信濃の工房から
滝沢都さんのストール・マフラー
滝沢さんの布は、手紡ぎ手織りの植物染めで、ストールに使われている和綿(国産オーガニックコットン)と亜麻(リネン)は、自家栽培されています。
国産の亜麻は、長野県と北海道でわずかに栽培されている貴重な糸なんです。
マフラーに使用している羊毛は、オーストラリアやイギリスの原毛を仕入れ、洗い、ほぐし、糸車で紡いでいます。
色は、ナチュラルカラーか、工房周辺の野山で採取した植物染めです。
植物染めの藍は自家栽培し蒅(すくも)に加工し藍建てして染めます。
淡い紫色のマフラーは、ウメノキゴケという地衣類(コケではなく、菌類と藻類からなる共生体)をアンモニア発酵して染める珍しい染色方法です
他にも、赤麻やセイタカアワダチソウ(黄色のマフラー)なども使用されています。
オンライン展示では、各アイテム毎に画像の最後に素材や染料も分かるようにしてあります。
と、原料ばかりの説明になってしまいましたが、素材を愛しながら優しく丁寧に織られたストールとマフラーです。
でも、気後れすることなく、気軽に触れて、襟元へ当ててみてくださいね。
今回、ギャラリーには見本として、経糸も緯糸も亜麻だけの手紡ぎ手織りストールも展示しています。
手に触れると、しっとりと柔らかく、艶のある国産リネンの布もお楽しみください。
ギャラリー・オンライン共に
12月5日(日)16時までのご紹介となります。
https://alpinoginka.thebase.in/categories/3978339
リンク:滝沢都さんのオンライン展示
ギャラリー樟楠