。

Photo_10
 
 
吹き竿に近い方に傷を付け 切り離し
今度はグラスの縁(口に当たる方)を仕上げていきます。

Photo_11
 
 
調製炉で温度を見ながら、余計な分を切り
少しづつ整えていきます。

Photo_12  Photo_13
 
 
少し大きな 綺麗なグラスができました。

Photo_14
 
 
おしりに付いていた竿(ポンテ)を外して

Photo_15
 
 
ゆっくり冷ます為の炉(徐冷炉)に入れて終了。
急に冷ますと割れてしまうそうです。
 
 
 
続いて、「ピン・ブロウ」
吹き竿を使わない方法を見せていただきました。
 
 
同じ様に 熔解炉から2~3回に分けて使う分の
溶けたガラスをポンテ竿に取り、温度を調整して
、水で濡らした新聞紙(紙リン)で 形を調整していきます。

Photo_16
 
 
小さなピンで ガラスに穴を開け
その穴を押さえると、中の空気が膨張して
ガラスが膨らみます。

Photo_17
 

Photo_18
 
 
そこに パファーとゆう道具で 空気を吹き込み 膨らせます。

Photo_19

吹いてる時の顔は「撮らんといて」「載せんといて」
と言われておりましたが、しっかりとUPしてしまいました。
新田さんスイマセン。
 
 
時折、調製用の炉(グローリーホール)に入れながら
形を整えていきます。

Photo_20
 

Photo_21
 
 
まん丸ではなく 四角に近い 丸いうつわになる様に
木ごてを使い、お皿にしていきます。

Photo_22
 
 
底になる部分にキズを付けて、徐冷炉の中で
竿を叩くと「キンッ」と音が聞こえてきました。
暑くて中は覗けませんが 徐冷炉の中で
切り離したようです。
これで製作は終了。
 
 
最後に、施設内を案内してもらいました。

Photo_23

底を削ったり、加工する作業室。
危険な道具もあるようです。

Photo_24
 
 
新田さんのガラスと言えば
「サンドブラスト」
その機械も見せていただきました。

Photo_25
 
 
吹いたばかりのガラスは まだサンドブラスト加工はできません。
温度をさまして、マスキングして・・・・
 
 
サンドブラストは次の機会の おたのしみ!
 
 
2012年も あるぴいの銀花ギャラリーで作品展の
開催が決まりました。
 
 
会期は・・・・
2012年6月21日(木)-7月2日(月)です。
新田さんの前は、成田理俊さん。
新田さんと成田さんは、ふたり展も開催された事があります。
今回は見れませんが、コラボ作品も素敵でしたよね。
 
 
Photo_26
 
 
新田さん、貴重な時間にお邪魔して
いろいろ説明しながらの 製作、ありがとうございます。
 
 
スタッフ一同
またお会いできるのを楽しみにしております。
 
Photo_27
 
 
 
 






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藤本イサムさんの家

2011年05月27日 15時36分48秒 | たけしの工房探検
 
兵庫県の旅の続きです。
 
 
石田えいじさんのお墓参りをしてから
もう一軒、訪ねたいところがありました。
 
 
先日の、あるぴいの銀花ギャラリーでの作品展では
震災直後という事もあり(ガソリンも無く、計画停電実施中)
在廊してもらえなかった、藤本イサムさん 満里子さんの
お住まい&ギャラリーです。
 
 
前回の作品展から3年。
電話では、元気な声を聞くのですが
やはり、あの豪快な笑い顔が見たくて
寄り込んできました。

Photo
 
「石の家」として、いくつかの雑誌にも取り上げられている
藤本さんのお住まい。
通りに面した石の外壁は、すっかり蔦に覆われていました。
正面は?

