ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

荒川尚也 ガラス展 -灯- 終了しました。

2017年10月29日 20時04分41秒 | ギャラリー樟楠
荒川尚也 ガラス展 -灯-
終了いたしました。
 
会期中は悪天候が続きましたが、連日、本当に多くの皆様にご来店いただき、心より感謝いたします。
ありがとうございます。
最終日も大粒の雨が続く中、オープンから閉店まで、お客様が途切れることがなく、うれしいエンディングとなりました。
 
会期中に投稿しようと思っていたのに、投稿できなかった写真、自分なりに荒川さんの仕事を紹介したいと思っていた写真です。


 
四葉のクローバーのように重なり合った4本のステムからカップ部まで繋がる気泡。そして口縁に広がるクラック(ヒビ割れ模様)が入った「高杯 花」。通常、ガラスは、割れや歪みが出ないように一定の温度を保ちながら、ゆっくりと冷却させていきます。縁ある割れや、そこから広がるヒビ模様は、成形後に急冷させてワザと割れをだし、再び熱を加えて角を丸めてあります。割れやヒビは作家の意思で広がる訳ではありませんが、弱点の部分を技法として用いるなんて、さすが荒川さんです。
 
 


ウイスキー用のテイスティンググラス。
シンプルに仕上げてありますが、グラスの内側に幾重にも線が彫られていて、グラス越しの景色を揺らめかせてくれます。
もう20年以上前でしょうか、先日も開催された、千葉のニッケルトンプラザの工房からの風に荒川さんが出展されていた時、古い歪んだガラス窓を何枚も連ねて円を作り、その中に作品を1点飾ってゆらゆらガラス越しに見せる展示がありました。そのテーマをちいさなグラスに閉じ込めてあるのです。
 
 


今回の展示タイトル-灯-にあるように、スタンドやペンダントの灯りが多く出品されていました。スタンドは、金属でできています。以前、京都の工房を訪ねた時に聞いたように記憶しているのですが「ガラスの作品が変化をするときは壊れる時。
経年変化の乏しい素材です。鉄などの金属は、錆が出たり、色が変わったり、朽ちていくことにとても魅力がある」と。その異なる性質をひとつにすることが、荒川さんの灯りの中にあるのです。
 
 


今日も長々と書いてしまいました。
展示も終了してしまいました。
また2年後に展示してもらいたいと思っていますが、その前に、どこかで荒川さんのガラスに出会ったら、思い出してほしい荒川さんのもの作りへのこだわりです。
 
 
 
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荒川尚也さんの平鉢に見る手仕事の跡。

2017年10月28日 19時09分22秒 | ギャラリー樟楠
荒川尚也さんの平鉢。



特徴的な気泡は、うつわの中央に配され、リムはクリアーに仕上げられています。
シンプルで大きな平鉢に光を当てると、複雑な影が生まれます。



これは、クリアーな部分に平棒のようなものを押し当てて線がつけられているからです。



手間のかかる仕事ですが、見えるか見えないかのこの線が、全体の印象を大きく変え、驚きを与え、手触りの喜びに繋がっているのです。
あらためて、荒川さんのもの作りへの姿勢が好きになります。


 
明日、最終日です。
雨が予想されますが、見てほしいし、感じてほしいです。
 
 
-灯-
荒川尚也 ガラス展
2017.10/14(土)-10/29(日)
11:00 ~18:00 火・水定休
 
ギャラリー樟楠
さいたま市大宮区北袋町1‐147
048-641-9156
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あるぴいの銀花・樟楠 ギャラリーからのおたよりです。2017.10.26(BCC送信)

2017年10月27日 18時05分32秒 | マダムとし子から



あるぴいの銀花・樟楠 ギャラリーからのおたよりです。2017.10.26
 
不注意で金屏風を運んでいて躓きました。
左手首を着いて全体を支えてしまい骨折しました。
初体験。
手術をして、三角巾もはずれていますが、まだ腫れていて動かすと、ちょっと痛いです。
お店に出ていると、お客様の目線は手許へ。「どうしたの?」と声がかかります。
ご心配かけました。
やさしい言葉をありがとうございました。
左手の大切なこと、手首の仕事のこと、
あらためて、どこもここも遊んでいない身体の仕組みに感激しています。

雨の多い毎日、青空の素敵なこと、待ち遠しい晴です。
思いがけない大雨で被害にあった皆様、頑張ってください。
自然の大きな力には、抗うことはむずかしいでし。
 
2017年ももう11月。そして12月もすぐそこ。
ギャラリー樟楠は、大好きな仁城さんの木のうつわ。日本の伝統、漆です。
毎日の生活に潤いがうまれます。
そして、また笠間と益子の作家さんたち。酒器や冬の器たち展と続きます。
銀花ギャラリーは、イラストレーター丸山ゆきさんの絵画展。
12月は悦郎展。普段からアルピーノ村は、悦郎先生の絵に囲まれ、励まされ、癒されています。
レストランのパントリー通路の壁面、毎年のクリスマスメニューカバーは、私たちを見てくれています。
先生の絵、欲しいけど、先生はもう書いてはくださらないと思っていらっしゃる方へ
高橋さんから思いがけないご提案。
銀花ギャラリーも「つなぐ」お手伝いです。ぜひ会場でお会いしましょう。
 
