引き継ぎ２日目でようやく真っ青

すこしはキーボードが叩けないと最近は何の仕事でも
ヤバい時代になってきている。
中高年は出来ない人は出来ない。
これは多少の年齢差異にどうも関係ない感じ。

私の後任が現任の仕事を引き継ぐ人はPCは苦手との申し出があったそうだ。
まぁ～苦手っていっても多少は触っているだろうと思ったら、
スイッチの入れ方から知らない。ダブルクリックが出来ないと
ワタシとの引き継ぎ最中にため息をおつきあそばした。
こっちの引き継ぎに身が入らないワケよね。

彼女と引き継ぎをしつつ利用票配りをしている。
はじめて私がおんなじ書類を２つ持っていて、
ひとつに印をもらって持ち帰り、利用者にひとつ渡していることに気がついて
聞いてきた。

そうよね。
こう言う私にとっては極めて、
毎月の当たり前のことすら知らない新人なんだと
介護業界に長く居たって年上で人生の先輩だって
ケアマネの新人に変わりない。
後、１０日を切ってまだ利用者宅を半分も回ってなくて
仕事の方はどうやって教える？

ようやく事態の深刻さに気がついて、後任の顔が青ざめてきた。

帰り際にさらに
もう１軒有料老人ホームを隣の県まで出張って作るプロジェクトのために
不在がちな事務長が帰ってきているのに出会った。

　「おひさしぶりです。」

　「引き継ぎは順調ですか？」

　「利用者へ紹介が済んで帰社したら自分の方の引き継ぎに行かれるんで
　　その程度です。
　　そう言えばダブルクリックができない人へ引き継ぎと言われてましたよ。

　　○○さんはケアマネのダブルクリックができませんが。
　　おつかれさまでした。みかん去ります。」

捨てゼリフを吐いてしまった。
後は知るか！

有料老人ホームは交代で働くパートヘルパーが３０人近く。
これを束ねていた人がたまたまケアマネ資格を取ったので
ワタシの後任に持ってきた。
そしてその穴は今まで全容すらしらないパートのヘルパーだった人に回した。

こういう人事したのは事務長、あんたでしょ。
ひとつの施設がきちんと回っていないのに、数増やしたってどうしようもない。
デカイ使い道のないガラガラビルがそびえ立ついという某国都市が思い浮かんだ。

社長ドノや社長のムスコの事務長には
高い入居金払ったことで安心している家族や
介護の仕事に夢持って就職してきた人にハリボテ見せてるって意識もないから
ジャカスカ増やして、○○会社で日本中制覇の夢が見れるんだろうな？
きっと。