２年で２か所も辞めてしまうって…

介護畑では一か所に留まらず、転々とする人が居る。
一方で、
一か所でじっくり働ける人も居る。
人間関係が出来たから辞めないと言う人。
どこの職場に行っても変わらないからと言う人。
働いているのだから我慢しなくちゃいけないところもいっぱいあるはず。

引き継ぎの話の途中で
「せっかくむちゃくちゃの仕事を引き継いで、整理整頓して
　さぁ～これからって時になにも辞めなくても、もうちょっとやってみたら？」
と、言われた。

確かに、ごもっとも。

２か月経ったから書類不備ならまだしも、
仕事の内容までむちゃくちゃなのに気が付いた。
なんとか正常化しようと苦肉の策を展開しはじめたら
それを容認してきた会社の土壌が『ひとりの暴走』と極めつけた。

「話し合いが足らなかったんでは？」

まったく、ごもっとも。

介護保険を知ろうともしない経営者と
今まで不正をまぁまぁこのくらいとやってきたヘルパーサービス提供責任者と
説得したり、妥協案を提示したり、
挙句に「今までは間違ってました」と利用者に頭を下げて分かってもらったり。
ここが一番ネック。介護保険は自立援助と知っている高齢者はいるだろうか？
思っただけで憂鬱になった。それが１件だけじゃなかったしね。


『クラッシャー上司』
（ささいな失敗をとらえ、ねちねち責める。怒鳴る。暴言を吐く。ときには何を言っても答えず、無視することもある。バカにしたような表情は、まるで相手が萎縮しているのを楽しんでいるよう。部下を鬱にする上司。）
↑
私の入社と同時にいきなりケアマネの責任者になった彼女は
この素質が十分だった。
『無視』と『バカにしたような表情』は年中浴びていた。
この人に何か相談して解決しようと言う気が起こらなかった。
おだててすがれば居心地はよかったかもね。わかってても私は出来ない性分。

わずか２年で退職２か所目と言う私。
どこか欠陥があるんじゃなかろうか？
どうもガマンが足らないのかも？


有料老人ホームの１室が居宅介護支援事務所。
今日、仕事を終えて廊下へ出たら入居者に大きな声でヘルパーが答えていた。

『おむつをしているんだから大丈夫。そのままして下さい。わかった？』

人員不足がこう言うことを当たり前にしている。
儲けては他所へもうひとつ、もうひとつと施設を増やしていくことだけで
施設の充実や入居者のほんとうの幸せを考えてはいない経営者なのだ。

いずれにしても長くは続かなかったかもしれない。
社会不適合は息子と私も同じらしい。

法令遵守プランにどう是正してゆくのか
いつも頭がいっぱいだったのがウソのよう。

辞めようと決めて、後は野となれ山となれ。
血圧も落ち着いてきた。

老人施設相談員と入所者家族の殺傷事件

山口の夫婦殺傷、７１歳容疑者遺体を山中で発見…自殺か(読売新聞) - goo ニュース

どうも母親を入所させていた施設の相談員とヘルパー夫婦に対応などへの恨みを持った事件らしい。このあたりの因果関係については犯人が死んでしまったので闇の中かも。

入所させたら人質を取られているようで言いたいことも言えないのが家族。
相談員の名目の人は時折、福祉の人からは程遠い人を見受ける。

現場人間には資格が必要な様に、
相談員や経営者にも何かしら資格を課す必要があるように思う。

殺そうというほどの憎しみがわくまでに、いったい何があったのか？
もう知ることはできないのか？