慈しむうつわ 岡田崇人
益子町に工房を持つ岡田さん。
身近にある豊かな自然から、草花をモチーフにした うつわつくりをされています。
和でも洋でも、中華でさえも分け隔てなく活躍してくれるモダンな柄ですが、岡田さんは伝統技法を用いて表現されています。
草花や雫のような柄は、掻き落とし。
轆轤で成形したうつわに化粧土や色をのせ、柄が浮き出るように周りを削り落とし(これが掻き落とし技法)透明釉を施して焼き上げます。
細やかな波のような模様は、象嵌。
うつわの表面に模様を彫り込み、色化粧をかけ、乾燥後に全体を削ると、彫った部分にだけ、色化粧が残ります。
どちらの技法も うつわに凹凸のあるテクスチャ―が生まれ、見た目だけなく、手触りも楽しめるうつわになるのです。
師、島岡達三氏(重要無形文化財保持者:人間国宝)の教えを受け継ぎながら、自らの世界観を表現されています。
5寸から8寸のプレートやリム付きの浅鉢、抹茶も点てられそうな鉢物、マグカップ、湯呑(残り2点)などが出展されました。
マグカップの持ち手には、親指の受けがあるタイプと無いタイプがあります。手に馴染む方をお選びください。
刷毛目に線彫りのプレートも登場しています。
笠間益子-craft&create-+Plus
慈しむうつわ
~12/29(日)年内休みなし
11:00 ~18:00(最終日16:00)
笠間:稲吉善光・砂山ちひろ・数納賢一
益子:岩見晋介・岡田崇人・近藤康弘
+plus:滋賀/田中敬史・大阪/南公二
coordinate:雨海商店
バイサオウ日本茶喫茶
~26日(木・好評につき一日延長)
11:00~18:00(26日17:00迄)
ケーキ持込み歓迎中
ギャラリー樟楠
さいたま市大宮区北袋町1-147
048-641-9156