阪 とし子



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悦郎先生が大好きな あなたへつなぐ 鈴木悦郎展 開催のお知らせ

2017年10月27日 16時07分02秒 | 鈴木悦郎



悦郎先生が大好きな
あなたへつなぐ
鈴木悦郎展

2017.12/1(金)- 12/11
11:00-18:00(最終日16時まで)火・水休み

 
誰の心にも悦郎先生の笑顔があります。
多くのファンに愛された先生と作品たち。
「私たちも歳をとりました。
本当に大切な絵だからこそ 悦郎先生を愛する方々へ託したい」
作品にも人柄にも 魅せられて、長い間 コレクションされていた
高橋みさ子さんご夫妻の思いが かたちとなった展示
そして販売となります。
 
 
あるぴいの銀花ギャラリー
さいたま市大宮区北袋町1-130-9
048-647-2856
 
 
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丸山ゆき 絵画展 開催のお知らせ

2017年10月27日 16時00分23秒 | あるぴいの銀花ギャラ...
 


under the leaves
丸山ゆき 絵画展

2017. 11/10(金)- 11/26(日)
11:00-18:00(最終日16時まで)火・水休み
作家在廊日11/10・17(15:00~)・26
作家サイト Clay Pastel
 
生み出す仕事、イラストレーター。
丸山ゆきさんの絵、イラストからは、季節の風、空気、静かな思い、
そして穏やかな感情の起伏……までもが伝わってくる。
それはあくまでも優しく、枯葉が肩に落ちて季節を感じるような、
さりげない心地よさで。
今回はCDジャケットとブックレットなどイラストの仕事をメインに展示。
素敵なご縁でピアニストの山本実樹子さんのミニコンサートも開催されます。
あたたかな時間をぜひお楽しみくださいね。(木村昭子)

丸山ゆきCDジャケット画制作
ピアニスト山本実樹子サイト PTNA 
ほんわかトーク&ピアノミニコンサート(30分程)
① 11/10 16:00~
② 11/26 14:00~
 
 
あるぴいの銀花ギャラリー
さいたま市大宮区北袋町1-130-9
048-647-2856


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笠間益子craft&create  酒の器と冬の器 開催のおしらせ

2017年10月27日 14時07分50秒 | ギャラリー樟楠

 
 
 
 -酒の器と冬の器-
 お酒を呑むのに大げさな準備は必要ない
 ただ、少しでも美味しく呑もうという気持ちがあるのなら
 旨い肴をちょっと用意したりする
 さらに美味しく呑もうとするならば
 やはり器を選ぶことが良いと思う
 お酒を楽しむためにこの器に注ぐ
 この器を愉しみたいがために酒を注ぐ
 お酒を呑むのにたいした理由は必要ない
 
 

 
 あを(益子)11/23在廊
 
 
 
 近藤康弘(益子)12/3在廊
 
 
 
 西丸太郎(益子)11/25・26在廊
 
 
 
 竹下鹿丸(益子)12/3在廊
 
 
 
 若菜綾子(益子)11/23在廊
 
 
 
 小林哲生(笠間)在廊日は決まり次第お知らせいたします
 
 
 
 町田 幸(笠間) 11/23在廊
 
 
 
 樽見 浩(笠間所縁:山形県南陽市)
 
 
 笠間益子craft&create
 酒の器と冬の器
 2017.11/23(木・祝)~12/10(日)
 11:00 ~18:00(最終日16時まで)火・水定休
 
 

 酒房 雨の器@雨海商店
 初日(11/23)15:00から益子や笠間の地酒を用意して
 ぐい吞みの試し飲みと 徳利や片口の試し注ぎができます

 

 ぐい吞みは、手馴染みだけでなく、口当たりも試したい。
 酒注ぎは、水切れや注ぎ心地も知りたい。
 そんな方たちへのお試し会です。

 ・ぐい吞みは 一度に2点までお試しいただけます
 ・片口は1点ずつお試しください
 ・地酒は一杯100円~200円を頂戴いたします 小銭を握りしめてご参加ください
 ・お酒の呑めない方やお車でお越しの方は お水で対応いたします

 
 

 ギャラリー樟楠
 さいたま市大宮区北袋町1‐147
 048-641-9156
 
 

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石川真理さん 10/28(土)も在廊してくれます

2017年10月26日 19時26分49秒 | あるぴいの銀花ギャラ...