Photo_2
 
Photo_3
 
 
それは、それは、素敵な佇まい。
季節の風が 心地よく 吹き抜けていきます。
 
 
声をかけると
「なんじゃー、たけしか?」
「お前、突然何しに来たん」
「まーあがれ」
 
相変わらずのパワフルさ!
藤本イサムさんの この元気に、笑顔に会いたかったんです。

Photo_4
 
 
久しぶりなのに
ろくな挨拶もしないで
さっそく探検を はじめてしまいました。

Photo_5
 
見憶えのある「お福さん」
もしかしたら、卓と椅子は、在廊できていたら
先日の作品展で届く予定だったモノかもしれません。
 
 
壁に使われている石は、すべて イサムさんが、自分で割ったもの。

Photo_6
 
Photo_7
 
 
素敵に掛けられている ホウキたち。

Photo_8

これは満里子さんのセンスですかね?
 
 
イサムさんらしさといえば、コレ!

Photo_9

背もたれに シャベル(東日本ではスコップかな)の柄が使われています。
 
 
他にも、お孫さんの為に作ったのか
リンゴ好きだから、こうなってしまったのか

Photo_10

たのしい、たのしい、お住まいです。
 
 
満里子さんも加わって、ふたりの笑い声がいつまでも響きます。

Photo_11
 
 
 
さて、そろそろと立ち上がると
「持ってきたで~」・・・・
 
 
 
 
Photo_12
 
椿野浩二さんが登場。
これは、ほんとに想定外でした。
 
もう ひと盛り上がりしてから
帰ってきました。
 
藤本さん、突然 訪ねてスイマセン。
でも、次も アポなしで行きますよ!
 
 
もう少し時間に余裕を持って
さらに探検しに行きます。
 
 
 
 
 

つづく?
 
 
 
 





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但馬木彫 松田政斗さん工房

2011年05月25日 18時50分54秒 | たけしの工房探検
 
5月16日(月)夜
但馬木彫の搬出と、石田えいじさんのお墓参りに行ってきました。
 
 
17日(火)朝6時、兵庫県豊岡市出石町にある
松田政斗さんの工房に付きました。
 
 
お出迎えは、サトちゃん。

Photo
 
 
白い犬の憂鬱のモデルになったワンちゃんです。

一頻、吠えた後、

ノビ~

Photo_2
 
 

作品を降ろし終えて、工房をのぞかせてもらいました。

Photo_3
 
 
目の前には、田植えを終えたばかりの田んぼが広がります。

Photo_4
 
 
道具のノミは、常時使うものが30本。
特殊&スペアが20本で、全部で50本位あるそうです。

Photo_5
 
 
彫りかけの猫ちゃんを発見。
2年後は、さいたまにも届くでしょうか?

Photo_15
 
 
あれこれ見ていると、いつのまにか政斗さんが居ません。
どこに行ったのかな~と思っていると
 
「あがっておいで」と自宅の方から声が聞こえてきました。
 
 
行って見ると

Photo_6

政斗さん手打ちの蕎麦が茹であがっていました。
 
工房のある出石町は、蕎麦の有名な町。
出石の皿そばは聞いた事がある方も いるでしょう。
 
 
山菜のてんぷらと一緒に、玉葱炒めが出てきました。

Photo_7

政斗さんの畑で出来た玉葱。
一緒に炒めてある さつま揚げの香りと、さわやかな玉葱の香りが
夜通し 運転してきて、ボーとしている頭を 起こしてくれます。
 
 
途中、何度か、サトのお母さんのラグが乱入してきましたが
蕎麦もおかわりして、朝から満腹です。

Photo_8

とぼけた顔して、さりげなく乱入してきたラグ。
 
 
食後に畑も見せてもらいました。
 
まずは、さっき食べた玉葱。

Photo_9
 
 
蕎麦の薬味に張った刻みネギもありました。

Photo_10
 
 
てんぷらは、柿の葉やお茶の葉、そしてニンニクの芽の頭。
ニンニクの芽って、茎の部分しか売っていないので
本当の芽の部分って知りませんでした。
もちろん畑にあったので、写してきました。

