
L’arche de Takako
平野貴子 作品展
スタートしています。
7年ぶり3回目の展示となりますが、
毎回印象深い作品が多く、
もっと回を重ねているような錯覚を覚えます。


これまでの銅版画に加えて、
進化を止めない平野さん。
久々の帰国で、真っ先に向かったのは高知県。

自身の版画作品にも登場する
「雁皮刷り」、その雁皮を作る現場に
飛び込み、貴重な時間を目一杯使って住み込み研修をして,展示直前に埼玉に戻ってきました。
良いと思うもの,興味深いものはやってみる。今回並んだ作品からも、
それは伺えます。
輪郭だけを版画で作り、
9割手彩色の、「Antiqueおもちゃシリーズ」は、海外のおもちゃを題材にしながら,懐かしさを感じます。
リトグラフ「生命の樹」は、
初めて刷り師の方と作った
7色刷りの大作です。
また、石や,アルミを使うリトグラフですが、
日本ならではの「木」を使う「モク(木)リト(グラフ)」は、平野さんの柔らかな雰囲気と相まって、
とても温かみのある作品となっています。



そして、銀花ギャラリー初出展の立体作品、「楽焼」の動物たち。
こちらは可愛らしい外観とともに,
貫入で入り込んだ紋様が、antiqueな雰囲気で,金属や石を使った作品などと共に観る人を魅了しています。


在廊日、帰国に合わせて会いに来る方々も近隣から,遠方から、
本当にたくさんのお客様で賑わいます。
人との繋がりを大切にされ、それを日本にいる時間、存分に楽しんでいるのがわかります。
後半、土、日に平野さん在廊されます。
ぜひ、作品と平野さんに会いにいらしてくださいね。

3月15日(土)〜3月30日(日)
11:00〜17:00(最終日15:00)
月.火定休
作家在廊日
3/22、23、29、30
銀花ギャラリー