海・息子と歩いた辿道から

お天気が良いからフェトンチッドを浴びに出かけたくなった。

声をかけたらめずらしく息子が付いてきた。
今、極度の緊張の中に居る。
次から次に届く通信制予備校の資料にビビっている。
受験には新聞を読むことも大事と言われたらしくて
新聞を読むことにまで緊張すると言う。
ずっと貧乏ふすりが止まらない。
よく付いてくる気になったと思う。

瀬戸内海の小さな小さな半島の尾根伝いを歩いた。
木々の間から両サイドに海が広がって
雑木林を行くより閉塞感がないところがお気に入りの道程。
辿道にはところどころに落ち椿が見つかった。

鬱々が少しでも晴れてくれただろうか？
カウンセリングより
心地よい汗とフェトンチッドや海のきらめきに効果ありと思いたい。

ふと数年前に詠んだ五行歌など思い出した。


　　運命の
　　縦糸も
　　横糸も
　　透明な光線
　　広がる海の前では

いっつも忘れそうになる集中減算の書類締切日

正当な理由なく、
おんなじ訪問介護とデイサービスと福祉用具貸与の業者を９０％以上使ってる
ケアマネの事務所は介護報酬を１件に対して２０００円削るわよという
『集中減算』が私がケアマネになった平成１８年の４月に施行。
初回が９月だった。

その書類は損する自分たちの手で作成して提出することになっている。
期日は年に２回。９月１５日と３月１５日と決まっている。

前の会社では２度ばかりケアマネ責任者に『忘れてまっせ』とお声かけした。
いわば１回目は気合を入れて作成したけど２回目も３回目もお忘れだった。

今のところも間違いなく自分ちのヘルパーしか使っていないので
減算まちがいなしだろうに
ケアマネ責任者はホワイトデーの話はしても集中減算の『しゅ』の字も言わない。
この人、意地は悪いし、面倒見も悪かったし、私、もうすぐ辞めるんだし、
『やらなくていいのかな？』と数日前から気づいていたけど言ってやらなかった。
まぁ、前日だし意地悪もこの辺にしておいて
『もう集中減算すんだんでしょ？』と
さりげなくおはようの後、言ってさしあげたら
真っ青になって役所へ電話をかけていた。
日付が１５日までなら書類は２、３日遅れても良いと返事をもらって
事務員さんにやってもらいはじめた。

どうしてこうも忘れるケアマネ責任者のところで
しかも集中減算を喰らうような自社ブランドおすすめケアマネ事務所を
選んで就職してしまうんだろう？

併設居宅は連絡のパイプが密で良いところもあるけれど

『減算でいいから自社を使え』
と前のところも今のところも経営陣は言う。
ケアマネが自分ちを使うプランをあげてくれればファミリー御安泰。
儲けは大事だけど、なんだかなぁ～

もしまたケアマネしたくなったら、集中減算のないとこにしよっと。
そう都合よく求職の方があるとも思えないけど。

そう言えば
事務員さんからは『ありがとう』を聞いたけど
ケアマネ責任者からは聞かなかったなぁ～帰るまで。
最後まであなたはそう言う人でしたね。