Photo_11

丸く膨らんだ所から先を、てんぷらで いただきました。
 
 
全部美味しかったです。
政斗さん、ごちそうさまでした。
 
 
帰り際、再び吠えるサトを、政斗さんが注意すると
Photo_12

反省。
 
 
 
 
その後、丸山川を上流へ向かい
 
 
石田えいじさんのお墓参り。
 
 
今回で、2回目です。
 
 
お参りを終えると
 
 
色 鮮やかな 沢蟹が2匹、顔を出してくれました。
 
 
山奥でもないのに、こんなにきれいな沢蟹がいるなんて
 
 
豊かな自然に感謝。

Photo_13
 
Photo_14
 
 
皆さん、また2年後の「但馬木彫とその周辺展」を
お楽しみに。
 
ぼくも楽しみです。
 
 
 
つづく!
 
 
 

 
 
 








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こんな時期ですが、夏休みの旅ラスト‐横山ゆきえさん・田原良作さん

2010年11月21日 12時57分28秒 | たけしの工房探検
 
だいぶ遅くなってしまいましたが、8月の高知への旅のラストを紹介します。
仁城さんの工房を出発して、宿を取ってある 倉敷のアイビースクエアーに向かう途中、数日前まで あるぴいの銀花で磁器の作品展を開催していた横山ゆきえさんの工房にも寄りこみました。
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出迎えてくれたのは、コタケと ウメちゃん
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個展が終わったばかりなので、工房の中は落ち着いた感じでしたが 本焼き前のどんぶりを発見。
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土物とは違う、磁器独特の色合い。終わったばかりなのに また横山さんの磁器に触れたくなりました。
 
また宜しくお願いします。
 
 
会期中も、毎日ニコニコと笑顔をいっぱい見せてくれた横山さん。でも、岡山の地で見せてくれた笑顔は、全く別物でした。
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翌朝は、いい天気。
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一路さいたまに向けて出発。
 
 
途中から天気が悪くなってきてしまいましたが、この旅の最後は 八ヶ岳にある田原良作さんの良工房
前回訪れた時には更地だった場所に 素敵な展示スペースが出来ていました。
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奥に見えるのが新しい展示スペース。
 
 
まずは、今までの展示スペースで、田原さんのお話を聞きながら 作品を見せてもらいました。
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すぐ横には工房もあります。が、今回はあまり時間もなかったので 過去の写真でお許し下さい。
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天井近くには、田原さんのノミ入れを待つ材料が、保存されていました。高い場所で保存することによって、同時に乾燥もしているそうです。
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オイル仕上げ専用のお部屋もありました。
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って、過去のお話はこの辺で お終いにして、新しい展示スペースの中を ご紹介します。
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中には暖炉もあって 雰囲気もイイんです。なにより、田原さんの彫刻家具が所狭しと並び、思わずナデナデ。「きもちいい」
2階には、製作の説明が出来るように半分だけ ノミを入れた椅子もありました。
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そして田原さんの昔のスケッチも展示してあります。
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「新しい素材と出会い、また新しい挑戦が出来る」
「まだまだやりたい事、作りたいモノがいっぱいあるんだ」
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現在72歳の田原さん。
こんなにも かっこいい笑顔で まっすぐな目で
 
すごい。
 
 
またお会いできる日と、新しく誕生する彫刻家具を 本当に楽しみにしています。
 
 
 
再度、高速道路に乗り、あとは無事に帰るだけ。
と思っていたら、渋滞です。渋滞を越えるのに3時間以上かかるとの表示、同じだけ時間がかかるなら「真っ赤なテールランプを3時間も見たくない」と 大月で高速を降り、松姫峠を越えて 小菅村に入り、奥多摩湖を通って帰ってきました。
暗くなる前に、大月と小菅村の境で、イイもん見れました。
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