本日も追加作品を届けてくれた石川真理さん。
いよいよ、展示も週末までとなりました。
 
こんな間際になって、謝らなくてはいけないことが判明しました。
それは、在廊情報の間違いです。
 
事前にお知らせしていた在廊日のほかに10/28(土)も石川さんは在廊してくれます。
記入漏れがあり、大変申し訳ありません。
 
 
またしても天候が不安な週末になってしまいそうですが、
ぜひ、石川真理さんに、うつわに会いに来てください。
 
 
石川真理
暮らしの中の器展 -2017-
10/14(土)-10/29(月・祝)
11:00-18:00(最終日16時まで)火・水休み
作家在廊日10/28・29
 
 
あるぴいの銀花ギャラリー
さいたま市大宮区北袋町1-130-9

 
 
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木のうつわ 仁城義勝 仁城逸景 展示のお知らせ

2017年10月26日 18時56分03秒 | ギャラリー樟楠
次回展示のお知らせです。

木のうつわ
仁城義勝 仁城逸景
 

 
六月、轆轤の音が鳴り響く工房で、逸景さんの木地仕事にふれる。



削っては触り、また削る。サイズやフォルムは手が憶えているのだ。
 
 


八月、ラジオの音の隙間から僅かに聞こえる刷毛の音、義勝さんの塗りの仕事に魅入る。


 
 
それは伝統的な塗りではなく、木のうつわを永く、気兼ねなく使ってもらうための漆。
仁城さん達は、それぞれが木地の仕事と塗りの仕事に携わり、農作業と同じように一年をかけて仕上げる。
季節を追いかけ、気候に悩む仕事。
「木の命をを無駄にしたくない」とうつわとして用を担うことのできるものは全て仕上げる。
それは、多少クセのあるうつわも生まれるということ。
個人的にはそんな、うつわとの出会いは大歓迎である。
以前にお求めの方で、修理や塗り直しを希望の方は、会期中にお持ちください。
来年の秋に届きます。
 
 
木のうつわ
仁城義勝 仁城逸景
2017.11/3 (金) - 11/19 (日)
11:00 -18:00(最終日16時まで)火・水 休み
仁城義勝 11/5・6 在廊
仁城逸景 11/11・12 在廊
 

ギャラリー樟楠
さいたま市大宮区北袋町1‐147
048-641-9156
 
 
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透明度を活かした塊は、おもわず指で触れたくなるのです。

2017年10月23日 21時39分01秒 | ギャラリー樟楠
荒川尚也さんのガラス作品は、宙吹きガラス(ホットワーク)だけでなく、型を使ったキャストガラス(キルンワーク)もあります。
工房で再精製をして、不純物を取り除いたガラスは、透明度も高く、強い。
その透明度を活かした塊は、おもわず指で触れたくなるのです。



型は取り外す時に、壊してしまうので、同じようなサイズの作品でも、それぞれに違いがあります。
たまに、気泡が入っているものもあって、それが塊の中にポツンと漂っていると不思議な感覚に包まれます。
あ~みんなでポワ~ンと眺めたいな。

器としても、アクセサリーピローとしても、皆様のアイデアでお好きなように。


 
明日と明後日(10/24・25)はお休みをいただきます。
DM発送の準備もあって、店内にいる時間もありますので、展示をご覧になりたい方は、ご連絡ください。
メッセージでも大丈夫ですが、電話が早いかな?


-灯-
荒川尚也 ガラス展
2017.10/14(土)-10/29(日)
11:00 ~18:00 火・水定休
 
 
ギャラリー樟楠
さいたま市大宮区北袋町1‐147
048-641-9156
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荒川尚也さんの工房(ご自宅)で出会ったガラスの破片

2017年10月22日 19時20分45秒 | ギャラリー樟楠
ギャラリー樟楠で開催している、荒川尚也さんのガラス展。
 
荒川さんは、初日に在廊予定でしたが、急遽 都合がつかなくなり
会期中の在廊が難しくなってしまいました。
 
会いたいと思っていた皆さま、申し訳ありません。
 
代わりと言っては何ですが、6月に京都の工房へ伺った時のお写真を
 


京都の山を照らす朝日の中で奥様と一緒に。
明日は、台風一過でこんな陽射しになってほしいですね。
 
 
今回の展示でも紹介しているホウ珪酸ガラスを使った耐熱のうつわで、美味しいお茶もいただきました。
 

 
ご自宅の一角には、荒川さんの宝物置き場のように、ガラス作品と共に経年変化をする金属が置いてあります。
その中で見つけた、ガラスの破片。
とても美しかった。


 
 
-灯-
荒川尚也 ガラス展
 
2017.10/14(土)-10/29(日)
11:00 ~18:00 火・水定休
 
 
ギャラリー樟楠
さいたま市大宮区北袋町1‐147
048-641-9156
 
 
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